第二十二話:誠の剣と、黄金の盾(京都・誠の風編②)
【新たなる敵!キャラクター詳細設定】
◆ 石田 三成
キャラ: 『豊臣メガバンクの冷酷なる最高財務責任者(CFO)』風。
すべてを金と数字で支配しようとする、豊臣の頭脳にしてエリート中のエリート。計算外の行動をとる時代遅れの侍や、人情を徹底的に見下している。
愛機(武器): 『絡繰・絶対算盤』。宙に浮く巨大な黄金の算盤。弾き出した数字を実体化させ、重圧やミサイルとして雨あられと降り注がせる。
口癖: 「不良債権は処理します」「計算が合いませんね」「野蛮なチャンバラは終わりです」。
突如として京都・鴨川に現れた、幕末の志士「新撰組」。
時空の歪みによって現代の大坂(豊臣メガバンクの支配下)に迷い込んだ彼らは、黄金のオーラを放つ神堂宗次郎たちを「豊臣の犬(幕府の敵)」と勘違いしていた。
「問答無用! 誠の刃、その身で味わえェッ!」
土方歳三が、青白い雷光をまとった愛刀『兼定』を上段から振り下ろす。目にも止まらぬ、風のような一撃だ。
ガキィィィィィンッ!!
宗次郎は、間一髪で『真・玄武』の光の盾を展開した。しかし、土方の尋常ではない踏み込みの鋭さに、宗次郎の足が石畳をズザザッと滑る。
「……速い。そして、なんという鋭い太刀筋ですか」
「ほう、俺の全力の一撃を防ぐか。だが、これならどうだ! 総司!」
「はいはい、お任せを」
土方の声に応え、天才剣士・沖田総司がふわりと宙を舞う。
「一瞬で終わりますよ。……『無明・三段突き』!」
ヒュンッ!
沖田の姿が三つの残像に分かれたかと思うと、同時に三方向から桜色の闘気が宗次郎の急所を狙い撃つ。
「ひぃぃっ!? 兄貴が串刺しにされちゃうっす!!」
タナカが絶叫する。
「……ふぅっ!!」
宗次郎は、直前に食べた『八ツ橋』のカロリーで高めた黄金の闘気を全開にし、盾の範囲を球状に広げて、ギリギリのところで三段突きを弾き返した。
「局長! こいつら、ただの浪士じゃありませんぜ!」
「うむ……悪の気配は感じないが、底知れぬ力を持っているな」
近藤勇が、金色の闘気を放ちながらジリジリと間合いを詰める。
両者が再び激突しようとした、その時だった。
「――野蛮なチャンバラはそこまでにしていただきましょうか。我が豊臣の美しい京都支店が汚れます」
上空から、氷のように冷たい声が響いた。
見上げると、宙に浮く巨大な金色の算盤に乗り、高級なスーツに身を包んだ男が見下ろしていた。豊臣メガバンクの最高財務責任者、石田三成である。
「お前は……豊臣の幹部ですか」
宗次郎が睨みつける。
「いかにも。時空の歪みを検知して来てみれば……時代遅れの侍崩れと、目障りな夜叉どもが揃い踏みとは。ちょうどいい、ここでまとめて『不良債権』として処理して差し上げましょう」
三成が指を鳴らすと、巨大算盤の珠が輝き、無数の「金の延べ棒型のミサイル」が、新撰組と宗次郎たちに向かって降り注いだ。
「なんだと!? 卑怯な真似を……ッ!」
近藤が刀を構えるが、ミサイルの数はあまりにも多すぎる。
「……皆さん、私の後ろへ!!」
宗次郎が前に飛び出し、ありったけの黄金のオーラで巨大な盾を作り上げ、新撰組の頭上に降り注ぐミサイルをすべて受け止めた。
ドゴゴゴゴォォォォォンッ!!
凄まじい爆発が起こるが、宗次郎の背中に守られた新撰組のメンバーは無傷だった。
「……なぜ、俺たちを庇った?」
土方が驚きと共に問う。
「……美味しいお茶の時間を邪魔する輩は、許せませんから。それに、あなた方の背中からは『誰かを守ろうとする強い意志(誠)』を感じます。敵ではありませんね」
宗次郎が、振り返ってポカポカと笑った。
その笑顔を見た瞬間、近藤、土方、沖田の三人は、宗次郎の中に自分たちと同じ「確固たる信念」を見た。
「……ふっ。どうやら、俺たちの早とちりだったようだな」
土方が兼定を下ろし、ニヤリと笑う。
「ええ。昨日の敵は今日の友、ってやつですね。局長、ここは一つ、あの嫌味な算盤野郎を一緒に片付けちゃいましょうか」
沖田が楽しそうに刀を肩に担ぐ。
「承知した!! 行くぞ、神堂宗次郎殿! 誠の刃と黄金の盾、いざ共闘だ!!」
近藤勇の号令と共に、現代の異端児と幕末の英雄たちが、最強の布陣で並び立った!




