生徒会勧誘 画像有
加護持ち同士は、惹かれ合う
--グラブ--
クラスメイト達が学園が休みの2日間を利用してイーリス家にバイト初日としてやってきたものの姉貴から急いで仕事をする必要はないから好きに過ごせと自由時間となった。
その時間を利用して、イーリス家内の重要施設を案内し、余った時間で俺の髪を弄ることになった。
それから俺は、毎朝の身支度で髪を櫛で梳くという行動が1つ追加されることになった。
まだまだ忘れそうになるけど、親父が同じように毎朝櫛で髪を梳いていたことを思い出して、ちょっとだけ嬉しく感じた。
それと同時にメルとマム3人でお揃いの髪紐だが、こうして髪が割とサラサラになったことでそれを使って纏めておかないと地味に鬱陶しいことが判明し、逆にないとめんどくさいということが分かった結果、偶然とはいえ髪紐の存在が地味に重要になった。(結果オーライ)
そんな感じで、残りの休みの日はクラスメイト達はイーリス家内で各地を見学して回り、軽く挨拶したり気になった場所の見学をさせてもらったりして各自が次回からお世話になる場所への挨拶周りがなんだかんだで完了した。
そんな感じで休みの日は終わり、学園へいつも通り通い、学園長や先生たちに髪型を変えたことに関して良いねと言ってもらってくすぐったい気持ちになったりしつつ、各自勉強したり教え合ったりして昼休みに昼食を全員でグラウンド傍の木陰で過ごす。
もはや、入学初日からずっと続く暗黙の了解となってるから、各自持ち運び出来るものを昼食として準備するのは当たり前になりつつあった。
で
「と言うわけで、ぜひ生徒会に入って欲しいんだ。」
全員「・・・」
何が起きてるかと言うと、一言でいうと生徒会がノアとイブを勧誘しにやってきた。
・・だが
「あの、申し訳ないっすけどその当の本人たち一切先輩方の話聞いてないっす。」
生徒会「え?」
え?って言われてもさ・・さっきから、完全に視線は斜め上の変な形をした雲を眺めながらヒナさん作のボリュームたっぷりなお総菜パンの3種類目(卵)をモグモグしてるし。
全員「あぁ・・」
クラスメイトはそれなりに入学してからそれなりに付き合うことになったからある程度この2人の性格を把握してるから、こいつらが視線を背けてるときは完全に話を聞いてないときだとわかってる。
「後、こいつらの食事中に下手に割り込むと、どこからともなく鎖が縛り上げに来るっすよ。」
こいつらにとって、食事(しかもヒナさん作)は、どんなことよりも重要視される大事なことだから割と逆鱗扱いだったりする。
そして、それ関連で一応注意しておくが鼻で笑われた。
「はっ、そんな馬鹿なことが。」
と笑ってるが、どこからともなくじゃらりじゃらりと音がし始める。
全員「・・・」
そして、その音は徐々に高くなっていく。
で、マムが見つけた。
「あ、確かに校門の方から鎖が徐々に速度を上げてこっちに来てる。」
「あれは・・・ヒナさんの?」
「漆黒の鎖と言えばヒナさんで間違いないでしょう。・・あの方の、ノアさんとイブさんに対する感知能力の高さは正直謎です。」
そして、この国に滞在してる奴なら漆黒の鎖がやってくることがどういうことか大抵のやつは知っている。
そして・・それが、問答無用で縛り上げて全身の骨を砕く恐怖の鎖だということも。
で、全力で顔を青ざめる生徒会の先輩たち。
「わかってる!わかってるとも!食事が終わった後で良いから話を聞いて欲しいと頼みに来たんだ!!」
すると、縛り上げる寸前で鎖はピタリと止まった。
だが、引かずにそのまま停止するだけで戻って行かない。
どうやら、話が終わるまで信用出来ないらしいが・・・ヒナさん、どこからどうやればこんだけ鎖を伸ばした挙句、ノアとイブに対する過保護ってか、盗聴してるのかと言いたくなるくらいタイミングよくやってきた挙句、反応出来るんだ?
実際、盗聴器も何も仕込まれてないのはノアとイブが確認というか察知済みだからガチで謎で、姉貴もうまく解明出来ないらしく頭を抱えている。(ヒナさんドヤ顔で愛と根性とのこと)
溜息を吐きながら、ある程度こいつらの考えてることは察することが出来るから妥協案を告げる。
「一応、こいつらの意見はわかってるつもりですし、俺、こいつらの近衛なんで代理でよければ俺が話聞くっすよ。YesかNoくらいは本人たちも食いながらでも首振りくらいなら良いだろうし・・な?」
双子((コクリ))
そのくらいなら食事しながら出来るし、問題ないらしい。
そこで、足元の鎖をちらちら見ながら先輩は俺の妥協案に食いついた。
「あ、あぁ・・それで構わない。まずは、単刀直入に・・2人を生徒会に勧誘したい。」
「ちなみに、勧誘しようと思った理由って何すか?あ、ここで飯、食いながらでもいいっすよ。」
「そうか・・それならありがたく・・毎年勧誘するときは昼抜きになることが多かったから助かった。」
そう言った後、先輩達はそれぞれ昼食を持ってきて食いながら話してくれる。
・・てか、そんな身を削ってまで勧誘するのか・・生徒会大変だな。
「で、勧誘しようとした理由だが、2人の成績が首席であることだな。生徒会は主席合格した生徒は勧誘するようにしているんだ。」
確かにこの2人は、入学時点ってか姉貴曰く入学する2年ほど前に卒業レベルの勉学はとっくに済んでおり、現在は更に詳しいてか深い部分を勉強したり、自身の興味あるモノを中心に調べたりとある意味将来を見据えた趣味と実益を兼ねた勉強をして知識の幅を広げているというか深めているらしい。(何を目指してるのかは謎)
「てっきりこいつらの、二つ名か、ファミリーネームのどっちかに食いついたと思ってたんすけど。」
イーリス公爵家のヤバさもそうだが、こいつらの場合は静寂乃双子と言う二つ名の方が別枠で有名だったりするし。
・・主に、出会うと幸運が訪れるという思いっきり妖精かナニかの謎生物扱いされてるが。
一応こいつらに気に入られると何かもらえるらしいが・・大抵は何なのか、どうすればいいか悩む物体が多いらしいが、だからと言って捨てることも出来ずに頭を抱えるのが定番で、もらった後はこれは何なのか、どうすればいいか話し合うのが暗黙の了解らしい。
「・・・言いたいことはわかるが、そちらに関してはただの偶然だ。この子たちに下手にそちら方面で接触しようとすれば次の日にはここに我々は存在しなくなるだろう?」
「まぁ、過保護な保護者達が裏で消しに来るでしょうね。もしくは、そんな考えすら思い浮かばなくなる不幸が起こるかのどっちかっすね。」
学園内で身分による介入は基本認められてないからあるとすれば、何かしらやらかしていてそれが表ざたになり、罰せられるくらいだろう。
だが、姉貴かイノさんなら、やりかねない。
後は・・ヒナさん・・うん、ヒナさんだな。
あの人のノアとイブ大好き度合いってか、過保護さはえげつないから。
全員「・・・」
ちなみにノアとイブだが、5種類目のサンドイッチ(厚切りベーコン&トマト)をモグモグしながらジィっと生徒会の先輩たちを無表情で見つめており、見つめられてる先輩たちはどう反応すればいいか分からず微妙に顔が引きつってる。
確かヒナさんが言うには、興味対象になると満足するまで相手を観察するらしいが、見つめてる最中は所謂見定め中なんだとか。
その判定次第で、塩対応になるか多少なりとも話を聞いてくれるか決まるので地味に大事なことらしい・・そして、下手なことをしたり反応したりすると場合によっては途中で飽きて気配を消してどこかに行ってしまい、その後はこいつらを見つけるどころか見かけることすら出来なくなるのでリアクションはしては決してならないのは、二つ名とセットで超有名。
で・・
「で、返事なんすけど・・多分断るっすね。」
な?と視線を向けるとコクリと頷かれた。
「なぁっ!?何故!?」
「あぁ・・こいつらのことだし、面倒だからかと。」
((コクリ))
速攻で頷くノアとイブに顔が引きつる生徒会の先輩たち。
クラスメイト達はなんとなく察してたのかだろうなぁみたいな顔をしている。
だが、そんな中生徒会長らしき仕事が出来そうな感じの凛とした美女がなぜかうんうんと頷く。
「うん・・ならば余計に君たちには生徒会に来て欲しい。」
は?
「面倒だから拒否したことのどこに褒める点が?」
「つまり、あらゆる身分や地位、名誉に左右されずに判断が出来る。これは最も素晴らしい点だぞ?」
つまり、賄賂や脅迫に靡かないのが素晴らしいと・・確かにこいつらにそんなのは一切効かないな。
「評価してくれるのはありがたいっすけど、面倒なのは変わりないんでやっぱこいつら断ると思うっすよ?」
((コクリ))
生徒会の先輩方が顔を引きつらせながら軽く引いてる。
「嘘だろ・・生徒会長に褒められたいだけのために努力する生徒は学園内に数多くいるのに面倒だからと言う理由だけで拒否・・だと・・」
「ファンクラブが出来てるくらい生徒会長人気が高いのに・・」
・・なんか知らんが、この生徒会長らしき美女は有名人らしい。
で、なんつぅか声を掛けてもらうだけで光栄?みたいな感じ故に褒められ、誘った場合は全員がしっぽを振って喜ぶのに速攻で拒否したノアとイブがありえないという感じらしい。
と言ってもなぁ・・確かに美人だが、それ以上の美男美女を常日頃から見慣れてるしなぁ。
おまけにノアとイブの場合、たとえ超美女だったとしてもヒナさん以外に絶対に靡かねぇし、見た目でリアクションが変わることがありえねぇし、世間の評価も身分も全てヒナさん本人とヒナさん作の飯が最重要でそれ以外はゴミ扱いしてる気がする。
「うぅむ・・まさか断られるとは・・では、非常勤で構わないぞ?」
「通常だと毎日やることがあるってことっすか?」
「あぁ。そこを週に1回だけ短期で十分構わない。」
当然休みの日に働くことはないらしいので、せいぜい昼か放課後か場合によっては授業の一部の時間を生徒会に時間を割かれるくらいらしい。
「それを説明されてかなり譲歩してくれて気持ちはありがたいんすけど、面倒なのは一緒なんでやっぱこいつら拒否するっすよ。」
((コクリ))
「うぅむ、強敵だな。この国の学園の生徒会に勧誘され加入したという事実は、将来あらゆる人に大きく評価されるぞ?例えるなら実力が小さい商会に雇ってもらえる程度だったものが、世界有数の大手の商会にウェルカムされるくらいだ。下手な貴族の身分よりも重要視されるし、親御さんも自慢に出来るぞ?」
うーん・・。
「言いたいことはわかるんすけど、こいつら・・それ系に一切興味ゼロっす。」
全員「・・・」
「それにこの学園に通う理由は、知識を深め実力を高め、この学園を卒業したって評価をもらうためじゃなくて、この学園にある本を読みたいだけっすよ?」
それで主席合格出来てるんだからすごい以外何も言えない。
全員「・・・」
「後、その保護者も地位や名誉系、一切興味ゼロっす。」
全員「・・・」
さすがに生徒会長も顔が引きつり始めた。
ここまで、一切なびかないこいつらのヤバさがわかり出したらしい。
でもなぁ・・地位や名誉に一切興味がないのはガチなんだよな。
姉貴もヒナさんもだが、やらないらしいが、何かあれば速攻で今の地位も名誉も身分も全てその場で捨てても構わないって速攻で言ってたし。
おまけにそういうのがなくても何とかしちゃうんだよなぁ・・あの人たち。
「な、なんて難攻不落なんだ・・」
「生徒会長の美貌も誉め言葉も効かない。」
「地位も名誉も評判も一切興味ゼロ。」
「しかも、理由が全て面倒だから・・」
先輩たちはドン引きだがクラスメイト達は苦笑いしてる。
「あぁ・・ノア君イブちゃんらしいなぁ・・」
「確かにその辺り興味なさそう・・」
「シル様も実際、身分に誇りがあるとかそういうのなさそうだったしね。まぁ、その身分にふさわしい働きはしっかりやってるからさすがだけど。」
「確かに。だから、あそこまで気さくなんじゃない?」
「それ、あるかも。すごく優しい人ってのもあるけど・・すごいドライで姉御様だけど。」
「それに、美貌云々で言うなら・・」
「シル様にヒナさんって、別格だしねぇ・・他にも美男美女が揃ってるしあそこ」
「スタイルも抜群だし。」
「と言うより、常にテスト満点で、ずっと図書館の本を読んでるだけで疑問だったけど、入学理由がそれならすごく納得。」
「そういえば、勉強に関しては既に卒業生の範囲まで網羅していると耳にしましたね。」
「マジっすか」
「あぁ・・でもそれなら、確かに無理して勉強しなくても良いわ・・。」
「記憶力もよさそうだしね。」
「と言うより、ノア君とイブちゃんの場合、あらゆることよりもヒナさんとヒナさんのご飯が最優先されるよね?」
「確かに・・そのためなら退学になっても全く困らなさそう。」
とクラスメイト達がぽそぽそ言いたい放題言ってる中、その中の最後のセリフを生徒会長が聞いた瞬間目を光らせてポケットに手を突っ込んで何かを突き出しながら叫んだ。
「ならば!!月に2枚、この食事券をプレゼントでどうだぁ!!」
何て言うかやけくそだ・・。
で、こうなると俺もこいつらがどう反応するか分かんねぇぞ?
・・と思うと、ジィっとその食事券を2人は見つめだした。
さっきまで先輩たちを見ていたが興味が食事券に向いたらしい。
「ちなみにどういう感じの食事券何すか?」
「これは、1枚あれば食堂の特別定食の超大盛セットが無料で食べれるんだ。」
そこで他の先輩たちから補足情報が来た。
「実は食事券って言ってるけど、正しくはチャレンジ券とか挑戦権って呼ばれてる奴なんだよ。」
「どういうことっすか?」
「名前だけ聞いたら滅多に食べられないメニューが多く食べられるだけって聞こえるだろうけどそれ、パンが2斤とか、ご飯が1キロとか、おかずが両手を広げるくらい馬鹿でかい皿数枚分のギリギリまで盛られてる超大盛りとか、飲み物が1リットルとか、デザートも鍋サイズとか、内容はその日のランダムらしいけどとんでもなく多いんだよ。」
「あまりにも多すぎて、大抵は1つをクラス全員で食べ尽くすためのパーティ用として扱われてるの。まぁ・・君たちクラス同士みんな仲がよさそうだからアリと言えばありだけど・・それを喜ぶ子がいるのか・・まぁ、ここの食堂のご飯おいしいから欲しいと言えば欲しいけど・・」
「生徒会長がやけになってる・・」
((コクリ))
するとノアとイブがその食事券を受け取りながら頷いた。
・・・って、お前らいつの間にあのサンドイッチの塊を食い尽くしてたんだ。
「!?・・う、受けてくれるのか!?あれで!?」
((コクリ))
そして、あっさりと引き受けることにした2人に対して生徒会長さんは喜ぶのかと思ったら膝から崩れ落ちてどんよりしている。
「食事券に・・食事券に負けた・・・」
「元気出してください生徒会長!!」
「そうですよ!あなたは頑張った!」
「そうですそうです!あの子たちがちょっとイレギュラーな子だっただけですから!!」
「あそこまで交渉のし甲斐がなさすぎる子は滅多にいませんから!」
「勧誘に成功したことに喜びましょう!ね?ね?」
先輩たちが全力で慰めてる。
で、クラスメイトはと言うと
「えぇ・・・餌付けで良いの?」
「ヒナさんのご飯の方がおいしいと思うけど・・食堂のもすごくおいしいけど。」
「それは比べる対象が悪いと思う。」
「そりゃそうだ。」
「ヒナさんはこの国ナンバーワンの料理人と吟遊詩人として超有名だし、この国にいる料理人全員がヒナさんの弟子らしいし。」
「と言うよりそんな量食べられるの?」
「・・いや、余裕でしょ。この2人の場合」
「・・・・あ、そうだった。そのくらい余裕で食いつくす大食いちゃんだった。」
「と言うか、餌付けでOKって・・後々大丈夫?飴玉で悪い人について行くとかしないよね?大丈夫だよね?」
「大丈夫だと思いますよ?」
「グラス君はどういう根拠で?」
「ノアさんとイブさんのことですから、騙されたふりをしてついて行き、現地で全てを殲滅して平然と無傷で帰って来そうで・・敵を全員縛り上げて引きずりながら」
「あぁ・・ありそう。」
「・・・獲物を見せびらかす猫の姿が一瞬頭をよぎったの私だけ?」
「・・ノーコメントで」
「未だにこの2人の戦法も戦術も得意技も一切知らないけど」
「真っ黒な木刀と、片手だけのグローブを身に着けてるのは知ってるけどそれ以外何も知らないし、教えてくれるとは到底思えないし。」
「基礎訓練以外一切やらないしね。私たちと違って・・すっごいジィっと観察されるけど」
「見られるのは良いんだけどあの子たちに見つめられるとなんていうか・・落ち着かない・・。」
「慣れろ・・なれるんだ・・」
「と言うより、気配消したり行方をくらましたりするからそもそも見ようと思っても見れないというのが正解な気がする。」
「そういえばぁ、前にこの2人がズタボロになった汚いおじ様たちを数十人纏めて縛り上げて引きずってる光景を見たことがあったようなぁ?」
「え・・」
「一体何が・・」
「後、ノア君とイブちゃん、毒も効かないと思うよ?」
「ハーブ君は何で知ってるの?」
「デバフの種類を増やすためにいろいろ開発してるんだけど、その中で気化するタイプが失敗して周囲に漂ってて、この2人平然とその中でスルーしておやつ食べてたし。あ、その後毒はきちんとかかってないか確認して効かないことが分かったし、きちんと対処はしたよ?」
その後、色を出さないようにした方が良いとか、匂いがするから消した方が良いとか、飲ませるタイプなら味もわからないようにした方が良いと、恐ろしいアドバイスを2人はしたらしく毒の種類を増やしつつそっちも改良中らしい・・。
「えぇ・・・毒も効かないとか・・強すぎ」
「と言うよりハーブ君が地味に怖い存在になりかけてない?色々と大丈夫?」
「・・絶対この前ヒナさんが何か吹き込んでたからあれでしょ・・」
「ヒナさん一体何を・・」
「大丈夫?実家からクレーム来ない?」
「大丈夫だよ。悪いことしてるわけじゃないし。」
「うーん・・そういう問題なのかな・・まぁ、悪用してないから・・いいか」
とまぁ、言いたい放題言っていたが全員が生徒会長さんをかわいそうな人を見るような目で見ている。
・・その目をやめろ。
それ、地味にダメージ食らうやつだから。
で、膝から崩れ落ちたままの生徒会長さんは反応しないので柔らかい雰囲気の女性の先輩が慌てた顔で代理で声を掛けて来た。
「と!とりあえず、引き受けてくれるってことで良いんだよね?」
((コクリ))
「ありがとう!色々説明したい気持ちはあるんだけど、今週のどこかでいつでもいいから生徒会室に来て。」
ここと、地図から場所を教えてくれる。
「ある程度は、これにまとめてあるからある程度はこれがあればわかるから一応渡しておくね。あ、時間は何時でもいいよ。」
「生徒会は、生徒会の仕事をするときは、授業の一部を免除出来る権限があるからいつでもいいよ。その分勉強出来ないと大変だから勧誘するのは主席か、成績が優秀な子だけにしてるんだ。」
なるほど。
そして、小さいはがきサイズの手帳らしきものをノアとイブは受け取った。
「とりあえず引き受けてくれてありがとうな。」
「じゃあ、私たちはここで失礼するわね。ごちそう様。」
そう言って先輩たちは、生徒会長さんを担いで去って行った。
それと同時にヒナさんの鎖も帰って行った・・ガチでなんでこっちの状況がリアルタイムでわかるんだ・・。
ちなみに最後のごちそうさまと言うのは、ノアとイブがなぜか余分に持ってた弁当箱を1つ分先輩たちに食べさせてたからだ。
中身は、様々な焼き菓子とチョコ系を使ったものだった。
そういえば、この2人以外に勧誘する人はいなかったのだろうか?
「学園長は何か知ってます?」
と、途中からシレっと合流してお菓子(さっき先輩に渡してたやつ)を幸せそうにモグモグしながら俺らの話を聞いてた学園長に聞いてみる。
「あぁ、たぶんこの2人だけだね。基本的に各学年の首席だけしか勧誘しないからね。後は、かなり僅差でトップ争いしてるとかだったらまとめて誘ったりしてるけど。だから、それ以下の子たちが勧誘されることはほぼ皆無だね。相当な何かがない限り。」
「なるほど・・。」
「いやぁ、面白かった!シルちゃんもリンちゃんもこの子たちと全く同じだったからホント笑った!!」
「えぇ・・確かに姉貴もリンさんも面倒って理由で断りそうっすけど、って結局受けたんすか?」
「いや、断ってたよ。けど、時折個人的にナニかやらかしてはその加勢と言うか学園内の問題ごとを勝手に解決してはその結果をまとめたレポートだけ生徒会に丸投げしたり、手続きとかのサポートをしてるように見せかけて生徒会がきちんと働いてるか監査よろしく監視してたりと手伝ってるようなそうでもないような感じだったね。」
「うっわ・・・確かに姉貴、いろんな意味でトラブルメーカーだったって言ってたけどそういうことっすか・・。力の制御が苦手でクレーター作ったり建物を瓦礫の山にしたり、やらかした連中を勝手に始末したりしてたとか何とか聞いてるっすけど。」
「そうそうそういうやつね。それらの延長戦でさっき言ったのもやってたよ。」
「マジで姉貴・・大暴れじゃねぇっすか・・」
「面白かったよ。」
・・ケラケラ笑いながらそう言ってるけど当時の先生や生徒会の人たち・・かなり頭を抱えたんじゃねぇかな。




