生徒会加入初日 画像&タイトルロゴ有
--グラブ--
生徒会にノアとイブが勧誘され、まぁ・・色々あったが受けることにしたようだ。
そして、とりあえず何をするのか書いてある手帳はもらったが、一度顔を出して欲しいと言われている状態だ。
その日の夜、夕飯を食べながら生徒会入りすることにした報告をした。
ちなみに夕食は、パングラタンというぱっと見でっかいパンがくりぬかれその中央にグラタンが入ってる状態だ。(当然パンもヒナさんのレシピだ)
そこにミネストローネってトマトが使われた真っ赤なスープと、鶏肉を丸ごと焼いたローストチキンだった。
「へぇ、条件入りで入ることにしたのね。」
((コクリ))
「月1でこの食事券と、週1の短期で働く感じになったみたいっす。詳細は今度顔を出した時に教わる予定らしいっすけど一応これはもらってる状態っす。」
もらった手帳を姉貴に見せる。
するとすごい速度でぱらぱらとめくった後そのままノアとイブに手帳は手渡された。
「なるほどね。まぁ、当時と大して変化はないわね。」
え・・あの速度で読み終わったの・・マジで姉貴パネェ。
「ノア君とイブちゃん生徒会入りしたんだ?意外だね。」
ヒナさんがちまちまとパングラタン(少食だからオリジナルですごくミニマムサイズ)を幸せそうにモグモグしながら訪ねる。
「それは私も同感ね。メリットはあっても私等からしたら大したものじゃないでしょうに。」
餌付けか?
やっぱり餌付けなのか?
と言うか、やっぱり地位・名誉系はメリットになってなかったな。
-生徒会の資料を読んでみたかった。-
-週1でここのお仕事より少なそうだったから大変じゃなさそうだった。-
理由はそこか・・確かに本が読みたいだけで入学するくらいなら確かに興味はあってもおかしくないか・・。
「あぁ・・確かに我が家の仕事と比べたらそりゃあ大したことないでしょうよ。」
「それに加えて短期ならねぇ?」
ノアとイブは、空いた時間は毎回ではないがちょこちょこイーリス家内の仕事(ヘリオスさんや姉貴がやってる奴)の手伝いをしている。
主に事務仕事のようで現時点でかなりの戦力になってるようで文官たちが涙を流して祈りを捧げていたが・・ヘリオスさんや姉貴は片手間に手軽にしてたがその2人が規格外なだけでかなり大変なようだ。
この2人も割と姉貴サイドだが・・主に普段から普通にしゃべるスピードで筆談で話してることもあり、事務作業は爆速だし、何より字がすごくきれいで読みやすいのは全員がスルーしがちだが書く速度が爆速でそれだけきれいな字が書けるんだから十分規格外だ。
おまけに学園の卒業レベルはとっくの昔にクリアしてる状態で現在はその延長戦を勉強しているのに加えて本人たちの趣味?将来?のためのアレコレを学んでるらしく現時点で既に主戦力に成れるようでものすごく有難がられている。
そのせいで、ごく一部の文官がずっとではないが時折修行もかねて?筆談だけで会話するというやり取りをするようになったそうな。
「まぁ、無理やりってわけでもなく君ら自身がやりたいというなら無理しない程度に好きにしな。」
((コクリ))
相変わらず姉貴はドライだ・・だが、その目は優しそうに2人を見ているので何というか不器用な人なんだなと思う(そんなとこがかっこいいんだけどさ)
「シルさんがいた頃って、時折ちょっかい出してたんです?」
「まぁね。学園の主戦力のようなもので、ざっくりいうと教師連中のパシリ連中だからさ、時折見張りはしてたわよ。」
先生のパシリって・・間違ってねぇけど言い方・・。
「一応私が知ってる範囲で説明するなら、主なでかいイベントだと入学式、文化祭、体育祭、卒業式の4つだけで。後は、学園側ってか教師側の判断で不定期に遠征をするときがあるってくらいね。」
「最初の4つはわかったんですけど遠征って、遠くに泊まり込みでサバイバルか何かするんです?」
「まぁそんな感じね。森の中にサバイバルだったり、場合によっては洞窟探索だったりするけど、やるにしてもクソガキ共が勝手なことをした挙句、虹の橋を自主的に爆走されても困るからかなり慎重になるのよ。実際私が在籍中もやったのは2回だけだったわね。」
「じゃあ、基本は開催されないけど開催される可能性があるから準備だけしておくと損はないって感じです?」
「そんな感じで良いと思うわよ。」
「ちなみにその時って、偶然を装ってついて行ったらダメですかね?」
「手助けは基本NGって条件になるわね。それなら、一応グレーね。」
「そうなんですねぇ。」
・・・ヒナさん、着いてくる気満々だな?
良いけどさ。
「で、話は戻すけど役職は生徒会長、副会長、書記、会計、風紀委員&庶務の5つで、それ以外はほとんど裏方ね。せいぜい、馬鹿やらかす連中を〆て保護者につき返したり保護者側からたまになんか来るからその相手をしたりするくらいで、稀に教師側に新しい制度導入のための提案をするケースはあるけどそっちはイレギュラーね。」
一応各役職の詳細と言うか役割はこんな感じらしい。
生徒会長:全体の取りまとめや、全体の指揮を執ったり、学園の代表として外部とやり取りを行う。
副会長:生徒会長のサポートがメインで、全体の監視や現場監督系が多い
書記:議事録だったり、各種資料だったりを作成したり取りまとめたりする
会計:生徒会や各イベントや、それ以外の様々な状況でかかる金銭の管理を行う
風紀委員&庶務:風紀委員は規則の見直しや管理、校内の風紀を取り締まり、庶務は簡単に言えば雑用や他の役職のメンツのサポートを行う
「最後のイレギュラーって例えば、学園のルールにこういうのを足して欲しい。その時のメリットはこういうのですって提案する感じで?」
「それで合ってるわよ。生徒側からたまに要望とかあるからその内容次第でルールを改善したり原因を潰したりすることもあるってくらい。多分生徒会側が説明するのはその辺りよ。それ以外のことはそれに全部書いてあったから後は現場で実際にやりながらじゃないとわからない点が多いと思うし。」
「へぇー」
てか、姉貴さすがだな・・生徒会に参加してないのに普通によく知ってる・・それだけ、首を突っ込みまくってたんだろうな・・深いことを考えないようにしよう。
「・・・アレ?ってことは、生徒会に顔出すときって説明なしで自己紹介して実際の仕事とか役割どうするかで終わりっすか?」
「そうなるわね。」
・・なんか予定よりかかる時間が半減した気分だ。
その後は、それぞれお風呂に入ったりのんびり過ごした。
その最中に、姉貴がヒナさんの胸に顔を埋めながら抱き着いて幸せそうに頬ずりしつつ、ヒナさんも優しいまなざしで姉貴を抱きしめて撫でてる光景を見ながら、どっちが姉だっただろうかと疑問に思ったが口にしないように頑張ったが、マリアさんは平然と口にするから地味にすごい人だ。(いつものこと)
そしてその後、セレネさんが混ざったり、終わった後でノアとイブも参加したりしてヒナさんが主に幸せそうだったのもやっぱりいつものこと。(・・やっぱりヒナさんが姉なのでは?)
それから翌日、授業開始時刻の5分後にノアとイブは生徒会室へ向かっていった。
窓を開けてそのまま壁を歩いて外へ・・・いや、普通に廊下の地面を歩いて行けよ・・って伝える前に行っちまった。
あのままだとドアからじゃなくて、窓から入ることになりそうで先輩たちビビりそうだが・・・まぁ良いか。
あいつらの野良猫具合を把握してもらう必要あるし、校則違反と言うわけでもねぇし、今更だし。
--双子--
(生徒会室ってちょうど一番上だったよね?)
(確かそうだったから、窓から行った方が早いね。)
生徒会長さんが一度顔出せって言うし、そういうのは早いうちに済ませた方が楽ってマリナさんも言ってたから早速勧誘された翌日の朝一で向かうことにした。
どうして生徒会に参加しようかと思ったのは、シルさんに言った通りイーリス家でのお仕事よりも簡単だから大して苦労しなさそうというのもあるけど、本来の目的の学園内にしかない本を読破は何かこのペースだと今年中にクリアしそうだし、それなら生徒会にしかない資料もあるっぽいからそれを見たかったというのが本音だったりする。
一応そのお駄賃としてお仕事もそれなりにやるつもりだし、ついでに食事券と言う名のお仕事の代金もくれるみたいだからやっても良いかなって思った。
それにしても関係ないけど、グラブってば一度に2人も恋人を作るなんてすごいよね。
メルもマムも2人とも合意の上で同時にアタックしてたからそうなるのも時間の問題ではあったけど、ちょっと意外。
え?
僕たち(私たち)も同じだろって?
うーん・・。
私たち(僕たち)の場合、ポジションとしてはヒナさんが中央で両サイドに僕たち(私たち)がいるような感じだから所謂一夫多妻みたいな感じかと言われると、1夫1妻+同性婚と言う感じになるからかなり珍しいらしい(教会の人とシルさんがそう言ってた)
でも気にしない。
私は、一生子供を産まずに過ごすことになっても僕と一緒にいることが絶対だし、私たちはどっちもヒナさんが大好きだからそれでも良いし、それが良かった。
だから後悔なんてあるはずがないし、ヒナさんも私たちは2人揃ってないと嫌だし私たち2人が好きって言ってくれたから。
で、グラブの話だっけ。
一応我が家の騎士さんたちを筆頭に体力が有り余ってるマリナさんとリンさんがしょっちゅう相手してくれてるおかげで重力魔法の制御はだいぶ向上したよ。
まず魔法の軌道を操る手段(ヒナさん曰くベクトル変換)は、反射も含めてほぼほぼマスターしてる状態。
次に敵を地面に叩きつける手段も、ベクトル変換含めてほぼほぼマスターしてて、相手は半殺しくらいにとどめる確率が相当なイレギュラーがない限りは誰が相手でも調整出来るようになった。
次に、自身の重力を調整して空を飛ぶ手段だけど、こっちは及第点くらいで一応飛べるけどぎこちないからまだまだ練習が必要。
次に、走ったりする移動速度を上げたりするような補助系は、ギリギリ及第点に届かないくらいでもうちょっとだけど、こっちはそんなに時間かからない内に出来るようになると思う(今は割と力づくな感じだから出来てはいるけど及第点にぎり届いてない)
だから、他人の補助をするというさっき話した2つの応用はまだ練習OKの話は出てないからまだお預け。
最後に、持ち上げるモノの重さを変えたりする点だけど、こっちは昔からやってたらしくって一番上手だから、地味にモノを運んだりするときにパシられてる。
え?
誰がその合格とかを出してるかって?
基本的にシルママで、手が空いてたり機会があればシルさんがやってるよ。
でも、シルさん曰くそういう指示とかはシルママの方が圧倒的に上手なんだって。
実際、何種類もの魔法を手足のように自在に操ったりそれぞれの属性を混ぜ合わせて新しい属性を編み出したりしてすごい手数が多いしすごい。
シルさんのマスタースパークもすごかったけどアレとは違う強さだと思う。
メルとマムは、早速メイドさんとして働き始めていてマリアさんはグラ(次期メイド長予定)の教育をメインにしてるから手が空いてるときはマリアさん、基本的にはそれ以外のメイドさんたちが交代で教えてるみたいで順番に出来ることを増やしながら四苦八苦してる。
でも、やりがいがあって楽しいらしく、大変でもすごく楽しそうだ。
お家に帰った後も2人で過ごしてるから家事洗濯もやってるらしいけどそっちも同様に大変でも楽しいんだって。
てっきりグラブと一緒にこっちに過ごすのかと思ったから意外だったけど、シルさんが言うにはイーリス家で勤めてるからと言って全員が住み込みで働いてるわけではなく2人みたいに近くに別途住んでる人は割と多いから珍しくないんだって。
とか話してる内に、生徒会室らしき場所の窓までたどり着いた。
(窓から中を見た感じ、生徒会室であってそうだね。)
(ちょうどよく5人全員揃ってるね。)
で、カラリと窓を開けると、なぜか生徒会の先輩たちが目を見開いて固まってるけどどうしたんだろう?
((?))
そこで、爽やかイケメンで運動が得意そうな先輩が引きつった顔で私たちの疑問を察して教えてくれた。
「いや・・普通、ドアから来ないかい?」
-こっちが近い-
「そ、そっか・・・やべぇ、予想以上の不思議ちゃんだ」
次に復活した柔らかい雰囲気のお姉さんがかろうじて復活した。
「そっかぁ・・・これが噂の・・野良猫ってそういうことかぁ・・」
-自己紹介からする?-
とりあえず自己紹介した方が良いかな?と聞いてみたら、次に復活したすごく身長が高くて筋肉がすごいお兄さんが顔を引きつらせてる。
「お、おう・・マイペースだな・・」
次に、明るく元気そうな印象のお姉さんが復活した。
「わ、わぁ・・妖精さんってどういう意味だろうと思ったけどそう言うことかぁ・・私たちで上手く教えられるかなぁ・・」
そして最後に復活した生徒会長さんと呼ばれてた凛としたお姉さん
「・・はっ!よ、よく来てくれた!」
何と言うか、一番メンタルが弱いのかな?
一番復活するのが遅かった・・でも、なんでみんな顔をひきつらせたんだろ。
-自己紹介する?それとも、どの役職をやるか決める?-
「・・すごいマイペースだな。こほん!とりあえず役職について説明をしようか!」
と意気込んでるところでさやかなイケメンさんが中断する。
「いえ、会長。まずは自己紹介からするべきでしょう。」
「・・・こほん!とりあえず私!生徒会長のシーナ5年だ!」
次に爽やかイケメンさん
「では次に俺か・・俺は、副会長のベスティ5年だ。」
次に柔らかい雰囲気のお姉さん
「次は私、書記のルシール4年よ」
次に筋肉さん
「俺はタミオ3年の会計だ。」
ちょっとこのお兄さんが会計なのは意外な印象。
最後に明るく元気そうなお姉さん
「最後に私だね。風紀委員と庶務担当の2年、アンジュだよ。」
えーっと
生徒会長の凛としたお姉さんが、5年生のシーナさん
副会長の爽やかイケメンさんが副会長の5年生ベスティさん。
柔らかい雰囲気のお姉さんは初期の4年生ルシールさん。
次に筋肉お兄さんが3年生のタミオさん。
最後に明るく元気なお姉さんが2年生のアンジュさん。
-ノア-
-イブ-
全員「・・・」
((?))
どうしたんだろ?
自己紹介なんだから名前言えば良いだけだよね?
何年生かは言わなくても知ってるだろうし役職ないし、二つ名とかファミリーネームは言う必要ないし。
「え、えぇっと・・それだけかい?」
((コクリ))
「そ、そっかぁ・・・」
「ふぁ、ファミリーネームとかもあるなら言っていいんだぞ?」
-言わなくても困らない。-
「そうか・・初めてのタイプだ・・」
「わぁ・・これまで自分のファミリーネームを見せびらかすような子たちばかりだったら、まさかの全部スルーかぁ・・」
「ほんとに地位も名誉も興味ないんだね・・すっごいバッサリ」
とりあえず自己紹介は終わったし、
-私たちの役職は何?-
「・・・ホントにマイペースだね。」
「一切気にせずに話を進めたぞ・・この双子」
「・・その前に、ノア君イブちゃん、生徒会が何をして、どういう役職があるか聞いてからにしない?」
-義姉から先生のパシリって聞いてる。-
全員「・・・」
「うっわ・・否定したいのに否定出来ないセリフが飛んできた」
「誰だ、そんなことを言う姉は・・」
-逆鱗姫さんだけど。-
なんか、聞いた感じシルさんって逆鱗姫とか二つ名の方は有名だけど意外と名前の方は知られてないっぽい。
それを言うとヒナさんもだけど。
全員「・・・」
どうして全員顔を引きつらせて頭抱えてるんだろ?
-一応細かい説明も聞いてるけどそっちを説明する?-
詳しい部分を知らないとどのみち説明する可能性があったから一応聞いてみる。
「そ、そうだな・・一応認識が合ってるか聞かせてくれ。」
で、シルさんに聞いたことを一通り話した。
「うむ・・全て合ってるな。しかもその感じだと手帳の中身は全て目を通し、すべて覚えてるな?」
((コクリ))
そのくらい大したことじゃなかったし内容も結構少なかった。
「すごいな・・・対して時間はなかったはずだがもうすべて暗記してるのか・・」
「さすが入学主席&イーリス家の秘蔵っ子。」
でも、シルさんの方がもっとすごかったよ?
パラパラっと数秒だけ目を通して全部覚えてたし(将来的にあぁなりたい)
-役職って庶務?-
最初は雑務からが定番って記憶だし。
シーナさんが顎に指を添えながら首をかしげる。
「確かに、庶務の方が全体の流れを把握してもらったり簡単な仕事が多いからちょうど良いか?状況次第で他の役職のサポートに回ってもらえればいいしな。」
「そうだね。特に希望がなければそれが一番じゃないかな。君たちは何か希望あるかい?」
-資料は読みたいけど特にない。-
「・・筆談なのに普通に待つ時間がないとは・・地味にえげつない・・こほん、それなら庶務からやってもらおうかな。来年から別の役職かそのまま行くか考えるから。あ、資料は空いた時間に好きに読んで良いよ。」
((コクリ))
「それなら会長。私と一緒に行動することがメインになりますか?」
「アンジュの言う通りだな。ノア、イブ。そういうわけだ、主にこのアンジュと共に行動することになるが、何かあれば遠慮なく誰でもいいから我らに尋ねてくれ。」
((コクリ))
雑務とか風紀委員だし、体を動かす対応が多そうだし、なんとなく何するかはわかりそうだから細かいのはアンジュさんとやりながらでよさそうかな。
-最初のイベントは文化祭って聞いてるけど、いつくらいからやるの?-
「もうそろそろどのクラスが何をするか決めてもらう必要があるな。そこから準備期間を余裕を持っておきたいからな、そうなると割と時間はないな。」
((コクリ))
「とはいえ、今回はその辺りを軽く伝え、決めたかっただけだからな。君たちには来週くらいまでに各クラスが出し物を決定しその情報を生徒会まで提出してもらうように依頼をするだけで良い。」
((コクリ))
-基本的に先生経由?-
「そうなるな。先生方も毎年のことでよくわかってらっしゃるからな頼んで置いて、終わったら軽くまとめてくれてるはずだからそれを受け取り、生徒会まで持ってきてくれれば良いから難しくはないはずだ。」
((コクリ))
じゃあ、職員室に行けばいいか。
(職員室ってこのフロアの反対側だっけ?)
(確かそうだから、廊下歩いた方が早いね。)
とりあえず、ヒナさんがご挨拶として渡しておいてッて言われたお菓子を詰めた箱をテーブルに置いてドアを開けて職員室に行こうっと。
頼むだけだし軽く話してそのまま教室に戻ってよさそうだし。
--生徒会長--
全員「・・・」
何と言うか・・何と言えばいいのだろうか。
すごくおとなしくていい子なのはわかるのだが・・あれほどマイペースな不思議ちゃんは生まれて初めてだ。
「まさかあそこまで地位も名誉も興味ゼロでマイペースだとは・・いろんな意味で大丈夫なのか?」
「う、うーん・・良い子だと思うよ?こうして、ご挨拶としてお菓子置いて行ったし、一緒に添えられてる手紙はその黒天使様からで、箱はそのままあげるから自由に使っていいって書いてあるし。」
見た目は黒い大きな弁当箱なのだが、蓋や器の外側に描かれている模様がシンプルながらに非常にきれいだ・・何の模様かは説明できないが好きだ。
この入れ物、欲しいからもらうことにしよう(最終的に無事ゲットした)
中身は・・
「宝石と、クッキーか?」
「宝石・・いや、そうか・・これが噂の食べられる宝石か。」
「食べられる宝石ってアレか?最近各お菓子を扱う店が取り扱うようになったって菓子か?」
「そうそう!名前なんだっけ・・・なんとかとうだったと思うけど。」
「琥珀糖とかではなかったか?」
「そうそうそれ!へぇ・・これは確かに食べられる宝石だぁ。」
「せっかくだし、お茶にしようか。」
有難くいただきながら話をする。
「それにしても・・人の姿をした野良猫だの、妖精さんだのと言われる理由がよく分かった。」
「アレはそれ以外例えようがないくらいの不思議ちゃんだった・・」
「会長・・。私、あの子たちをうまく制御出来る自信ないんですけど!?」
「うーむ・・頑張れ!」
「ひどい!」
「実際、かなり頭が良いのは確かだぞ。」
「それは確かに。」
「だから、一言いえばきちんと言うこと聞くとは思うぞ。」
「そ、そうだよね!」
「ただ、途中でどこかに脱走しそうだが・・」
全員「・・・」
「一度どこかに脱走されると見つけられる自信ないんですけど・・」
「何気にあの隠密能力はすさまじかったからな・・」
「油断すると目の前にいても存在に気付かずに終わりそうだったしな・・確かに」
「それにしても・・これ、すごくおいしい・・幸せ」
「黒天使様お手製だもんなぁ・・予想外な幸運だ。」
「だとしても黒天使様・・律儀だよね。」
「確かに・・わざわざ挨拶用に作ってくれたわけだしな。」
「聞いた話では、入学時に各教師と学園長にもしたらしい。」
「え・・そっちにも?」
「ほんと律儀・・」
「アレ?と言うことは、会長・・」
「どうした?」
「もしかして私たち、どこかで逆鱗姫様か黒天使様と直接会って話をする可能性があるってことですよね?」
全員「・・・」
「確かに・・」
「ある意味そっちがヤバくないか?」
「下手に敵認定されたら人生終了だぞ?」
「うぅぅ・・・胃が痛い。」
「意外と何とかなるんじゃね?」
「タミオ・・・それはどういう理由でだ?」
「いやさ・・あの双子の二つ名があれなわけだし、そもそも保護者達に敵認定される前にあの子らが不合格と判断したらそもそもあぁしてまともに会話はおろか、こうしてお菓子何て渡されることもないんだろ?」
「確かにあの子たちの二つ名はそういう話がありましたね。」
「合格しなければその存在すら視界にとらえることは叶わないというやつだね。」
「それならまぁ・・でも、胃が痛い。」
うぅむ・・ホントに胃が痛い。
すごくかわいかったし、いい子そうだったけど・・。
・・頑張ろ。
ある意味運が良いことに私は最上級生で今年1年を超えれば卒業するし。
だとしてもお菓子おいしいなぁ。




