クラスメイトとご飯と午後の授業 画像有
--グラブ--
学園生活1日目が開始し、クラスメイトと自己紹介を終わらせ、互いに何を目指してるか、どんなことを過去にしていたか色々話した。
そして今は昼飯の時間だ。
「ご飯どうする?」
「自分はせっかくですので学食に行ってみようと思ってました。」
「私もそのつもりだった!」
「私はー黒天使様のレシピを買ったから早速練習がてらお弁当を持ってきたわー。」
「俺も学食のつもりだったな。」
「ノア君とイブちゃんは?」
「聞くまでもないでしょう。」
「そっか・・。あんな料理上手な人がいるんだからお弁当か。」
「なら、セットでオカンもお弁当だね!」
「オカン言うんじゃねぇわ。」
「それならどうする?せっかくだし一緒に食べたいよね?」
そこでネル先生から提案。
「それなら学食はテイクアウトも出来るからそれにしたらどうかな?」
「そんなことも出来るんだ・・便利。」
「生徒によっては、食べながら勉強したいとか食事もせずにのめり込む子がいるからやりながらでもいいから食えってなってね。」
「あぁ・・やっぱりいるんだ・・そういうタイプ。」
それから、ノアとイブ曰く、入学試験時に使ったグラウンド近くの木陰にやってきた。
「この木陰良いな・・。」
「全員で広がっても余裕があるくらい意外と広いんだね。」
と言いながらノアとイブがいそいそと弁当箱を順番に広げていく中、クラスメイトの視線はそちらに集まりながら口を開けたままフリーズする。
((?))
「いや・・そんな不思議そうに首を傾げられても・・」
「それ・・何人前?」
-私たち2人分だけど。-
クラスメイト「・・・」
視線は俺に向かう。
「・・言いたいことはわかる。こいつらはな・・すっげぇ大食いなんだよ。ヒナさん曰くその日の気分で5~10人前を食うらしい。」
「え、えぇ・・・」
「すごい細身で、少食っぽい見た目なのに・・。」
「オカンがいっぱい食べますとかだと割とわかるのにね?」
「ねー?食溜め的な?」
「俺はたいして食わねぇよ。せいぜい2~3人前くらいだ。」
「いや、それでも多くね?」
「僕も同感。僕、1人前がギリギリ食べきれない。」
「自分はギリギリ完食出来ますが大抵その日の夕方は軽く済ませて終わりますね。」
「わかる。」
そうなのか・・俺は大食いの方だったか・・。
「姉貴とか3人前食うし、マリナさんとか4人前とか普通に食ってたからそんなもんだと思ってた。」
「シル様ってそんなに食べるんだ・・。」
言いたいことはわかる。
姉貴は割と高身長だがスリムだしな・・極一部は別として。
一応姉貴経由で普通に名前で呼べと指示があったからそう言った結果、クラス内ではシル様呼びが定着した。
「でも、普通においしそうだね。」
「この国一番の料理人だろうしねぇ。」
そこで何かを察したらしいノアとイブが提案してくれる。
-学食は正直味が気になるから1つくれれば食べていいよ。-
「良いの?」
コクリと頷きながらさらに追加ででかい弁当箱が複数出てくる。
「え・・いくつ入ってるの?」
「流れ的にこっちが私達が食べて良い方だろうけど・・・」
「と言うか、ヒナ様?って、どこまで推測してるの?」
「どんだけヤバいんだろう・・天使様。」
あの人は正直わからん・・なぜに料理人なら一目見ただけで誰がどのくらい食えるかの量と好みが何かまで見抜けるという事実になるのか。(他の料理人たちは全力で首を横に振る)
とか言いつつも、各々がお礼を言いながら摘まみながらあれこれ言いながら食べる。
「あぁ・・確かにすごい・・おいしい。」
「すごいわぁ。1つ1つすごく丁寧に処理してあるのがわかるわぁ。雑味も一切ないわぁ。」
「これが最上位の料理か・・。」
「すごいですね。」
「ところで、ずっとあえてスルーしてたけど猫どんだけいるの?」
「それは自分も思ってました。」
「オカンは知ってる?」
「オカン言うな。けど俺もぶっちゃけ知らねぇぞ。」
「え?」
「で、ノア君イブちゃん、お答えをどうぞ。」
-少なくとも200以上はいるけど細かい数は知らない。-
「え・・」
「そんなにいるの・・?」
「なんでそんなにたくさん・・。」
-勝手に集まった。-
「集まるの?」
まぁ・・確かに集まってるな・・主にノアとイブとヒナさんを中心にどこからともなく。
-これでもシルさんがふるいにかけたから少ない方。-
「そうなの!?」
「そうなると制限掛けなかったら何匹いたんだろう・・・4桁いきそうな予感。」
「と言うより、集まるのは良いとしてどういう風にふるいに?」
-シルさんが丸洗いされても良い奴だけついて来いって言っただけ-
「それだけ?」
((コクリ))
「それで大量に逃げたということは・・」
「相当洗われるのが嫌だったんだろうな。」
「と言うことは、ここにいる子たちはお風呂に入るのは問題ないと?」
「ねぇぞ?定期的に自ら風呂に入りに行ってるし。」
だからイーリス家の男女別に準備されてるでっかい風呂に入るが、両方猫と一緒に入ることになるのはもはや恒例行事。
「律儀・・。」
「と言うよりすごい猫たちなのはわかるけど具体的にどのくらいすごいの?」
「グラブ君聞いてる?」
「まずは、姉貴が言うには1匹1匹が中級冒険者より強く、チームプレイが完璧だから数がそのまま強さが乗算されるとか。」
クラスメイト「・・・」
「後、野営に慣れてない奴が初野営にチャレンジしても猫がいるだけで安全で快適な野営生活が送れるとか。」
クラスメイト「・・・」
「それに、無駄にホレることもなく鬱陶しくねぇしむさくるしくもなく何より可愛いとか云々。」
「最後のが絶対シル様の本音だよね?」
「同感」
「気持ちはわかるけど・・すごい美人だったし、何よりあれだけスタイル良いならねぇ?」
「うん・・同性の私が見ても、あのおっぱいはすごかった。」
「後、最終兵器と名高いイーリス夫妻が職場に連れて行くくらい優秀だとか。」
「それ・・ガチですごくね?」
「普通に褒められる人間すら滅多にいないのは超有名だし。」
「下手な上級冒険者よりも優秀ですよ。それだけ万能であれば猶更。」
「確かにそうですね。上級冒険者になる場合、大抵1点特化の場合が多いですからね。それだけ万能で強く、そしてこの国のトップ一同が太鼓判を押すほど優秀であれば人間でも滅多にいないでしょう。」
「てことは、大抵の人間は猫以下ってこと?」
「そうなるな。だから、大抵のやつは頭を抱えてるらしい。自分は猫以下の役立たずだとか何とか。」
「うっわ・・」
「否定出来ないのがなぁ。」
と言いながら全員完食。
クラスメイト「ごちそうさまでした。」
「ヒナ様の料理・・ホントにおいしかった。」
「それにすごく勉強になったわぁ。食べただけでどれだけ手が込んでるか分かったものぉ。」
「ちょっと料理頑張ってみようかと思ったしなぁ、俺。」
「出来て損はないですし、挑戦するのは有では?」
「そうだな。」
「午後は、訓練?」
「だな。」
「運動かぁ・・」
「マムは運動苦手か?」
「うーん・・歩き回ったり走り回ったりするのは良いんだけど、重いのは長時間持てないし、戦ってもヒット&アウェイで数こなせって感じだからほぼほぼ護身術とか逃げ専門って感じ?」
「あぁ・・」
「いっそのこと、毒を使ったりトラップ仕掛けた方が良さげ?」
「それも良いかも・・ちょっと考えてみる。」
「自分も運動は苦手ですね・・。主に魔法で対処になりますが距離を詰められた際の自衛する余裕がありません。」
「それは遠距離あるあるだよね。」
姉貴は確かグラスと同じタイプのはずだがなぜか自称護身術は下手なファイターよりも強力な蹴りをするからえげつないし、わけが分からない。
「僕は近距離でやるけど、距離を取られると飛び道具がないし、魔弾も苦手でお手上げだから厳しいかも。」
「ハーブは意外。」
「グラブ君は?」
「あぁ・・俺の場合は、遠近両方のつもりだが自分の属性魔法の制御がまだ苦手だから最終目標って感じだな。」
「なんか珍しい属性なの?あ、聞いてよかった?」
「まぁ、隠してもどうせバレるしな・・重力だよ。」
「それは珍しいですね。」
「滅多にいないレア属性だよね?」
「姉貴からそう聞いてる。けどさ、力加減がまだ上手くいかないから姉貴に詳細を教えてもらうまでは基礎練くらいでほとんど荷運びに使う程度で大抵体を鍛えてばっかだったな。武器も買う金がもったいなかったし結局拳と蹴りで落ち着いちまったし。」
「あぁ・・」
「確かにステータスの詳細を見てもピンとこないならあまり使わないよね。」
「そういうものは調べても書いてある資料は大抵閲覧権限が高くそう簡単に見れませんからね・・。」
「で、説明されてやっと使いこなせばすげぇヤバい奴だってわかったんだよ。」
「そうなんだ・・。」
「自分の知ってる限りでは、空を舞い、遠くから相手を潰し、高速で動き回れる万能なものだと認識してますが。」
「使いこなせればグラスが言ったの全部実現可能らしいが、空を飛ぼうとしたら空中で止まらずぶっ飛ぶし、高速移動させようなら力加減ミスって肉体にかかる負荷がえぐいことになるし、敵を潰そうとしたらヤベェことになりかけるしでさ、調整がうまくいかねぇんだよなぁ。」
「そっかぁ。」
「便利だと思ったけど、難しいんだ?」
「だから、その辺りが現時点での第一目標だな。最終的にはさっき言ったみてぇに遠距離で対処して近づいた敵を殴るか蹴って対処って感じでどっちも不得意なく活躍出来るようにしたい。今はほぼ近距離特化だな。」
「確かにそれは、実現出来たら確実にかっこいいな。」
「確かにかっこいい!」
「グラブ君やっぱり絶対モテるよね。」
「うんうん。」
「一番の優良物件。」
「・・やっぱり見た目と中身のギャップが好き。」
「わかる。」
「後、良い意味で見た目詐欺だよね。まさしく見た目詐欺な紳士。」
「何度抱き着こうとしても説教するし、その時も表情が恥ずかしがってはいても私たちのことを心配してるしね。」
「でも、不快感もなく恥ずかしがりながらも嬉しそうにしてる自分を自分で叱ってるところがかわいいよね。」
「わかる!」
「・・正直グラブ君ならそのまま押し倒されてもありだと思ってる。」
「・・・・わかる。」
「髪型とか服装とかアレンジすればもっとかっこよく出来そう?」
「今度試そう。」
「いっそのこと、みんなで囲っちゃう?」
「すっごいあり。」
「1人占めはありっちゃありだけど、グラブ君ならハーレムにしてもみんなを均等に愛してくれそうだよね。」
「ファンクラブで話し合いだね。」
・・女子連中が何か言ってるが俺は知らん、知らんったら知らん。
だから、ジィっと何か言いたげな感じでノアとイブは俺を見るな・・何か知ってそうだがそれを俺に教えないでくれ。
「やっぱ、グラブが一番モテそうだな。」
「実力も向上心もあり、何より家族を守り、支えることを当たり前だと自負してますからね。」
「言っちまえば、理想的な父親って感じだもんな。」
「おまけに、金銭面や人間関係で困ることはないだろうし。」
「何より、あれだけ病弱な母親と幼い弟と妹の世話をしながら全てを投げ出して頑張り続けていたことが、家族をないがしろにしない何よりの証拠ですしね。」
「口では言えるが実際に実行出来る奴はぶっちゃけ滅多にいないしな・・何年も続けるなんて大抵のやつは壊れるか逃げだす。」
「同性の俺でも生き様がかっこいいと思うし見習いたい。」
「後、何より見た目も普通にかっこいいよね。・・僕としては、羨ましい。」
「ハーブは可愛い扱いされるだろうしな。」
「うん・・過去に男だって信じてもらえなかったことが何回あったか・・。」
「あぁ・・」
「けど確かにグラブは普通にかっこいいよな・・チンピラ風味がもったいない。」
「見た目なら色々工夫すればチンピラ風味からワイルド系に変身出来るのでは?」
「確かにありかもな・・そっと、ヒナ様かシル様とかに相談?」
「女子連中に聞いた方が良い気もする。」
「アリですね。・・機会があれば。」
「まぁ、俺らが言う前に実行しそうだけど。」
「そういえば、グラブってファンクラブが出来てるって知ってるか?」
「・・・マジで?」
「マジマジ」
あいつらもあいつらでなんか言いたい放題言いやがるな・・まぁ良いけどさ。
後最後のは知らん・・知らんったら知らん。
そして、午後の時間となり運動の時間になった。
ちなみにだが、服装は今着ている制服のままらしい・・と言うのが、この服装がそもそも戦闘することも考慮してるからだそうだ。
「一部のメンバーとは自己紹介したが改めて、俺が午後の訓練の担当をさせてもらうマスルだ。」
クラスメイト「よろしくお願いします」
「質問よろしいでしょうか?」
「良いぞ?確か、グラスだったか?」
「はい。他のクラスの同世代と合同かと思ったのですが見当たらないので・・。」
「うむ。別々だな。主な理由としては、昔は合同だったのだがクラス同士でいじめや喧嘩が多くてな・・そして気付けば決闘で勝った方が誰が悪くとも勝者がルールとなり、悪影響が多いから分けることにしたんだ。」
「なるほど・・そういうことでしたか。」
「後は、人数が少ない方がより細かく教えることが出来ることもメリットだな。」
「そうなると、教師が足りなくねぇか?」
「一応俺以外にも別分野の専門もいるからな交代制だ。後は、自主で教師なしで鍛える日もある。」
「そうなんか・・なるほど。」
「そして、君たちだが実は教えることがほとんどないというか、自身の強みと弱みをしっかり理解している故に後は自身が何を伸ばすか自分で考えて行動するステップに入ってるから下手に教えられないんだ。」
「こっちも自習か。」
「なんか、テスト勉強とかを除けば割とのんびりした学園生活になりそうだね?」
「だな。じゃあ・・どうするか。」
「とりあえず、基礎練にするか?」
「どんな感じで?」
「魔力操作と身体能力を同時にやるし、身体強化有でランニング。最初にダウンした奴は全員で誰が担ぐか決めて担いだまま続行・・を繰り返して一定数人数が減れば終了ってのはどうだ?」
「シンプルですが面白そうですね。」
「賛成!」
「ペースは全員に合わせず各々が決めつつ常に周りを見ておくかんじか?」
「だな。」
「後は、のんびりやっても時間が長引くだけだし通常よりやや早めくらいにしておくか。」
「それで良いと思うわよー?」
「ふむ・・面白いことを考えるな。クラスメイト同士のスキンシップにもなるし、他クラスでそれを使わせてもらっても良いか?」
「なんとなくで思いついただけなんで好きにしてもらっていいっすよ?」
「そうか。ならありがたく。後せっかくだ、俺も参加させてもらおう。教師としてハンデとして重りを付けた状態でやらせてもらおう。」
「先生も一緒かぁ。それはそれで面白そう。」
それから、各々のペースで淡々と走ることになった。
やはり体力に自信がある奴はだいぶペースがはえーし、自身がないと自覚してたやつはだいぶいっぱいいっぱいと言う感じだ。
だが、体力がないと生き残ることも難しいし必要だから無駄にはならねぇと正直思ってる。
しばらくして最初の脱落者が出てきた。
「ぜぇ・・・ぜぇ・・・けふっ・・」
「そこまでして頑張らなくても・・」
「そこまで頑張っただけよくやったよ・・うん、頑張った。」
ちなみにダウンしたのはメルだった。
「で、とりあえず誰が抱える?」
「てか、普通にグラブじゃね?」
「そうですね。このクラスの中で体格もしっかりしているのに加え、体力は普通に高いでしょう。」
「俺か?ってかさ・・抱えるのは良いけどさ、女子を男子が抱えるのって女子としては良いのか?」
ノアとイブがスポーツドリンクとか言う飲み物を渡しつつそれを飲みながら息がかろうじて整ったメルが答える。
「私は大丈夫よー?」
「・・さすがに抱っこは厳しいからおんぶになるぞ?・・後で文句は言わないでくれよ?」
「言わないわよぉ。むしろお礼をしなきゃダメなくらいだわぁ。」
「そんなもんいらん。貸しにもならねぇよ。」
その程度で貸しにする奴は相当心が狭いかせこい奴だけだ。
「じゃ・・ほら。汗臭いのは文句言わないでくれよ?」
「いうわけないじゃない・・。」
と言っていそいそとメルをおんぶする。
が、むにゅっとクラス内で何がとは言わないが最も大きなものを持ってるが故に背中に男としては幸せだが一歩間違えると犯罪者の汚名を背負わされるある意味ヤバいブツが押し付けられる。
全員察してるが空気を読んであえて何も言わない。
「・・・」
「えぇと・・グラブ君ごめんなさい・・ホントはここまで押し付けない方が良いんだろうけどぉ・・体力がぁ。」
「・・わかってる。気にしないでくれ・・だから、何も言わないでくれ。」
「これがお礼と思ってくれればいいからぁ。・・セクハラ何て思わないわよぉ。」
こんなお礼は絶対に他の男に言うんじゃねぇぞ?
絶対そんなこと言えば速攻で押し倒されるんだからな?
「おう・・マジで後でセクハラ発言をしなければ良い・・。」
顔が熱いのは気付かなかったことにしてくれ・・マジで・・背中が幸せでも常に紳士であれと亡き親父に教えられた身としてはものすごく複雑な気持ちなんだ。
だがまぁ・・今は今だけはこの幸せはお礼として受け取るだけなら許されるよな?・・親父。
そして、何とも言えない空気だが全員があえて茶化すことなく何も言わずに再度走る。
「揺れたりして気持ち悪くねぇか?」
「大丈夫よぉ?思った以上に揺れないしぃ?」
「無理するんじゃねぇぞ?・・後、今後はもう少し余裕のあるくらいでやめような?」
「えぇ・・ちょっと頑張りすぎちゃったわぁ。」
その後もちらほら脱落者が現れたが、メルと俺の何とも言えない空気を察して何がとは言わないが押し付けない程度の体力を残しつつ男女だったり同性同士だったりでおんぶして走り続け、全体の2割まで残ったところで終了することになった。
クラスメイト「はぁ・・・」
「何というか、体力と言うより精神的に疲れた気がする。」
「わかる・・後、あの時は言わなかったけど気まずい気持ちになる。」
「ラッキースケベ的なものになるかと思ったけど、喜ぶ余裕なんてなかった。普通に気まずい気持ちが強くてそれどころじゃなかった。」
「後は、人命救助で人を運ぶことを考慮すると考えると良い経験だったと思いますね。」
「確かに、重症の人に対して欲情なんてしてる場合じゃないしな。それでいうと良い訓練だったか?」
「運が良かったのは割と僕たちって、性別身分問わず全員割と仲が良かったことだよね?」
「だなぁ・・じゃなかったら、異性をおんぶするなんて普通拒否するだろうし」
「しかも、出会って数日も満たないほぼ友人未満の相手なら余計にね?私たちの場合はもう全員が友達同士って感じだけど。」
・・・あえて口にしないが、約30分くらいだったがその期間ずっと大きなあれが押し付けられてたせいで未だにその感触がはっきり記憶に刻まれてる・・すげぇ気まずい。
と考えてたら、マムがいきなり真正面から俺に抱き着いて押し倒してきた。
「ドォーン!」
「どわぁ!?」
クラスメイト「いきなり何やってんの!?」
「ちょぉ!?だから、何度も言ってるだろ!?女の子なんだから不用意に異性に抱き着くな!男は狼なんだから危ないと!」
「だってさぁ!!せっかくだから私の体も堪能しろやぁ!!・・・まぁ、堪能してもらえるほどおっきくないけど。」
すっごい落ち込んだ表情のまま全力で俺にまたがったまま抱き着いて俺の胸に頬ずりしてるが・・はぁ。
しょうがねぇか・・耳元で小声で伝える。
「・・ホントはセクハラ発言になるから言わねぇが、しっかりその・・感触はあるし、男としてはその・・うれしい。」
実際、メルと比べるのはダメだがしっかりと柔らかいものを感じる・・小さくても女なんだとわかる。
「!?」
「けどさ・・どうリアクションすりゃいいか混乱するからあまり誘惑しねぇでくれ・・正直、どこから先がセクハラになるかがわからねぇからある意味怖いんだ。」
だから俺は、一切触れないという手を取るようにしてんだよ・・距離を取るために抱っこするのはホントある意味最終手段なんだぞ・・。
「そっか・・そっかぁ!」
嬉しそうに笑顔になった。
「うん・・今はそれだけで十分。」
そして、俺から離れろと言おうとしたところで耳元でささやかれた。
「グラブ君を意識してる異性としての意見だけど、おっぱいを触ったりチューしたりするのはまだダメだけどハグとか抱き着いた時に押し付けたのを楽しんでくれるのはむしろうれしいかな。異性が押し付けるように抱きしめるときはそれを堪能して欲しいって気持ちなんだよ?」
と言いながら頬をぺろりと舐められた。
「ちょぉ!?」
「あはは!深刻に考える必要はないよ!・・でも、ありがと。」
と言いながらぴょんと俺から飛び降りて脱走した。
「・・逃げられた。」
てか、あの時あえて言わなかったが・・あの感触からの推測と言うかほぼ確信してるが、上の下着を着けろよ!!
いくら小さいとはいえ、着けないとダメだろ!?(後でそっと忠告しておかねぇと)
「わぁ・・大胆。」
「さすがにそこまでする勇気はないかなぁ・・。」
「てかさ・・メルちゃんとマムちゃんって・・ガチの?」
「・・多分」
「私たちはファンだけど今日1日の付き合いで程よい距離間で仲良くなれれば十分って気持ちの整理が出来たしね?」
「ね?」
「なら2人の応援とサポートに回るのが吉?」
「だね。」
「てかさ・・男子代表としてあえて言わせてもらうけどさ、グラブがモテるのは羨ましいとは思うけど妬むつもりもないし・・けどどの女子もさ・・グラブへの気持ちを隠す気皆無だよな。見てて面白くはあるけど。」
「それは同感。」
「それってありなの?」
「良いのではありませんか?少なくともグラブはそれでゲスなことを考えるような悪い人ではありませんし、真正面から真剣に考えて答えを出すでしょうし、彼のことですからたとえ複数人と付き合うことになったとしても平等に接するでしょう。」
「確かに」
「それに、グラブ君の場合異性に対して臆病になりすぎてる気もするからある意味気持ちがあるならそのくらいしないとダメなのかもな。」
「俺たちはそっとサポートしつつ楽しく見守らせてもらおうぜ。」
「そうだね。」
マジで、異性ってわかんねぇ・・。
とりあえず、抱き着いてきたら無理して引きはがさなくても良いのはとりあえず恥ずかしいけど理解したけど、小言は言わせてもらうからな!!
後は・・俺のことを好きだって気持ちは・・友人としてなのか異性としてなのかはわかんねぇけど、時間をくれ・・。
と言うか、俺本人にぎり聞こえそうな距離感でそういうことをしゃべるのはやめてくれ。
マジでリアクションに困るんだ。
「青春だなぁ・・うんうん。それに他のクラスと違ってAクラスは平和だ。」
-他のクラスはカオス?-
「ん?そうだなぁ・・犯罪もどきがないだけ良いが、優良物件アピールに始まり、無言のけん制が続き、プレゼント合戦が続いたり、成績がどちらか上かで競争が始まり、どちらが強いかで模擬戦が始まりとまぁ・・騒がしい。・・それも青春と言えばそうなのだがあれだと友人を作る気があるのかどうかも怪しい。・・傍から見ると友人ではなくただの協力関係だ・・子供のくせにギスギスしすぎなんだ。だから、Aクラスはホントにいろんな意味で安心出来る。」
-人間って忙しいね。-
「・・ホントに君たちは、人間とは異なる立ち位置のような言い方をするな・・下手すると老齢してるとも言う。」
-このくらいの距離間の方が見てて楽しいよ。-
「人間観察が趣味か・・」
((コクリ))
「なんとなく君たちがどういう子なのか分かった気がするよ。」
その後からだが、女子から抱き着かれることが減ったというかほぼなくなった。
良かったというべきか男としてさみしいというべき何なのか分かんねぇけど。
一応言っておくが、仲が悪くなったとかではない。
普通に会話するし、じゃれ合いも普通にするが、抱き着くという行為だけなくなった。
ただ雰囲気的にようやく落ち着いてくれたというか熱が過ぎたような気もする。
・・・正しくは、メルとマムの2人だけは引き続き抱き着いてくるが・・以前より積極的のような。
ただ・・なんて言うんだろうな?
2人の雰囲気が前よりも甘い気がする?・・自分で何言ってんのか分かんねぇけど言われた通り逃げたり引きはがしたりはしないようにしてるがその代わり小言は言わせてもらう(言うこと聞いてくれねぇけど)。
ただ性格が良くわかる。
メルは控えめながら恐る恐る近づいてきて抱き着いてくるがその後は大きなアレをしっかり押し付けてきたり腕を挟み込んできたりするから意外と積極的。
一方マムだが、グラウンドでされた通り勢いよく飛びついてくる。
そしてそのまま頬ずりしてきたり俺の膝の上に座ってきたり頬をペロリと舐めてきたりと何というか猫っぽい。
あ、上の下着はメルにそっと頼んだところ無事に身に着けてくれるようになった。(ほんとによかった・・)
だが、その弊害?なのか時折わざと身に着けずに俺に抱き着いてくる(不意打ち)時がありその時はガチで破壊力が高いからやめてくれ・・マジで、俺をどうしたいんだ。(下着の有無での感触の違い何て知りたくなかった・・)
ちなみにこの後の授業だが、体力が余った組は筋トレをメインに
体力切れした組は魔力操作の基礎練をメインに分かれて時間を過ごした。
はぁ・・何というか疲れた。
主に人間関係が・・なぜ、グラスたち男友達のメンツは嫉妬した目を向けずに微笑まし気だったり楽し気に眺めるだけなんだ・・良いけどさ。
仲違いしないだけありがてぇけどさ・・このクラスはホントに居心地が良いし。




