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ドラッツェル攻略戦:後編

ずいぶんと待たせてしまいました!

どうぞ!

レイヤールはドラッツェルの中心へと向かと・・・


黒いレイヤールと同じ不死竜が居る


禍々しい見た目で巻き角に鋭い爪


腕組みして空中で待っている


レイヤールが来た事に気づいて黒い不死竜が動き始めた

真っ直ぐにレイヤールへと向かって行く


そしてレイヤールを前ににして「お前がレイヤールか」


黒い不死竜が呟く


「あぁそうだ、お前は何者だ?俺の兄なのか?」


黒い不死竜は笑い「ハハハ!あながち間違いではない・・・お前の兄はなかなか強情でな・・・私が憑りついてやらねば、闇に堕ちんかったよ」


レイヤールは歯ぎしりして「お前・・・何者だ!?」


黒い不死竜は笑って「俺は闇の使者・・・虫使いのラグム」


はゴッドイフリートマグナムを構え

「なるほど・・・兄の体に寄生虫みたいに取りついているわけか」

ぶっ放すと避けようともせず直撃を受けるが無傷

「やはりオモチャじゃ無理か・・・!なら!!グラディウス!!」


背中のグラディウスを抜いて聖剣へと姿を変える


ラグムも隠し玉を持っていたらしく、背中から大鎌を手に持つ

「正解だレイヤール、俺はお前の兄に寄生して取り付いている、ドラゴンの力は素晴らしい!」

黒い不死竜の姿も相まって、まるでその姿は死神



レイヤールの聖剣とラグムの大鎌がぶつかり合い衝撃波が発生する

「なにがドラゴンの力だっ!!他人の力を行使して自分の力でもない奴がっ!!」

お互いが間合いを開いてレイヤールは周囲に光の剣を召喚して「ホーリービット!!」


ラグムは大鎌で鮮やかにすべて剣を叩き落とすと、大鎌で宙に縁を描く


そして描いた瞬間、禍々しい紫色の球体が放たれ、そこから無数の紫色の刃が飛び交う


「っつ!!」

回避してギリギリの合間を飛び交い、回避する


「っくっそ!!弾幕ゲームじゃねえんだから勘弁してくれ!!グラディウス!!」


グラディウスから光が放たれて闇の刃を一掃して球体も叩き切って破壊する


ラグムが満足そうに笑って大鎌が連撃してくる


グラディウスがすべて受け流して、グラディウスを背中に当てて


「行くぜ!『聖者(パラディン)ノ鉄拳(ガントレット)!!』」


そしてガントレットは大鎌で防ぐ


だが左手はグラデイウスを握ったままだ

「コンボだっぜっ!!」


グラディウスが直撃して胸に大きな傷がつく



「見事だレイヤール君・・・だがこの町に居たドラゴン達は皆どうなったと思う?」


「?」


「選ばれた15体のドラゴン達には私が直々に卵を植え付け制御し、他のドラゴン達は皆、今も私の中に存在する空間でエネルギーを絞らせていただいている」


黒い不死竜はこちらを睨み、手を上げるとドラッツェルに居たドラゴン達を集わせる


その数15体


「うっそだろ・・・この数・・・」


だがその15体のドラゴン達はラグムの回りに集まり、黒い不死竜が魔法陣を展開する

「私はドラゴン一体一体が持てるポテンシャルを最大限に引き出す事ができる」


その魔法陣を他のドラゴンが潜り抜けると生きた道具へと姿を変える


「なっ!?」


最初に通過したドラゴンは片手剣へと姿を変え

「ドラゴン達はこうやって姿を変えられ使われる方が効率が良い」


そして次に通ったドラゴンは盾へと姿を変え


そして鎧が体のあちこちに装備されて竜騎士のような姿へと変える

「レイヤール・・・君こそ新たな私の宿主の体にふさわしい・・・」


15体のドラゴン・・・そのエネルギーをすべて一体に


「誰がッ!!」


レイヤールの力を凌駕するような圧倒的に覇気


レイヤールはグラディウスを向け「俺は諦めねぇぞ!!後ろに守るべき仲間も・・・愛する人も待ってんだ!!」


白い光が増幅していく


だがラグムは片手剣をレイヤールに向け切りかかる


グラディウスで受け止めるがかなり重く、押し切られて弾き飛ばされる

「がはっ!!」


な、なんてパワーだ・・・桁が違い過ぎる!


そして恐ろしい威力の追撃がレイヤールを襲う


レイヤールはブースターを使い素早く加速して逃げるが、先回りされ、叩き押される


「ガハッ!!」

地面から立ち上がると


「終わりだレイヤール」片手剣を突きつけ迫ってくる


レイヤールも渾身の力を使いグラディウスを大剣へと姿を変えさせ切りかかる


だが光の剣は黒い闇の剣によって砕かれ、グラディウスが折れる


そしてレイヤールの胸に黒い剣が刺される

「ぐふっ・・・ガハッ!!」


ズチュズチュと浸食してくる


「ガァァァァ!!」


レイヤールは意識が真っ白くなっていく



-------


久しく見るあの少年が笑っている


「どうしたレイヤール?覚醒して試練を乗り越えた君の力はこんな物なの?」


俺は気が付くと両手が黒いドラゴンの腕に拘束されている

「っぐ・・・!」


少年が笑って「君をなんとしても体の一部に彼らは引き込みたいようだね」


「なんだと!?光を取り込んでどうするつもりなんだ・・・?」


少年は首を振り「さぁね・・・でも確実にこのままでは君は飲み込まれる・・・彼らに」


振り向くとさっきの15体ものドラゴンが言葉にならないような悲鳴を上げて俺を引き込もうとしてくる

「うぐっ!!俺は・・・まだ・・・!エルローラと・・・!」


俺の口にドラゴンの手が当てられ、引きずり込まれそうになった時


「レイヤール・・・」


知らない声だ、優しい男の声だ


「僕達を・・・助けて・・・」


この声は・・・誰だ?


「僕達の国を僕らを・・・呪縛から解き放ってくれ」


体が直感で感じる、これは兄の声だ、そうか、今、兄が俺をことを吸収しようとしている


だから聞こえるんだ、兄の声が


俺は闇に飲み込まれそうになりながらも呟く「分かったぜ兄貴・・・!」



-------


ラグムは気持ち良さそうにはレイヤールの体をグチュグチュと体内に押し込んで取り込もうとしている

「あぁ・・・これが光り属性のドラゴンの味・・・」


だがレイヤールは目を開けて「お前が取り込みたいって言うなら取り込ませてやる!!だがなっ!!ただで取り込めるなんて思うなよっ!!」


レイヤールは自らラグムの腹の中へと入って行き


黒い沼のような体内の中でレイヤールは胸に手を当てて「兄が助けを求むなら・・・それに答えるっ!!」


------


黒いドブ沼のような液体が流れる空間で気味の悪い緑色の繭のような物があちこちにあり、そこには数々のドラゴン達が捕らわれている


「これを全部・・・奴が!?」


そして奥に一番大きい繭に俺と同じ不死竜の姿をしたドラゴンが捕らわれている


きっとあれが兄さんだ


レイヤールは走って兄の元へと向かうと背後から気配がして回避する


「っつ!!」


回避すると全身竜の鱗のような甲殻が覆われた虫の化け物が現れた


体はアリとカミキリ虫を一つにしたような姿で、ドラゴンを多数取り込んでいる為かあちこちにドラゴンらしい骨格か角もある


「ふふっ最初はただの虫に過ぎなかった私が・・・この不死竜の体を得る事でここまで進化した!!」


レイヤールはゴッドイフリートマグナムを構え「ただの虫風情が!!」


銃撃するが、無傷


「ふふっ・・・どれだけのドラゴンを取り込んだと思っている?能力も桁違い・・・それにここは私の世界・・・どっちにしろ私の有利は変わらない・・・」


レイヤールは拳を構えて「聖者(パラディン)ノ連続鉄拳(ラリアットガントレット)!!」


だがすべて無傷だ


「なっそんな・・・!」


ラグムは大笑いして「言っただろ!ここは私の世界だと!!」


ラグムは前足でレイヤールの体を押さえつけ


「さぁ・・・レイヤール・・・諦めて私と一つになるがいい」


ラグムは尻を向けてレイヤールを頭からヌチュヌチュと押し込んでいく


そしてラグムは不死竜の横に「ふふっ・・・レイヤール・・・ようこそ私の体へ・・・」


兄の横に緑の色のレイヤールが入った繭を産み付ける


ラグムが笑って去ろうとすると


「な、なんだ・・・この気持ち悪い感じは・・・」



ドクン・・・

「がん・・・れ」


「レイ・・ル!」


ドラゴン達の声が空間に響く



レイヤールにはハッキリと聞こえていた

取り込まれてしまったドラゴン達が応援してくれる声が


緑の繭の中で目を覚ましたレイヤールは大暴れして繭から飛び出してくる


ラグムが驚愕して「なっ!!一度取り込んだはずなのに!!」


レイヤールの背中には管が繋がれている


ラグムが驚愕して「そうか!!このドラゴン共がレイヤールに力を供給して!!」


レイヤールはゴッドイフリートマグナムを構えるとドラゴン達のエネルギが濃縮されていき

「ラグム!!これがドラゴン達の怒りだ!!」


ラグムが飛びついて「おのれぇぇぇ!!こうなったらレイヤール!!貴様の肉体もろとも精神融合して取り込んで--!!」


ゴッドイフリートマグナムから熱線のような太いレーザーが放たれラグムの空間が崩壊していく



-------


黒い竜騎士だったラグムの体が爆発して数々のドラゴン達が放出され、解放される


そしてレイヤールは意識がない兄を手に抱え「初めまして兄さん」


兄はゆっくりと目を開け「初めまして・・・レイヤール」



ラグムが消えた事で闇の勢いが一気に衰えて行き、リザードマンのような姿の住人達がもとに戻っていく




スケルトンの兵士が申し訳なさそうに「レギルス様……ドラッツェルが落ちました……パッグ、グリス、ラグムが戦死しました……」


レギルスが頭を抱え「そうか……解き放った『ハンター』は?」


スケルトンがハンドサイズの手鏡のような物を見て笑い「どうやら確保に成功した模様です!」


レギルスが笑い「そうか……!やはり奴は優秀だな……それにターゲットが恋人であれば、それはすぐに見つけるか……フフ!ハハ!」


スケルトンの手鏡がピコピコ光り「!!どうやら、覚醒したようです!これで奴らの船を……」


レギルスは笑い「数々の駒を失ったが、状況は傾きつつある!レイヤール……貴様が私の手に堕ちる瞬間が早く見たい……」


レギルスの笑い声がこだまする




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