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ドラッツェルへの道のり

相変わらず夜になると諦め悪い獣共が集まってきてる


レイヤールがその光景を見つつも苦笑いして「また来てやがる、性懲りもなく・・・まったく元気だねぇ」


横で一緒に様子を見ていたレイも頷いて「確かにな・・・本能的に光の者達は排除するようにプログラムされているのかもしれない」


レイヤールがため息を吐いてレイを見て゜それで?次の街・・・ドラッツェルへ向かうにはどうする気だ?少なくとも地図を見た限りでは、一日かかるぞ、そうとなれば夜も戦い続け昼移動とかなり無理がある」


そういくら何でも休息無しでは無理な話なのだ


レイが悩んで「この獣共をどうにかする方法がないとな・・・レイヤール明日は近隣の森を重点的に闇を切り払ってみよう、それでこの獣共が来るまでどれほどの時間がかかるか計算するんだ、もしそれで少しでも効果があるのであれば、地道に少しづつ土地を解放して活動範囲を広げていくしかあるまい」


レイヤールは深くため息を吐いて「昼は霧を払って夜はアバレストで休息か・・・地道な作業になりそうだ」


レイも頷いてレイヤールを励ます「仕方ないだろう、これと言って決定打が無いんだ、少しづつ広げていけば何か掴めるかもしれない」



--------



1日目昼


とりあえずアバレストから周囲3kmの範囲は浄化して回った、空を飛んで回るだけの簡単な仕事だ


地上の獣たちが苦しんでいて、解放される事もあるが、やはり深く闇に侵されている動物が多く、半数以上がまだ霧がかかっている森へと逃げ込むのが空から見ていても分かった




1日目夜


明らかに数が激減しているのが分かる、だが選別されて強い個体が向かってきているのが分かった

だが効果があると分かればこっちのもんだ

明日も浄化しまくるぞ~



そう意気込み今日はベットに入って眠った




2日目昼


かなり順調だ、昼であれば市民が外に出ても問題ないほどまでアバレスト近郊は回復した

だが問題は森がどんどん深くなるにつれて浄化するまで滞空し続けなければならない事だ


それだけ深く侵されているという事だろう


早く帰ってエルローラと話したいなぁ・・・



2日目夜


ほとんどいなくなった、やっぱりまだ谷の様子を見に来る獣はちらほら居るが、諦めてすぐに帰っていく


地道だが、こうして続けて諦めてもらうしかなさそうだな明日も頑張るぞ


今晩中にレミウスがやってきて海の方も頼むと言われた、陸の方も行くのが大変な距離になってきたからやるしかないだろう




3日目昼


今日は軍艦2隻との合同浄化作戦だ


アーベルンはアバレスト護衛の任がある為動けないから、バリスタと大砲を搭載したアーベンヘルツ製の船と共に同行する形だ


俺は浄化に専念して他は雑魚は大砲やバリスタで始末する


陸に比べ海の生き物たちは逃げようとせず戦いに挑む者が多い気がする



3日目夜


静かな夜だ、気持ちが良いほどに、軍艦の砲撃音も聞こえない所を見ると夜でも近寄らなくなったのだろう


レミウスと話して補給線を確保する為に明日は航路を幅広く浄化する予定らしい、アバレストの防衛はアーベンヘルツとドラゴンチームに任せる事にして俺は2日間船と行動を共にして、海を幅広く浄化する予定だ



4日目昼


今日はアバレストの市民たちに見送られて海のお掃除だ


昨日よりも多く、帝国製の船とローリンスの船も居て、アーベンヘルツの船が3にそれぞれ帝国とローリンスが一隻ずつ、走破力も上がって、海の浄化も順調に進んで、残りは俺達がタコを撃破した辺りの海域大掃除だ・・・夜はしっかり寝ないとな



4日目夜


寝ている間に奇襲されて、帝国船が轟沈した、俺が爆睡していたのが原因だ、戦死者は奇跡的にいなかったもののアーベンヘルツの船を一隻、帝国の兵士の撤退用に借りる事になった


まぁ場所はあのタコを撃破して浄化されてから時間がかかっているから比較的安全だろう



5日目昼


海の浄化を行っていると補給船団が数多く来ていた、民間のガリオン船から、軍用の船まで、数々の国が、闇と戦う為に派遣してくれたらしい


ありがたい、これだけの大部隊が補給に来てくれたのなら安全だ


俺は浄化の力を補給船団に見せつける事で士気を上げる



5日目夜


航路は確保してきた為安全にアバレストへたどり着いたが、船舶渋滞が発生していて困ってしまった、船のクルー達には徹夜してもらわないと・・・申し訳ない




6日目昼


改めて陸の浄化に当たる、海の時は休む拠点代わりに船が役立った為に楽だったが、陸地となると敵が多すぎて降りられない為休憩できなくてきつかった



6日目夜


頑張ったかいがあってアバレストの夜も安全になった、これから橋を建設しても安全だろう


ようやくここまでこれた・・・後は各拠点を行く先々で作っていって、俺の浄化ペースが上がれば・・・





7日目の昼・・・



いつものように飛んで闇の地域を浄化していると殺気を感じて回避した


「ッつ!!」


急旋回してギリギリ回避して振り向くと、そこには大鷲の化け物が、体長は翼を広げて10mほどあるだろうか・・・


空中戦になる


「伊達に戦闘機ゲームやってたもんでねっ!!」太陽に真っ直ぐと向かうとやはり嫌がって追撃を躊躇い高度を落とした


「そこっ!!」転換して「ホーリーセイバービット!!」


光りの刃を周囲に発生させて放つ

「行けっ!!」



大鷲に直撃して串刺しになった所で近接して


「聖者(パラディン)ノ紅焔鉄拳(ブレイブガントレット)!!」


明るく綺麗な焔が手から現れて大鷲の頭を拳でカチ割る

大鷲は落下していき、森に消える


息を整えて「ハァハァ・・・まったく・・・」



その日は疲れて早々にアバレストへと戻った


戻る道中に開拓が進んで、谷側に防御壁を建築している最中だった

そこに降り立つとレイが建築の指揮をとっていた


「レイ!」


レイが気が付いて「レイヤールか、夜に獣共の数が減って安定してきたから、ここに新たに防御壁を作って本格的に拠点の点在箇所を増やしてレイヤールの航続距離を稼ぐつもりだ、このままのペースでいけば1か月以内にドラッツェルが目視で見える範囲まで接近できるだろうな」


レイヤールはため息を吐いて「1か月か・・・道のりが長いな」


レイが笑って「そう急くなって、じっくり確実に進めて行こうぜ、闇の軍勢もいまだにここに攻めに来たりしていないからな」


レイヤールは海を見て「海の守りはもう鉄壁なのか?」

レイが頷いて「あぁ、海から来ればそれは馬鹿だ、海側は完全に占拠できている」


そんな時だった


建築作業員が「何か単独で走ってくるぞ!!警戒しろっ!!」


レイが剣を腰から抜いて「レイヤールお前もうアバレストに戻ってろ、最近出番がないから俺に任せておけ」


レイヤールもレイに任せる事にして建築中の城壁から様子を見守る


走ってきたのは獣人の子供だった手に何かを抱えて走っている

服装はどこか民族衣装で派手な服装だ


しかも悪い事に半分闇に侵されているが、半分無事だ


レイが違和感を感じて「全員!武器を下せ!なんだか攻撃するって様子じゃないぞ!!」



レイが剣を収めて狼の獣人の子供を抱きかかえると「どうしたお前さん」


「り、神聖竜様に・・・お渡す物があって・・・っう・・・がぁぁ!」

体の半分の黒い部分がうずきだして暴れ始める


レイがレイヤールに助けを求める「レイヤール!浄化を頼む!」


「おう!!」レイヤールの翼から放たれた白い光で闇は徐々にはがれていく



そして子供の表情が和らいで行き、レイヤールが子供の手元を見ると見覚えのある武器を手にしていた


「これは・・・銃器!?」見たところハンドキャノンのような大口径ハンドガンのようだが、ところどころに装飾されて神聖な雰囲気を纏っているが、闇に侵されていたのか、黒く変色している箇所がいくつもある


レイヤールは狼の獣人の子供を見て「この子は一体・・・」

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