兄の存在
これにて今日の更新は以上です!
最新話から入られた方は困惑すると思うので【出撃!連合艦隊!】からお読みください!!
アーベルンが海を突き進む中、俺はロイツァと会話して向こうがどんな世界だった詳しく聞いていた
ロイツァが懐かしそうに目を閉じ、上辺を見ながら
「ルーシュ大陸は全部で3つの大国が存在しました・・・私の住んでいたアバレスト・・・そしてドラゴニューラ族の生き残りが数多く住んでいた大国・・・ドラッツェルそして最後に・・・失われた大帝都・・・エンペラーフィール・・・」
レイヤールがつまみで肉の燻製を食べながら「アバレストは大体想像がついている、だけどそのドラゴニューラ族の数多く住んでたって場所は何なんだ?」
「あそこはスー派でフレベルグというドラゴンが居て、民たちを率いてここに逃げてきた事で生まれた国だ、俺達ドラゴンは姿を全員人に変え、ドラゴンである事を隠して、ドラゴニューラ族の知識と文化で栄えた国だった・・・今は・・・どうなってるか分からん」
レイヤールは頭を抱えて「フレベルグ・・・どっかで聞いた事ある名前だな・・・ああぁぁっ!!」
レイヤールは思い出した
エルローラとドラゴニューラ族の集落があった場所で霊体のドラゴンが言っていた自分とよく似たドラゴンと言っていた名前だった
だがレイヤールは考える『まてよ・・・メルが母さんだし・・・親父は行方不明だし・・・それに道化師が俺の事をあの方の息子って呼んでたよな?って事は・・・闇のグループに親父が居る?だがレイの情報にはレギルスという名前を言ったって書いてあったよな?・・・って事は親父がレギルス?確かめる必要があるな』
レイヤールは立ち上がってロイツァが驚いて「あれ?エンペラーフォールについてはよろしいですか?」
「あぁ、ちょっと確認したい事が思いついたんでな」
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ミランダの元へとレイヤールは向かった
場所は個室、狭い通路を抜けて部屋までたどり着いてノックする
「何?レイヤール?どうしたの?」
「エルローラと連絡したい」
「えっ?エルローラと連絡を?別に構わないけど寂しくなったから帰るとか言わないでね?」
レイヤールはムスッとして「エルローラはついで、本命はメルに用がある」
「はいはい・・・ちょっと待っててね」
ミランダが水晶を持ってきて向こうとつながる
エルローラが暇そうに本を読んでいる
「エルローラ?」
エルローラがビクッとして「レイヤール!?あっ、ミランダさんの魔法で・・・寂しくなったの?」
レイヤールは苦笑いして「それもあるが・・・ちょっとメルに確認したい事がある」
エルローラが椅子から立って「分かったわ、呼んでくるわね」
そしてエルローラが歩いて「メルさん!!レイヤールが呼んでます!」
メルも驚いたのか急いで駆けつけてきて「レイヤール!無事闇の霧に入って大陸にたどり着いたの?」
「あぁ、そんな所だが、そっちで一人のドラゴンを助けてな、そこからフレベルグって名前を聞いた、エルローラも聞き覚えあるだろう?」
「えぇ、確かレイヤールによく似てたって・・・」
レイヤールがメルな聞く「なぁメル・・・レイからの報告書と照らし合わせていろいろ考えたんだが・・・俺の親父が闇のリーダーそうじゃないかな?名前はレギルス・・・」
メルが仕方なさそうに話す「そうね・・・レイヤールには最後まで隠し通す気だったけど・・・いずれ決着をつけないといけないものね・・・そうよレギルスはあなたの父であり、敵・・・もともとあんな人じゃなかったんだけどね・・・いずれどうしてルーシュ大陸に居るのか話すわ、それでもう一つ聞きたいのでしょ?フレベルグの事について」
「あぁ、そうだ」
メルが呟く「フレベルグは・・・貴方の兄さんよ」
「兄!?俺の家族構成ってマジでどうなってんるだ・・・不死竜がそんなに居て大丈夫なのか?」
メルが苦笑いして「だから分散した、フレベルグについては一切消息不明よ、今もどこで何をしているか分からないわ」
レイヤールが頷いて「それについてだが判明した、ルーシュ大陸のドラッツェルって言う国でリーダーとして動いていたらしい人に化けて暮らしていたようだ」
メルが納得して笑い「確かに・・・あの子らしいね・・・平和主義なあの子らしい・・・レイヤール、分かっていると思うけど兄も闇に飲まれているわ、必要なら・・・」
「あぁ・・・分かってる」
メルは溜息を吐いて「こんな大変な事押し付けるのは母として失格だけどレイヤール・・・貴方は皆の希望なの・・・よろしく頼むわね」
「あぁ、任せてくれ母さん、そっちこそエルローラをしっかりと守ってくれよ」
メルが笑って「エルローラに変わるわね」
メルが去るとエルローラがモジモジしていて「レイヤール・・・そのお兄さんの事なんだけど・・・」
「あぁ、心配するな、俺の心の助けはお前とレイメストで十分だ、俺だって弱々しいままじゃダメだって決心したからな」
エルローラが嬉しそうに笑って「帰り・・・待ってるからね。無事に帰ってきてね」
「あぁ、必ず無事戻る・・・それじゃ」
通信が途切れてミランダが複雑そうな顔で納得して「だから通信したかったのね・・・」
レイヤールも頭を抱えて「兄が居たとはね・・・でも・・・もし助ける事ができればドラゴニューラ族については全て明るみになるだろうな」
ミランダが少し嬉しそうに「もしそれが解明できたのなら・・・私も功績の一人に加えてね」
「抜け目のない奴め・・・フフッ分かったよ」
そういってミランダと別れて格納庫へと戻る
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ロイツァが暇そうにボーッと天井を見上げている
「やっぱり闇が抜けた後は体の調子が悪るいか?」
ロイツァが驚いて「い、いえ!神聖竜様の鱗のおかげでこの通り!」
ロイツァが翼と尻尾をピーンと立てて『元気です!』とアピールしてくる
「その様子なら大丈夫そうだな」
ロイツァが頭をかしげて「それよりどちらへ行ってたのですか?」
「少し仲間と連絡とっていた・・・フレベルグ・・・そいつは俺の兄だったようだな」
ロイツァが驚いて「あのフレベルグ様が・・・神聖竜様のお兄様!?た、確かに・・・彼は何百年と若さを保ったままという噂は聞きましたが・・・まさか本当に・・・」
レイヤールはロイツァに近づき「頼むロイツァ、相手がどんな武装で、どんな場所なのか・・・それを教えてくれないか?」
ロイツァは気難しい顔で「攻撃するのですか?」
「あぁ、その事態になったらだ」
ロイツァはしばらく考え「神聖竜様・・・申し訳ありませんが・・・一つお願いが」
「言ってくれ」
「同胞達を私のように救ってほしい・・・できる限りでいいので」
レイヤールは頷いて「あぁ・・・俺も助けられる人達は助けたい、それにドラゴニューラ族の秘密についてもいろいろと聞きたいしな」
ロイツァが驚いて「白聖竜の巫女伝説の事ですか?」
レイヤールが拍子抜けして「なんだそれは」
「伝説ですよ、全ての竜を癒し、束ね、そして導く、伝説の巫女です」
レイヤールは神社の竜巫女について思い出して『その名残があの神社の人達だったのかもしれないな・・・つくづくドラゴニューラ族には謎が多いな・・・』
「まぁ所詮伝説だ、どっちにしろ兄をたたき出して、浄化してやるまでだ、平和主義な人だって言ったから助ける余地はあるだろう」
ロイツァが苦笑いして「上手く行けば良いのですが・・・」
「まぁ何とかなるだろう」
その時
艦内放送でレミウスが叫ぶ「ルーシュ大陸を確認した!アバレストの港に多数の敵が集結しているのが目視で見えた!これより第一戦闘体制を発令する!各員は速やかに持ち場に就くように!」
ロイツァが立ち上がり「アバレストを救うのは・・・貴方に掛かってます・・・お願いします神聖竜レイヤール様!!」
「あぁ・・・ここから俺達の反撃の狼煙をあげてやる・・・」
レイヤールは立ち上がり天井を見て頭の中で呟く『親父・・・あんたが闇の支配者だってなら俺がぶちのめしてやる・・・生憎俺はアンタに何一つ父親らしい事してもらってないんでね・・・父親だろうが問答無用で倒してやる覚悟しろよ』




