神聖竜の浄化力
これで更新が終わりで納得・・・するわけないですよね・・・
だって86話の文字数3000文字にも達してないですからね・・・って事でサービスもう1話!追加があります!
「グガァァァァァ!!!」
大気を震わして飛び込んでくる黒いドラゴン
四足歩行のドラゴンなので注意する点としては爪とブレスぐらいだ
グラディウスを手に持ち輝かせて近づくと嫌がって離れてブレスを吐きつけてくる
こちらもブレスで応戦する
だがレイヤールのブレスと黒いドラゴンのブレスは拮抗して爆発する
レイヤールは下がって舌打ちして「ッチ・・・ブレスに関しては俺はあんまし得意じゃないねぇからな・・・」
グラディウスを背中に収めて拳を構え「ガントレットで!!」
黒いドラゴンに接近するとグラディウスの光りは無い為、向こうも爪で近接戦闘を仕掛けてくる
爪をかわして、ガントレットに魔気を込める
「聖者ノ紅焔鉄拳!!」
光りの拳が黒いドラゴンの腹部に食い込む
「ぉぉぉぉぉぉおおおお!!!」気合いを入れてぶん殴ると効果があるらしく、態勢を崩して落ちて行く、だが空中で立て直して再び舞い上がる
「やはり一撃で落ちてくれるような相手じゃないか・・・」
再び空をグルグルと飛びまわりお互い様子を見合う
先に動いたのはドラゴンだった
周囲に黒い刃を召喚して飛ばしてきた
「っつ!グラディウス!!」
グラディウスが輝いて俺の手元に自然に飛び込んできて、全て黒い刃を叩き落とす
「そんじゃ、こっちの番だ!!」グラディウスを掲げ、そのままグラディウスを持ったまま一回転するとグラディウスから魔力が放たれて、周囲に白い剣が現れ
「行け!!聖者ノ剣星!!」
黒いドラゴンに追撃して何発か直撃するが、多少の傷がついた程度で大したダメージにはなってない
「固すぎだろ・・・あのドラゴン・・・」
レイヤールがぼやくとレイが軍艦から「レイヤール!!ドラゴン同士なのだろう!?ドラゴンは高貴な種族だ!相手からの声が聞こえるかもしれん!!」
レイヤールは黒いドラゴンを見つめ『こいつから・・・声を?』
耳を研ぎ澄ましてみると確かに何か言っている
聞き取り辛く何を言っているか分からない
「こうなったらしがみ付いてでも聞かせてもらうしかないだろ!!」
レイヤールの周囲が光り輝いて背中の翼から白い光を放つブースターを展開して
胸に入った神聖玉から白い魔力が流れてレイヤールの鱗や肌を伝って全身を光の魔力で満たす
「紅焔聖者形態!!」
背中から発生したブースターのおかげでドラゴンに追いつくのは余裕だった
尻尾を振り回して『近寄るな!』と攻撃してくる
だが尻尾を両手で受け止めて「捕まえた!!さぁお前が助けを求めるのか聞かせてもらうぞ!!」
かすかに聞こえてくる『殺・・・くれ・・・私を・・・して』
殺してくれ?冗談じゃない
レイヤールが叫ぶ「殺してほしい?それは却下だ!!殺すのは・・・お前じゃなくて・・・お前の中の闇だぁぁぁぁ!!」
全身から白い魔力が発せられ
「闇を切り裂き、光りを胸に・・・ホーリーノヴァクレスト!!!」
レイヤールの体から放たれた白い光が空で巨大な白い太陽となり、そのまま太陽がドラゴンに直撃する
「グガァァァァァ!!!」
ドラゴンが海に落下していく為、レイヤールが受け止めて
気が付く「そうか、お前もともと赤いレッドドラゴンだったのか」
ドラゴンが少しだけ目を開けて「暖かい・・・光・・・そうか・・・来て、くれたのだな・・・神聖竜よ・・・」そう呟いて気絶する
レイヤールはアーベルンの甲板にドラゴンを下して
首を回して「あぁ~・・・この体・・・想像以上に燃費いいわ」
レイが歩いてきて「良い調子だな・・・このドラゴンからいろいろと情報を聞き出してみよう」
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レイヤールが格納庫で気絶したドラゴンが起きるのを待つ
「む・・・んぐ・・・」
ドラゴンが起き上がりレイヤールが「おい大丈夫か?」
「あ、あぁ・・・助けていただいて感謝する神聖竜よ・・・」
頭を下げてまるで崇拝するように頭を下げてくる
レイヤールは戸惑って「ちょっと待て、神聖竜になったばかりの俺には状況が掴めん、まずお前の名前、そこからだ話は」
「私は、アバレストという大都市で働いていたロイツァです」
「ふむふむ・・・って、えっ!?働いていた!?」
ロイツァは頷いて「はい、わが国アバレストでは、ドラゴンは皆人に化けて暮らしていましたから」
そういえばメルも人間に化けていたし、ドラゴンって身分隠しているだけで、結構ドラゴンは身近にいたのかもな
ロイツァが話す「私は・・・混沌の闇の中・・・変わり果てたアバレストの姿を見て悲しみました・・・民も竜もすべてが闇に飲み込まれ禍々しい姿に・・・私は光りが満たされた世界とこの闇の霧の狭間を周回していたので、ある程度の浸食は避けられましたが・・・おそらく本土は・・・もう」
レイヤールがため息を吐いて「助けるのも困難なほどに浸食されていると?」
「えぇ・・・アバレストが栄えていた光景はもう目にする事はないでしょう・・・」そう言って残念そうに首を落とした
「そう気落ちするな、それでアバレストというのは港があるのか?」
ロイツァが頷いて「えぇ、かなり大規模な港国で、これほど大きな船でも停泊できるかと」
レイヤールとレイは頷いて「行き先が決まったな」
レイがレイヤールのガントレットから鱗を引き抜いてレイがドラゴンにレイヤールの鱗を差し出す
レイヤールは痛そうにガントレットをさすり「イテテ・・・俺の鱗を持っていれば闇に浸食されずに済む・・・だけどドラゴン同士だから食った方がいいかもな」
ロイツァは驚いて「いけません!神聖竜様の鱗を私みたいな立場の低いドラゴンが頂くなど」
レイヤールは頭をかしげて「じゃないとまたお前が闇に飲まれてこっちが迷惑なんだが・・・」
「あ・・・そ、それならば・・・それじゃ・・・いただきます」
ロイツァが俺の鱗を食べると、ロイツァの頭に白い魔力を宿した紋章のような物が浮かび上がり「す、すごい・・・神聖竜様の力が・・・少しだけ私の中にも・・・」
レイがニッコリと笑い「成功だな、レイヤール」
「あぁ、こうしてどんどん仲間を作って取り戻して行こう」
レミウスが格納庫に入ってきて「行き先は決まったのかレイヤール?」
「あぁ、ロイツァ、場所と方角は分かるか?」
ロイツァが頷いて「えぇ、北東です」
レミウスが頷いて「分かった北東だね了解」
こうして新しい仲間ロイツァが加わり、俺達の船旅が再び始まるのであった・・・




