「ドラゴンだらけの村」
レイヤールがバッと起き上がるとフサフサした白い翼に包まれている
レイヤールはバッと振り向くと白い肌のドラゴンのエルローラが横で眠っている
「スー・・・キュー・・・スー・・・キュー・・・」と寝ている
レイヤールはエルローラのふっくらした白い頬をつまんでフニフニすると
「ん・・・んきゅ・・・」と寝返る
『やべぇ吐血しそう』
レイヤールの鼻から血が垂れ始めるとバタンッ!!とドアが開いて「飯だぞバカップル!!」
レミウスが入ってきたレイヤールはビクッとしてエルローラから離れるとエルローラが起きて「ふにゅ・・・ん~!・・・ふにゅ・・・レミウスおはよう・・・」
レミウスが緑の尻尾をぶんぶん振って歩いてきて「全く相変わらずエルローラは寝起きが悪いな」
レミウスがエルローラの角を掴んで持ち上げて「ほら、立って支度する」
エルローラがうとうとしていて「もきゅ・・・」寝ぼけているためレミウスがエルローラの尻尾に噛みつく
「ひ、ヒニャァァァァ!!!」
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尻尾に包帯巻いたエルローラが箸を使ってご飯を泣きながらモグモグ食べている
レミウスがムスッとしていて「自業自得!!起きないのが悪い!」
エルローラが「だって・・・眠んだもの・・・」
レミウスが溜息を吐いて「あんたずーっと!寝てるでしょ!この間だって放置してたら夕方まで起きないとか!」
レイメストがご飯を食べ終えて「レイメスト散歩行ってくる!」
レイヤールが驚いて「はやっ・・・」
レイが米を食べながら「味覚がちょっと感じ方が違うな、少し味が分かりにくくなった?」
ミランダが背筋が綺麗に伸ばして貴族のように食べながら味噌汁をすすり「私達の今の状態はドラゴン族だから、元祖を辿ると肉食獣なのよ、だから味覚が血なまぐさい食べ物でも食べられるように味覚が人間の時と違って違うんでしょう・・・っとこれもまた発見だわね」
そう言ってメモに書き加える
リュウビもレイメストと同じで早々に食い終わって「ワイはトレーニング行ってくるで!」
レミウスがジト目で見渡して「この部屋・・・ドラゴンだらけ・・・」
メルが言う「でも昔は結構普通の光景だったわ、ドラゴン達が集って食事する風景は・・・」
レミウスがメルに聞く「もし闇の件が片付いたらどうするんですか?」
メルは遠い目で「ドラゴニューラ族を再建して・・・今度は争わない種族として平和を作る・・・かな」
レミウスは頷いて「エルローラが喜ぶ夢ですね!」
メルが付け加えるように「レイヤールにとってもね・・・」
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俺とエルローラも食べ終えて、外に出るとレイメストがリュウビを魔法でぶん回して遊んでいたり、レイは兵士達を集めさせ
言葉が通じないのに剣技を見せて兵達を訓練している
『全くアイツは言葉が無くても伝えられるのか?』
そんな中ミランダは自分の体を突いて自分の体についてメモを書いて資料を作成していたり、村が騒がしい・・・
エルローラがクスクス笑って「いいよねレイヤール!こんな日があっても」
レイヤールはどこかむず痒い顔で「なんだか変な気分だ、ドラゴンが当たり前にこうやっているってのが・・・」
エルローラが白い翼を俺にフサフサ当てて「特別扱いされなくなるとちょっとさみしい?」
「い、いやそうゆう訳じゃ・・・」
エルローラが顔をレイヤールの胸に当てて「こうしてこうやって平和な日々が続けばいいのに・・・」
「エルローラ・・・」
メルが歩いてきて「レイヤール、今後の事についてなんだけど・・・」
「あぁ、今行く」
エルローラもついてきて一緒に聞く
メルが地図を広げて「東の仲間と連絡がようやくついたわ、東のドラゴン達の村に向かって行き、彼らが守っている光りの竜が身に着けていた竜玉と言われる物を取りに行くわ、これで闇が払いのけられるようになるかも・・・」
エルローラが嬉しそうにして「それで向こうの大陸にも!」
メルが首を振り「でもここのドラゴン達は独自のコミュニティを形成しているからドラゴン同士でなければ入れさせてもらえないの、だからこの今のドラゴンだらけのパーティーで向かえば、世界を飛び回るドラゴン達って事で誤魔化せると思うの」
エルローラが頭をかしげて「そこまでしないと駄目な場所なんですか?」
メルが頷いて「こいつら過去には積極的に人間を殺しに行くヒューマンキラーと言われるグループだもの」
エルローラがゾッとして「人間キラー・・・物騒な名前ですね・・・」
メルが頷いて「ドラゴン同士で受け入れてくれればすごく優しい人達なんだけどね・・・人間によって殺された家族もいるから・・・本当近寄りにくい場所なんだけどね・・・竜玉は彼らが保持しているから」
レイヤールは頷いて「闇が迫っている以上協力を求めると」
メルも頷いて「そうゆう事、ここに留まっている間、やり取りしてとりあえず面会してくれるみたいだから、ついでにレイ達もドラゴン化している今であれば上手くいくかもって」
「なるほどな・・・」
エルローラが嬉しそうに両手を合わせて「しばらくこのままの姿の口実ができたんですね!」
レイヤールは戸惑った顔で「あ、あの・・・その姿のままの方が良いの?」
エルローラは頷いて「うん、だってレイヤールと一緒だと番いに見えるから・・・」
レイヤールは鼻血を出して倒れる
メルが頭をボリボリかいて「まぁともかくそうゆう事だ、レイ達にも伝えておく、エルローラちゃんはぶっ倒れたそこの馬鹿を何とかしてやれ」
「あぁ・・・はい!」
―――――――
レイヤールは宿谷に運ばれ、その間にレイとメルが打ち合わせする
レイがドラゴンの体で椅子に座り「それで?話を聞こうじゃないか」
メルが先ほど話した件を話すとレイも納得して「なるほど・・・神光玉だな・・・たしか伝説でも光りの不死竜が手に持ち闇を切り払ったと・・・」
メルが頷いて「話が早い、そうゆう事だ、問題はそこに住まうドラゴン達だったのだが、今は全員ドラゴンだ、だから」
レイは首を振り「まだそのステップじゃないな・・・」
メルは首を傾げ「どうゆう事だ?」
「逆もまたしかりだからだ、レイヤールの準備が整わないまま、神光玉を持てば、闇に染まった時・・・どうなるか想像できるだろ?あいつはまだ心の霧が晴れていない・・・」
メルがレイに「しかし!もう時間が無いのは貴様も分かってるはずだ」
レイが頷いてリストをメルに渡す「あぁ、時間が無い・・・レイヤールを育てる為に俺が考えたプランだ・・・アイツはこれを乗り越えて更に強くなって欲しい」
リストをメルが見て「私の子にこれほどのリスクを背負えと・・・?」
レイが頷いてどこか遠い顔で空を見て「できなきゃ、世界は終わりだ・・・それにアイツ自身も気が付いてないだろうが・・・大きな闇を抱えている・・・俺には分かる・・・昔の俺とそっくりだからさ」
メルが溜息を吐いて「それにしてもリスクが大きすぎる・・・失敗したら私の子は闇に墜ちるんだぞ?」
レイが笑って答える「アイツなら乗り越えるさ・・・」
メルはしばらく考え「分かった・・・認めよう・・・私よりお前の方がレイヤールの事を理解していそうだ・・・レイヤールの件は任せる・・・私は神光玉を確保してくる、あのドラゴン達とせっかくコンタクト取ったんだから・・・」
レイが頷いて「あぁ、そうしてくれると助かる・・・俺としても丁度素顔を隠せて丁度良い事もある」
メルが頭をかしげて「丁度良い?」
「んぁぁ・・・奴らに空間を掌握できる魔法使いが居る」
メルが呆れて「そんな馬鹿な話があるわけ・・・」
「バルズとか言う奴は実際それで逃げられた・・・まずその空間を操っている奴を倒す・・・それが俺の目的だ、ドラゴンになったのは好都合だ、そいつ自身も俺が気が付いた事に予測できているだろうからな、ドラゴンになって身分を隠した方が都合が良い」
メルが頷いて「分かった・・・貴様は外を・・・私は下準備をという事だな?」
レイが頷いて「あぁ、そうゆう事だ」
メルは渋々頷いて「分かった・・・しかしどうする?私はもうレイヤールに話してしまった」
レイが手を上げて「それについては俺が何とかする、メルさんはお構いなく神光玉を取りに行ってくれ」
メルはレイを見て頷いて部屋を出た
一人残った部屋でレイは自分の体を見て呟く
「しっかしこの体は便利だな、素顔を隠せて力も倍増・・・うーんいいねぇ」




