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ドラドラパニック!

今回シリアス要素薄め、日常回に近いです!

魔獣襲撃の件から一日経った朝・・・


相変わらずエルローラは俺に抱き着いたまま寝てる


レイヤールはエルローラを引きはがして起き上がる


「んん・・・」毎朝神社の宿舎の窓から日の光りが照らされている


レイヤールは抱き着いたエルローラの顔を見て戸惑い『本当に無意識の内に子供ができちゃったらどうしよう・・・』と不安に思う


レイメストもドラゴンと人のハーフ子である為、人とドラゴンは子を作る事ができるという事になる。


前世でも父親はあまり家にいなかった為、父親と喋る機会が少なく父親という物がレイヤールには良く分かってない、それ故に不安になる


色々考えているとエルローラが目を覚まして「レイヤールおはよ・・・」


「お、おはよエルローラ・・・」レイヤールがギコチない返事を返すと

エルローラが目をゴシゴシして「何?」


気が付くとレイヤールはエルローラを凝視している


レイヤールは慌てて視線を逸らして対応するとエルローラがクスクスと笑って「毎朝そんな感じよね!私が子供できないかって不安なんでしょ?」


レイヤールがギクリと動くとエルローラは笑って「大丈夫よレイヤール、きっと子供ができたらできたで私も嬉しいから」


レイヤールは頭の中で『いやいや・・・16歳と子供作るって問題しかねぇだろ』と頭の中でツッコミを入れていると


エルローラからミゲルという精霊ドラゴンが現れて「ふあぁぁぁ・・・良く寝た」

背伸びして小さい翼をパタパタ動かすドラゴンは可愛らしさがある


エルローラが嬉しそうに頭を撫でて「おはようミゲル君、最近ずっと出てこないから心配したんだよ?」


ミゲルは目をゴシゴシしながら眠そうにして「うん、エルローラちゃんの中にある精霊適正を上げようと思って皆で取り組んでいるの、最近魔法も良く成功するでしょ?」


エルローラが頷いて「えぇ、ひょっとしてミゲル君が?」


「うん・・・あぁ眠い・・・ファァ・・・」


ミゲルがアクビした瞬間、ミゲルの口に魔力がフワフワと現れて、ポトリと木の実が墜ちてきた


白い色のリンゴのような見た目だ


ミゲルがエルローラの中に戻って行き「やっぱり寝る・・・」


エルローラが苦笑いして「何かこのリンゴ落して行っちゃったね・・・」


レイヤールも苦笑い



レイヤールがリンゴを手に取り「食っても大丈夫なのか?」


エルローラが苦笑いして「やめといた方がいいと思う・・・」


「そうなの?」エルローラと会話しているとレイメストが後ろからレイヤールを押す


「パパー!」


レイメストのイタズラでレイヤールは手に持ってた白いリンゴを飲み込んでしまう


「うごっ!?」


エルローラがレイヤールを見て「だ、大丈夫!?」


レイヤールも頷いて「あぁ・・・な、何ともない・・・」


エルローラがホッとして「良かったぁ・・・私もミゲル君の木の実食べてドラゴンになった事があるから・・・」


レイヤールはお腹をさすりながら「エルローラがドラゴンになった姿は一度でいいから見て見たかった」


エルローラが恥ずかしそうにしていて「身長も小さいしやだよぅ・・・」


レイヤールは笑って「全てが片付いたら、見せてもらうつもりだから」


エルローラは嬉しそうに笑って「全てが終わったらね・・・」


レイヤールは振り向いてレイメストを大きいガントレットの腕で掴み「それよりレイメスト!おふざけは大概にしないとっ!」


レイメストの全身をガントレットの鱗でゴショゴショしてくすぐる


「いやぁ!パパや、やめてぇ!!」


―――――――


こうして普通に朝食を取った後メルに呼ばれて今後の打ち合わせを始める


メルが机に広げた紙に色々な情報を書き込んで悩んでいて「どうしたものかしらね・・・」


レイヤール達がドアから入って「メルさん入るぞ」


レイメストも一緒でレイメストがメルの背後に回って「おばあちゃん、何悩んでるの?」


メルはレイメストの質問に苦笑いして「ちょっと難しい事・・・闇の事なんだけど、どうにも引っかかるのよね・・・」


レイメストが頭をかしげて「ひっかかる?ん~、やっぱり分かんない」


レイヤールがメルの側に近寄り「それで何がひっかかるんだ?」


メルが溜息を吐いて「いや・・・今回この大陸に発生している闇の発生時間帯をグラフ化しているんだけど・・・特定の時間・・・それも特定の条件で」


「特定の条件・・・?」


メルが言う「かならず月が出ているのよ」


「月?」レイヤールが考えると頷いて「確かに月が出ていたな」


メルが付け加えて喋る「それにね、昨日の魔獣も夕方ごろに来ていたでしょ?もしかすると昼は活動できないんじゃないかって」


「活動できない?」


「レイヤール達は知らないだろうけど、前の闇の被害報告も照らし合わせると昼に活動できないのかもって」


俺はこの世界の文字にようやく慣れてきたが、まだ読めない所がある為、資料のデータが分からない


メルが立ち上がって「それじゃあ検証してみましょうか」


「検証?」


メルが部屋の隅に置いてあった自分のバックから黒い石を取り出す


前にバルズから渡そうとしていた石に似ている「お、おい・・・それって」


「えぇ、闇のカケラの似ている物質を人為的に作った者よ。この間私がレイヤールに一撃喰らわして吐き出させた物があったでしょ?」


「あ、あぁ・・・」


「あの吐き出した物を結晶化した物なの、昨日の月が出ていた夜の検証では活発化していたわ、これが昼に解放して様子を見る、ちなみに解放したらレイヤールの魔力で構成されているから、貴方に飛びついて行くから」


レイヤールは不安そうな顔をして「ちょ、ちょっと、もし飛びつかれて闇化したらどうするの!?」


メルは笑って「そうならないわ、万が一憑りつかれても、今の貴方達のラブラブ具合なら闇が勝手に死滅するわ」


な、なんかリア充で闇が死滅するみたいだ・・・


レイヤールがジト目で思っていると

メルが石を見て「それに、もし私の理論が正しければ昼は活動しないはずだから」


――――――


そうして昼になって外に出て村から少し離れた場所の陽射しが照りつける釣りとして良いポイントで有名な場所で検証を始める、石を俺から2mぐらい離した所に置いて


メルが素早く腕を動かして「解呪!」


解呪させると石からドロドロとした黒い液体が溢れだすが、弱弱しい感じで俺の方へと向かってくる」


メルが頷いて「やっぱりね・・・闇は真昼に活動できない・・・これは本部に報告した方が良いわね」


エルローラが黒い液体を見て「この黒い液体・・・メルさんちょっといいですか?」


メルがエルローラを見て「どうする気なの?」


エルローラが杖を構え「ちょっと気になる事があって・・・」


杖を掲げて「具現化!!」


液体に魔法を掛けるとうっすらとだがドラゴンの影のような姿が映し出され、影はレイヤールに似ていた


「貴方は何者なの?」


エルローラの問いに影はレイヤールの声と似た声で「俺はレイヤールの中に眠る記憶の形そのもの・・・俺は全てを壊す・・・全てを・・・切り離された今は・・・俺は無力だが・・・俺の本質はレイヤールの中にまだ眠っている・・・フフッ、エルローラ・・・お前は今のレイヤールに取って良い物だが・・・お前の身に何かあれば・・・レイヤールが蓋をしている闇があふれ出す・・・フフッ!!ハハッ!」


メルが術式を書いて石に戻す「全く・・・レイヤール、真に受ける事は無いわ」


レイヤールも頷いて「あ、あぁ・・・そのつもりだ・・・」


そうするとレイヤールはお腹を押さえて「すまん、トイレいいか?」


エルローラが回りを見て「トイレ無いよ?」


「その辺でいいだろ」レイヤールは走って草むらに隠れる


メルが苦笑いして「全く・・・トイレぐらい済ませてから来ればこんな事に・・・」


レイメストが川魚と遊んでいてエルローラが「別にいいんじゃないですか?私もここの場所は気に入ってますし、ちょっと川遊びした後で帰れば」


メルは溜息を吐いて「それもそうね、闇の事ばかり追い掛けていても、気が滅入るだけだし・・・よしレイメスト、魔力て水の球体を作ってその中に魚をいくつ、取り込めるか勝負しよう」


「わーい!!勝負勝負!!」


―――――――


その間にレイヤールがトイレを済ませ「ふぅ・・・スッキリした・・・」レイヤールが川へと戻ると


巨大な水の球体が出来上がっていて、その中に魚がミチミチになって入っている


メルが必死な顔で「ぬぉぉぉぉ!!110匹目!!」


レイメストが余裕の顔で「112匹だよ~!」


レイヤールはエルローラの横に座って「何してんの・・・?」


エルローラが苦笑いして「いや、あの水の球体にどれだけ魚を捕まえて入れられるかってゲームだったんだけど・・・だんだんガチ勝負になっちゃって・・・」


メルが必死な顔で「ぬぅぅぅ!!112匹目・・・追いついた!」


レイメストが相変わらず余裕な顔で「117匹目!!」


メルがぶち切れて「こうなったら奥の手で・・・」

メルがドラゴン化して俺と同じ姿になると川の水ごと持ち上げて「ぬぅえぃ!!」


「どうだ!120匹目!!」


レイメストが笑って「何それ面白い!私も!」

レイメストが涼しい顔で同じ事をする


「っな!」


レイメストの水の球体とレイメストが持ち上げて水の塊を混ぜて「えーっと・・・うん!125匹目だよ~!」


メルの腕がプルプルして「ま、負けた・・・」水がドパァン!と弾けて川に魚が戻って行く


メルが人型に戻り「レイメストちゃん・・・どうしてそんな膨大な魔力が・・・」


エルローラが苦笑いして「ハーメストさんとレイヤールのお父さんの遺伝子が入っているかもって・・・」


メルも納得して「そうかハーメストの娘なのか・・・って、えぇ!?」


メルが驚愕してエルローラがキョトンとして「言ってませんでしたっけ・・・?」


メルがレイメストを見て「い、言われてみれば・・・ハーメストの奴に似ている・・・それにしても聞き捨てならないセリフを聞いたな・・・レ、レイヤールの父親って・・・あの野郎・・・やっぱり浮気してたか・・・」


赤いオーラがズゴゴゴと現れてレイメストが逃げる「おばさん怖い~!!」


レイヤールも苦笑いして見守り、夕方まで川遊びを楽しむ


―――――――


夕方に村に戻って夕食を食べる


エルローラがレイメストに「手を洗ってからね」バケツから井戸水を少しずつ流してレイメストが手を洗う


エルローラがバケツを向けて「レイヤールも」


「俺は風邪とかひかないから大丈夫だよ」


エルローラが頬を膨らませて

「駄目!」


レイヤールは苦笑いして『学校の先生かこいつは・・・』仕方なさそうに「はいはい・・・」


エルローラがムスッとしたまま「はいは、一回!」


レイヤールが溜息を吐く


そして夕食を済ませて、レイヤール達は眠る・・・


――――――


夜に村人の男2人が歩いて「なぁ、川行こうぜ!」


「なんでまたこんな時間に・・・夜は危険だから出歩くのは・・・」


「別に川ぐらいなら魔獣も来ねぇよ!それに最近大規模にレイヤール様が吹っ飛ばした所だろ?だから川行って夜にしか釣れない魚でも釣ろうぜ!」


「仕方ねぇな・・・」二人は竿を持って川へと向かう


手作りの木の椅子に座って釣りを楽しむ村人2人・・・


そして1人が「すまん、ちょっとトイレ言って来るわ」


「んぁあ、行ってらっしゃい」


そして歩いて行くと草陰に入った瞬間悲鳴が上がる「うぎゃぁぁぁぁぁ!!!」


もう1人が立ちあがって「何があった!?大丈夫か!?」走って駆けつけると


信じられない物があった「これは!!う、うわ!!掴むなこの野郎!!離れろ!!うわぁぁぁぁ!!」


ゴプン・・・



――――――


翌朝


レイヤール達が目を覚まして朝支度して外に出ると騒ぎなっていた


メルが悩ましい顔で見ている「うーむ・・・こ、これは・・・」


レイヤールが後ろから「メルさんどうしたんだ?」


メルが「この2人を見てくれ」


そこには2匹のドラゴン


レイヤールが驚愕する「お、おぉ!?」


一匹は赤いドラゴンで身長は同じぐらい、もう片方は緑のドラゴンでレイヤールとよく似て色が違うだけで、よく似ていた


「レ、レイヤール様・・・私達ドラゴンになっちゃったんです・・・」


メルが溜息を吐いて「レイヤールも来た事だし事情をもう一度話してくれ」


赤いドラゴンが頷いて「昨日の夜に釣りに2人で出かけていて・・・川の草むらにトイレに入ったんです・・・そしたら植物の化け物みたいなのが居て・・・ツタのような物足に巻き付けられてそのまま、化け物草に食われて・・・液体漬けにされて意識が無くて朝起きたら・・・こんな姿に・・・」


レイヤールが思い返してみると心当たりがあった

エルローラが思い出して「あっ!!あの白いリンゴじゃない!?」


レイヤールも頷いて「あぁ、間違いなくそれだ」


メルが頷いて「心当たりがあるようだな、処分できそうか?」


エルローラが頷いて「ここでの戦闘は慣れてます!」


レイヤールも頷いて「それじゃ、レイメストはおばさんの家で待っててくれ、さっさと焼却してくる」


レイメストが頷いて「闇の気配ないから多分大丈夫!行ってらっゃい!」


ドラゴン化してしまった村人達も連れて行く


川の近くまで来るとドラゴン化した村人が「この辺りです・・・本当ドラゴンになってメルさん起きるまで言葉が通じないわ、仲間は唖然とするわで最悪でしたよ・・・」


レイヤールは頷いて「案内ありがとう、俺が撒いた種だ・・・俺がやらないとな」


エルローラが頷いて少し不機嫌気味に「全くですよ」


「そう言うなって・・・」


草むらへと入ると驚いた


「うわぁお・・・こいつぁ・・・すげぇ」


エルローラが杖を構えて「こんなのが生まれちゃうなんて・・・」


植物は地面に太く根を張り、木まで成長していて、樹木の幹の部分にたくさんの液体袋のような物があって、ツタがウネウネ周りを警戒していた


レイヤールは息を吸い込み「それじゃ、とっとと燃やしますか」息を吸い込みブレスを吐こうとするとレイヤールの足にツタが地面から奇襲していて動かなくなる


「うおっ!?」


エルローラが杖を構えて「油断大敵ですよレイヤール!紅蓮の炎の舞い散れ!バーニングストーム!!」


木の真下から炎の竜巻が発生して燃え広がる


エルローラが頷いて「これでよし・・・」と言うと


燃え盛る炎の中ツタがエルローラの足を掴み

「えぇ!?」


俺が返してやる「油断大敵ですよエルローラ」


エルローラは暴れて「ちょ、ちょっとぉ!?どうして効かないのぉ!?」


恐らくだが、レイヤールの体内に取り込んでしまった為、レイヤールの適正や耐性を取り込んでいると思われる


そして俺はツタを燃やそうにも耐性持ちな為、燃やせず動けず


エルローラが木の幹の液体袋に取り込まれる「え、エルローラ!」


冗談抜きでやばくなってきた


エルローラが液体袋に取り込まれて、エルローラの肌の色が白くなってきた


そしてエルローラの顔がドラゴン独特の形へと変って行く


「お、おぉ・・・」って関心している場合じゃない、助けないと


みるみるドラゴン化が進んで、尻尾まで生えて、天使のような翼が生えて、


ドラゴン化が完了すると木はエルローラを吐き出す


「え、エルローラ!」


エルローラは眠っていて「スピー・・・キュー・・・スピー・・・キュー」と寝ている


そうすると木はツタを離して俺を解放してきた


『エルローラをとりあえず村に運ばないと』


俺がエルローラを抱きかかえる、レイヤール以上にスベスベした白い肌にモフモフした天使の翼・・・

ドラゴンになったエルローラもとてつもなく可愛い


レイヤールの内心は超複雑だった、こっちのエルローラも良いという自分と、このままじゃ駄目だろって自分


エルローラを抱きかかえて走って村まで戻る


メルが呆れて「はぁ~・・・あんた達もか・・・」


「俺の遺伝子のせいで火耐性持ちで焼却できなかった・・・」


レミウスが腕を回して「よし!じゃアタシ出番だね!!」


嫌な予感しかしない


――――――


10分後


流石レミウス期待を裏切らない


全身緑のドラゴンになって帰ってきた、緑の髪を後ろで結んでいてレミウスの印象が強く残っている


「あぅ~・・・ツタの速度が速すぎる・・・何本か切り落とせたけどめちゃくちゃ強いよ~」


メルが溜息を吐いて「ドンドン被害が・・・」


エルローラが俺の腕の中でもそもそ動いて「んきゅ・・・」目をパッチリ開けて青い目で俺を見てくる


ヤバい鼻血でそう


「レ、レイヤール?あ、あの私・・・」尻尾がふいっと上がってエルローラが気が付くと「あっ・・・私ドラゴンになっちゃったのか、ふにゅ~」


やばいメッチャ可愛い


普通のエルローラも可愛いけど、こっちのエルローラもめちゃくそ可愛い


「ふ、ふにゅ・・・レ、レイヤール・・・そんなジロジロ見ないで・・・」


小さい手で両目を隠す


あかん吐血しそう


そんな時にレイが歩いてきて「仕方ねぇな・・・俺がいっちょやってくるか」


メルが頷いて「見た所手練れそうだし頼むぞ1人軍隊」


レイが頷いて「ちょっくら雑草狩りに行ってくるぜ~」


――――――


30分後


植物の切れ端を持ってきて帰ってきたが・・・


メルは溜息を吐いて「お前達もか・・・」


レイは鬼神族独特の赤色の肌に後ろに生えたドラゴンの二本角に加え、もう二本前に鬼らしい突き出た角があり、ズッシリした体になっていて、ミランダは細身のスラッとした紫色の肌のドラゴンになり、リュウビは全身真っ赤な色の肌でキョトンとしている


ミランダが溜息を吐いて「全く・・・レイったら・・・酷いのよっ!」


――――――


5分前・・・



レイが楽しそうな顔で「なぁ!全員ドラゴンになってから倒してみないか!?」


ミランダが嫌がり「嫌よ!戻れるかどうかも分からないんでしょ!?」


レイが楽しそうに「なぁなぁやってみようぜ、こんな機会に度ととねぇからさ!」


リュウビも頷いて「俺もドラゴンになってみたらレイヤールの技が使えるかもな、やってみる価値はあるかも。ひょっとしたらもっと俺も強くなれるかも」


ミランダが溜息を吐いて「私はちゃちゃっと片付けるわ・・・」ミランダが水晶を掲げると、気が付けば2人共取り込まれてる「えぇぇぇぇ!?」


レイがニッコリ液体袋の中でドラゴン化しながら「ナガナガイイボ!!」


ゴボゴボ言ってて、何言ってるか分からない


そして木から吐き出されてレイが受け身取るとしっかりドラゴン化が完了していて「うん!良い体だ!調子いいぜぇ」


両手に水と凍の属性の剣を腰から抜いて「悪いけど、下半身の鎧が馴染んでなくて苦しいんでちゃっと片付けさせてもらうぜ!!リュウビ!どうだ!?」


リュウビは両手から炎を出して「あぁ!人間の時よりしっくりした魔力を感じるぜ!!」


レイは飛び上がって剣を構え「冷水凍結斬!!」木の全体が凍ってバキバキになった後にリュウビがジャンプして「よっしゃぁぁぁぁ!!レイヤールの技行くぜ!!」


「煉獄鉄拳(インフェルノガントレット)!!」


リュウビが放った一撃で木が爆発して液体が飛び散る

ミランダが身構えて「ちょ!」液体がぶっかかって


ミランダもドラゴン化している


――――――


「って訳・・・全く・・・」


俺が苦笑いしているとレイが後ろで「リュウビ、鎧外してくれねぇか?足が人間用だからきつい・・・」


リュウビが鎧を持って引っこ抜く「おぉぉぉぉぉ!抜けろ!!」


引っこ抜けてリュウビが倒れる

レイが手足を回して「うぃ~スッキリしたぁ、にしても、すげぇ体だなドラゴンって魔力の循環具合が人間よりも効率が良い」


リュウビも両足を動かして「レイヤールと模擬戦ばっかりやってるから体の勝手が良くていいなこれ、前よりも素早さは無くなったがパワーが出せる」


ミランダが2人の様子を見て溜息を吐いて「って事なの・・・確かに体の機能は凄いけど私は早く戻りたいわ」


エルローラが苦笑いして俺の腕から降りて「ミランダさんも素敵な姿だと思いますよ?」


ミランダが水晶に映る自分を見て考えて「可愛いけど・・・ちょっとねぇ・・・やっぱり人間の方がいいわ、ドラゴニューラ族の人たちかドラゴン同士しか会話ではないんでしょ?」


エルローラが頷いて「確かに不便ですけど・・・私は嫌いじゃないですよ?この体も」


レイヤールは口から血が垂れている


メルが溜息を吐いて「ドラコン族がこんなに・・・ハァ・・・どうするのこれ・・・」


そんな時だったミゲルがエルローラから現れて「ふぁ~・・・良く寝たって・・・皆ドラゴン!?」


レイが驚いて「おっエルローラの周りに何か居るな~と思ったけどそんな奴がいたのか」


ミゲルが驚いて「ぼ、僕が見えるの!?」


レイが頷いて「リュウビも見えるよな?」


リュウビも頷いて「あぁ、見えてる」


エルローラが事情を説明する


ミゲルが頷いて「無意識に作っちゃったのかぁ・・・それをレイヤールが食べて排泄しちゃっ種が発芽してせいで強力な植物ができちゃったんだねぇ・・・」


エルローラがミゲルに聞く「あ、あのミゲル君・・・私を人に戻した木の実とか作れる?」


「作れるけど時間を置いた方が良いよ、明後日までこの姿のままの方が良いと思う、僕達が作った木の実がレイヤールの魔力で不安定になっているからそれぞれ固有でもってる魔力が安定するまでこの姿の方が良いだろうから」


ミランダがガックシして「この姿のまま二日も・・・はぁ~・・・」


リュウビが笑って「いいじゃねぇか!良い体験だろ!俺としちゃこのままの姿の方が良い感じがするぞ!」腕からメラメラと炎を出して笑う


レイも頷いて「それにこの体・・・レイヤールの力のおかげか、若干だが再生能力があるようだぜ」


レイがナイフで自分の手に傷をつけると瞬時に癒える


リュウビが驚いて「すげぇ!!この体すげぇ!」


レミウスがヨタヨタ歩いて「ちょ、この体!バランスが!あうっ!」とコケる


エルローラが笑ってレイヤールに「ドラゴンがこんなにいっぱい・・・どうレイヤール?」


レイヤールは口から吐血して倒れる


「ちょ!?レイヤール!?」エルローラが心配そうにレイヤールをゆするとメルがレイヤールを見て


「極度の興奮による血圧の上昇による吐血ね・・・原因は今のエルローラちゃんが可愛いからだろうな、レイヤールもドラゴンだからオスのドラゴンとしての本能と理性がリンクして興奮に耐えきれなかったんだろう」


エルローラが驚愕して「えぇ!?」


主も着ぐるみ着てドラゴン化してます・・・青いフワッフワのドラゴンですぞ!

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