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リュウビ流ブーストアップ

レイヤールサイド


俺は今日も砂浜を爆走する


「ウォォォォォ!」


リュウビが頷いた後考えて呟く「そろそろやなぁ……」


俺がバテバテになって砂浜に倒れると


リュウビが頷いて「レイヤールはん、背中のブースター使って、今日から砂浜ダッシュやね」


う、嘘だろ……ブースターの使い方すら知らねぇのに……


デスイーターの能力で覚醒した時には体が勝手に補助でブーストしてくれていたので、イマイチ使い方は分からなかった。


リュウビが腰を落として「まず、拳に溜めていた魔気を背中に意識するんや。そしてそれを足に流し込んで蹴るんや」


ボバァァン!

砂が巻上がり、傍から見るとリュウビが瞬間移動したように見えた


マジかよ……


俺はヘトヘトの体を起こして、構えてリュウビに言われた通りの事をやってみる


まず、背中に魔気を溜める……、足に込める……


体がブワッと軽くなった瞬間、海へとぶっ飛ぶ


「ぬぉぉぉぉぉぉぉ!?」『ガァゴァァァァ!?』


海面に顔面からぶっ飛んで水しぶきを上げながら着水する


リュウビが大爆笑しているなか、俺は尻尾と翼を使い泳いで、陸地まで戻る


俺は陸に上がるとびしょ濡れで、せっかくの村でもらった服が台無しだった


「アッハハハハハ!!上出来や上出来!!それだけできるな、砂浜のブースト往復も楽勝やな!!」


俺はリュウビの家に戻って、服を脱いでサトミに洗濯してもらう事にした


スッポンポンの姿でリビングに立たされて俺が真っ赤になっていると


「なんや、ドラゴンやからスッポンポンでもええやないか」


そうゆうんじゃねぇよ……俺だって恥ずかしいもんは恥ずかしいだよぉ……


しょげているとサトミが戻ってきて「明日の朝までには乾くと思うで、なにせここは暑いし湿度は低いからなぁ……塩っけが残って少しヌメつきがあると思うけど、そこは我慢してぇな」


とりあえず頭を下げて礼をすると

サトミがスッポンポンの俺を抱き上げて「ムフフ!可愛ぇのぅ!」


顔を擦り付けてくる


や、やめろ!


俺が小さい手で引き離しているとリュウビが引き離してくれて、俺をリュウビの膝の上に乗せて「もう、サトミも少し自重したほうがええで、ホンマ気色悪いほど変態に磨きかかってるで?」


サトミが怒り「なんや!別にええやないか!」


リュウビが呆れ「あのなぁ……」


サトミがボソッと呟く「ワイだって寂しいんや……」


そして走って別の部屋へ行ってしまった


「あっ!サトミ!はぁ……こじれるとホンマあいつは乙女になるからのぅ……すまんなレイヤールはん」


いや、別にいいんだが……


俺はサトミが気になって追いかけた


部屋の向こうで1人で泣いていた


……俺も昔はああやって影で泣いてたな……


俺は優しくサトミの足に触れて

ムギュと抱きついてやる


昔はいつも母親がこうしてくれたからな……


サトミは泣いて「なんや……まだ合って一ヶ月程度なのに、ワイの心見透かして……ウワァァァン!」


俺はしばらく側にいてやると、サトミが顔を上げ「さぁて、弱いワイを見せるのも終わりや、ありがとうなレイヤールはん」


どうやら、切り替わったらしいな、見えない所で泣いてるタイプの女子か……


俺は首を振り、気にするなとアピールすると


リュウビの元へと歩いて


リュウビの目をみるとリュウビが頷いて「わかっとるんや、レイヤールはんが言いたいことも、ワイが自由人やからな……レイヤールはん、レイの奴と決着ついたらワイもサトミに振り向いてやろうかと思う。でも今やない、それはレイヤールはんにとってもそうだろ?」


それは、そうだが……


「サトミは大丈夫や!あいつは昔から強いんや!」


そうならいいが……


俺はある事を閃いて、冷蔵庫へと向かう


「な、なんや!?レイヤールはん!?」


リュウビもついてくる


冷蔵庫の品を見る限り、卵もあるし、肉もあるし野菜もある、油もあるし行ける


うっし!始めるか!


俺が包丁を持って調理を始めるとリュウビが驚いて「レイヤールはん料理できんのや!?」


当たり前だ、元一人暮らし舐めるなよ


俺が手際よく、調理していき油を熱して、肉と野菜に味付けして、卵に漬けると


リュウビが驚いて「なんや!?ひょっとしてやけど……」


そうか、こいつらは何故か日本の文化が何故かあるんだったな…だったら天ぷらも食った事あるか……


俺が揚げ始めるとサトミが出てきて「なんや、なんか懐かしい匂いやな」


サトミが俺を見て驚愕する「レイヤールはんが料理!?それにこれって……まさか……」


揚げ終えると2人が驚いて「ほんま天ぷらやわ……すげぇ」


サトミが驚いていて、試しに味見すると「こ、故郷の味や、やっぱり!」


リュウビも食べると「ほんま美味いわぁ……間違いなく、和国に居た頃の味や……久しいわぁ」


2人とも感動していて俺が頷くと


2人がジーッと見つめてくる


リュウビが俺の頭をさわり「それで、レイヤールはんは和国に行った事があるかいな?」


ビクッ


サトミが頷いて「うちらの『いただきます』もやってるからの」


俺が冷や汗をかいているとリュウビが「レイヤールはんひょっとして……神聖人かいな?」


それって多分転生者的な奴だろうなぁ……


俺がビクビクしているとリュウビが納得して「考えてみたらおかしい点が多いのに今気づいたわ、体の使い方も妙に人間臭い所があるし、飛ぶ事に慣れない所もホンマ人間らしいわ」


サトミがリュウビを見て「でも神聖人やら、和国へと持ち帰った方がええんやないか?」


リュウビが頷いて「神聖人はこっちの大陸では悪と見なしてるからの」


マジですか……


俺がゲンナリしているとサトミが手を振り「心配せんでもええで、ワイらは口が固いし、それにレイヤールはんが神聖人やなんて誰も見抜けん」


そ、そうなのか……?


リュウビも頷いて「将来的には和国にきて欲しい所やけど……今はレイの奴と件もあるさかい、それに自分の出生の秘密と探る事も多いやろ、いずれでええで」


リュウビ……ありがとう


頭を下げた後、俺はリュウビに頼む顔でみると


「あ、あぁエルローラはんにも内緒で頼むって事やな!分かったで!」


俺が胸をなでおろすとサトミが手を叩いて「っさ!早速故郷の味を作ってくれたんや!食べよや食べよや!!」


リュウビも頷いて「せやな!」


テーブルを3人で囲んで食べる


サトミが驚いて「なんか故郷で食った時よりもサクサクしとる気がするなぁ」


俺がリュウビに、卵に空気を含ませることでよりサクサクになると伝え、サトミに翻訳してもらうと


「なるほどなぁ……流石やわ……」


俺は改めて思った、いつもボッチ飯だったから、こんな家庭があることに幸せだと感じた、そして『ここにエルローラもいれば……』と……


勝たなきゃならないな、レイの奴に……

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