エルローラの遺跡探索
私はミランダさんについて行って、スー族が昔研究所にしていた遺跡へとたどり着いてしまった
っと行っても転移で一瞬だったんだけど・・・
私は辺りを見回して環境を見ると、どうやら南国の位置のようだ、少し気温が高く、湿度も高い
「ミランダさんの言う通り暑いですねここ・・・」
ミランダも頷いて「えぇ、それにもう一つ疑問に思わない?」
なんだろう・・・疑問?
ミランダが人差し指を立てて正解を言う「ドラゴニューラ族の遺跡がこんなに離れているのはなんででしょう?」
「えぇっと・・・ドラゴンに乗って世界を飛び回っていた・・・?」
ミランダが笑って「正解!それだけの行動力があるのに滅んでしまった・・・謎が多いと思わない?」
言われてみればそうかも・・・ってすごい洞察力と推測力・・・ミランダさんって人と違った角度で観点を見るから凄い人なのかも・・・
ミランダが遺跡を見上げてる「ふーむ・・・石作り、建築方法はまた別のようね、恐らく前みた集落の場所はドラゴンと共生できるように作られた広間だけどこっちは人間用みたいね、建物の高さが足りないわ」
ミランダが歩いて先へドンドン進んでいく
「っえ、あ!ちょっと待ってください~!」
私も走って追うと中へと入るとミランダが壁や床を見ている。
このフロアで行き止まりになっている
「入口なのに行き止まり・・・ですかね?隠し扉でもあるんでしょうか・・・」
ミランダが頷いて「間違いないわ、だって地下にかなりの規模の大きさの物があるわ」
私は驚いて「どうしてわかるんですか!?」
「音波よ」
「音波?」
「えぇ、地下に音波をぶつけて反響させてみたの、そしたら数えきれないほどの空間が無数にあるの。これは大発見の予感よ!!」
嬉しそうに笑うミランダ
私からもう迷うフラグしか見えない
私が苦笑いしていると扉の前に文書があった
試しに前に立ってみると文字が読めた
「えっと・・・『扉を開けるには一族の血を捧げよ』って書いてありますね」
私は辺りを見回すと扉の真ん前に器がある
ちょっと痛いけど仕方ないよね・・・
私は指を噛み、ちょっとだけ血を出して垂らす
ミランダが私の行動に気づいて「お、もう進み方分かったのかい」
私は苦笑いして「説明書みたいにちゃんと書いてありました・・・」
エルローラの血に反応して器が輝いて「認証・・・お帰りなさいませ、フーラ様」
フーラ様?
ミランダが頷いて「どうやら、ドラゴニューラ族はとんでもないオーバーテクノロジーを持った集団だった可能性があるかもねー・・・この声は自動的な物よ」
「あ、あのフーラ様って・・・」
ミランダが扉を見て「多分だけど・・・いえ、今は進めばわかると思うわ」
「は、はい・・・」
奥へ進むと待合室のように場所に出た広い空間に椅子がいくつも並べられている
ミランダが受付と思われる石作りのカウンターの裏をゴソゴソ漁り「あったあった、エルローラちゃんこれ解読して~」
私が受け取ったのは石版
「えっと・・・『ドラゴンの研究について報告、クライアントから依頼があったドラゴンの繁殖に成功、皆スクスク育ってる、南棟、地下4階からの移送を早めに』って、なんかバリバリ普通の通達ないようみたいですね」
ミランダが頷いて「なるほどねー・・・ドラゴンの育成、繁殖まで手掛けているとなると・・・凄い発見だわね」
そして奥へ進み、重たい石の扉を開けると、ミランダが警戒して「エルローラちゃん・・・これ」
「・・・っ!!」ガイコツが無数に倒れている
「この骨ってまさか・・・」
ミランダが頷いて生唾を飲み「えぇ、恐らくドラゴニューラ族の者よ」
これが私の祖先かもしれないなんて・・・
ミランダが驚いて「エルローラちゃん!戦闘の後があるわ!」
爆発魔法や、剣や争った形跡がある、壁も床も爆発や傷だらけ
「これって・・・」ミランダがガイコツの死体の服装を調べて「間違いないわ・・・ミー派が攻撃したみたいね・・・恐らくここはドラゴンを人工的に飼育して人間に慣れさせ、自分達の交渉や、力に変えようと思ったのよ」
「つまり、ドラゴンに仕事させる為・・・?」
ミランダが頷いて「まだ推測だけどね・・・そこにミー派はドラゴンを友とし、信仰の対象としている為、スー派の行いが許せず争ったのね・・・」
ここも争い・・・
私は拳を強く握り、争いを憎む
ミランダが立ち上がり「攻撃したって事は、スー派は何かを守っていたはずよ、先に進むわ」
「え、えぇ」
奥へと進むにつれて戦闘がどんどん生々しくなっていく
私はガイコツを踏まないように避けながら歩いて呟く「ドラゴン達は本当に人間達が嫌になったのかもしれませんね」
ミランダが歩きながら後ろを向いて「どうしてそう思うの?」
私は下を向いて「だって・・・ドラゴンだつて同じ友達で、普通の人と同じで、一緒に遊んだり、泣いたり、笑ったり・・・普通の人と同じ・・・スー派の人達はどうしてドラゴンを家畜として見るのか・・・ミー派の人達もどうしてスー派を滅ぼす事しか考えなかったのか・・・」
ミランダは立ち止まり「エルローラちゃん、皆が皆、エルローラちゃんみたいに少し優しければ世界に争いなんて生まれないんだよ、これは自然の摂理と同じ、私は数多くの歴史を調べてた事で知って分かったの、人は過ちを繰り返すって」
「過ちを何度も?」
「えぇ、だからドラゴンが嫌になっちゃったのかもね、人と過ごすとロクな事ないから」
「・・・・」
ミランダは歩き始めて、私はそれについて行く
そして広い広間にたどり着いた
ミランダが驚愕して「これは・・・!」
一直線にズラリと並んだガラス製のカプセルの中にドラゴンの卵や成体のドラゴン
「これって・・・」
ミランダも頷いて「ミー派がブチ切れる訳だね・・・」
私は言葉を失った、レイヤールと同じドラゴンがこんな・・・
ミランダが慌てて「エ、エルローラちゃん!こっち!」
私は走ってミランダさんの横に立ってカプセルを見ると驚愕した
「これって・・・人とドラゴンを混ぜ合わせて・・・」
ミランダが頭を抱えて「人体実験までやらかしていたとはね・・・さしずめ竜人って、言った所かしら・・・」
「こ、これ、ドラゴンと一つにさせられたって事ですか!?」
ミランダは渋々頷いて「えぇ、はるか昔に人為的に獣人種を生み出そうって言う計画があったの、当初獣人族は珍しく、山の中にしか居なかったし人間達にはあまり友好的じゃなかったからね・・・だから帝国が密かに子供やスラム街の人間を誘拐して、人体実験して動物との融合実験を行ったって知ってるわ、きっとそれの技術をドラゴンでも試せないかって実験したのね・・・」
ミランダが調べていると、私は気配を感じて辺りを見回す
ミランダが振り向いて「どうしたのエルローラちゃん?」
「い、いえ・・・気配がしたので・・・」
「気配?私の勘はかなり鋭いけど、気づかなかったわよ?」
私はよーく見ると施設のカプセルの横から女の子がこっちを見ている
「女の子?」
そうすると女の子はビックリして逃げてしまう
「っあ!待って!」
私は走って女の子を追う
ミランダも慌てて荷物を背負い「ちょっとエルローラちゃん!!」
私が走ると女の子の姿は無かった
あの緑の髪の女の子不思議な感じだった・・・ちょっと人とどこか違う・・・精霊のような感じもあったし、レイヤールと似たような感覚もあった
ミランダが走ってきて「もうエルローラちゃん!走ったりするの禁止!何か見つけたの?」
「女の子が居たんです、ちょっと・・・不思議で異質な・・・精霊のようなレイヤールのような・・・」
ミランダが頭をかしげて「女の子?居るわけないじゃない、人の手が入ってない様子見るともう何千年もここに居るって事になるわ」
「そう、ですよね・・・んー・・・」
私は歩いてさっきの部屋へと戻って行く




