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48 キャロル去ってまた一難

誤字脱字がありましたらご連絡下さい。^_^




よろしくお願いします。

 48



 アキラは他の国も見て周りたいと言い出しスーイス国に到着した・・・



 拠点に転移すればあっ!と言うまに戻れるがヨーピリン大陸を観光地めぐりなら着いた先々で宿泊するのが観光旅行の醍醐味だろう・・


 そうして・・・


 この街で評判の良い宿にみんなで宿泊する・・・



 その夜キャロルは消えた・・・





 キャロルが寝ていたベッドには手紙が残されていた・・・




 その手紙には旅の途中自分を拾ってくれここまで同行出来た事


 旅の道中はご主人様にお仕え出来て幸せな日々だった事が綴られ感謝の言葉が書いてあった・・



 アキラ達はキャロルが去った事で皆悲しんだ・・・


「確かキャロルはヨーピリン大陸へ帰る途中だと言っていた・・・そうか・・自分の帰る場所に戻ったんだなぁ・・・」


 アキラは道中キャロルの意思に任せて特に何も聞かなかった・・・


 キャロルの方から帰る故郷の事や過去の話しをしてくれるまで待っていたが・・・


 その日が来る事は無く突然の別れでピリオドが打たれた・・・


 アキラは悔やむ・・・


 どうしてもっとキャロルの過去の事を無理矢理にでも聞き出さなかったのかを・・


 もはや何もかも手遅れな事は変わらないが後悔だけが残る・・



「キャロルちゃん水臭いよ!何も言わずに行くんて・・・」


 ノリコが言う


「かと言ってキャロルちゃんの探す手掛かりは何もありません・・この広いヨーピリン大陸のどこを探せば良いのか・・・」


 京香がアキラと同じ思いを口にする・・


「キャロルちゃんは自分の事は何一つ話してはくれなかったのが残念ですわ・・・」


 ソフィアも辛そうだ・・


「先輩!妾はどうすれば良いのじゃ・・」


 ケイオスは号泣する・・


 ケイオスは唯一キャロルと添い寝するとオネショが止むほど心のより所としていた・・・


「キャロル姉・・・どこ行っちまったんだよ・・・ちがっ・・どこへ行ってしまわれたの?」


 スイーツは男言葉を女の子言葉に言い直しながら心配する・・



「キャロルはとても芯の強い子だ・・・彼女は人に言えない目的があるんだろう・・・それを成し遂げたら拠点の場所は知ってるからいつかきっと帰って来るだろう。」




 翌日



 目が覚めてもキャロルが消えたショックは消えない・・・


 「いまさら悔やんでもしょうがない・・・はぁ」


 とため息を吐く。


 ふとベットに別なぬくもりを感じる。


 ???


 ノリコにしては小さい


 布団の丸み


 ・・・・


 パサリとめくる


 ・・・・・


 「うおー!!!」


 驚きについ大声をあげてしまう!


 こんな時メンバーの反応は実に過敏だ!


 「どうしたの!アキ兄!!」


 「なに?!アーくん!!」


 「なにがあった!アキラ!!」


 「兄貴!」


 と雪崩混んで来る!


 「え?!!!!」」」」


 と皆も絶句する!




 この子はいったい誰だ?


 裸の幼女がアキラに抱きつき寝ている・・・



 キャロルが置き手紙を置いて去った次の日それはアキラ達にはある問題が発生していた。



 親指をチューチューと吸う手足が赤いウロコの幼女がアキラのベットに潜り込んでいたスヤスヤ寝ている・・・



「ケイオスっちは部屋には居ないけど服が散乱してベッドがオネショで濡れていたよ」


 とノリコが見てきた事を報告する・・


「これはどう見てもケイオスさんですよねー」


 京香がみんなが思ってる事を代弁する・・・


「はい・・この赤い色の手足のウロコと童顔ではありますが確かケイオスさんの面影があります・・」


 生真面目なソフィアが京香の問いに真面目に答える・・・


 ケイオスはキャロルを先輩と懐いていた・・・


 当初酷かったオネショもキャロルと一緒に寝る事で治っていたようだった。


 ケイオスの心の支えだったのだキャロルは・・・


 もともとケイオスの本体は巨大なドラゴンクイーンなのだが人化の魔法で美少女に変身している状態なので・・


 今まで事を思えばケイオスの精神面が影響を与えた事は十二分に考えられる



「ケイオス姉が一晩で子供になっちゃったよ!」


 ???


 スイーツには理解出来ないだろうがまあおいおい説明してやるとして・・


 さて・・・


 これからケイオスをどうするべきか・・


「ノリコ・・・」


 言葉をさえぎり・・・


「アキ兄・・ダメ!」


「京香・・・」


「アーくん・・無理!」


「ソフィア・・・」


「アキラ・・・のベッドにいる事で決まりでは?」



「だよねー・・・はい・・ケイオスの面倒は俺が観ます・・」



 総意でケイオスの世話はアキラに決定した瞬間だった。



「兄貴!心配すんなってオイラも手伝うからさ!ね!」


 俺は誰か助けを求めてる顔をしていたのかスイーツにまで心配してもらう始末だった。


 幼女になったケイオスを見る・・・



 アキラに抱きつきスヤスヤ幸せそうに寝ている・・


 アキラは人の子も育てた経験がない上にこれからドラゴンの幼女を育てると言う無謀に挑戦していくのである・・


 頭をそっと撫でてやる・・・



 はぁー


 不安しか無いが・・・


 しょうがない・・・



「よし!わかった!やれるだけやってみるよ・・」


 とアキラは決心する




 一難去ってまた一難


 はてさて


 アキラ達の旅はどうなっていくのでしょうか?



 次回をお楽しみに!












応援よろしくお願いします。^_^







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