表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
新宿  作者: 竹仲法順
99/1001

第99話

     99

 2017年5月30日午前4時15分。刑事課にある捜査本部に着き、岸間と顔を合わせる。

「おはようございます、班長」

「ああ、月井君。おはよう」

「今から仕事に取り掛かります」

「頼んだよ」

 岸間がそう言い、自分の座っている椅子に腰かけたまま、パソコンの画面に見入った。この班長もずっと泊り込んでいるのだろう。入浴なども、署内のバスルームで済ませていると思う。殺人などの刑事事件が巻き起これば、所轄は総出となる。大変だった。普段からずっと新宿にいるのだが、この街において警視庁の扱う案件は実に多い。空きデスクに座り、タブレットを取り出して、電源を入れてからキーを叩き出す。USBは差し込んでいた。いつでもデータのバックアップが取れるように……。

 午前4時台は夏の朝とあって暑い。端末のキーを叩き、いろいろと探る。岡田徹殺害事件の重要参考人である加納猛は、警視庁が今現在手配中だ。おそらく本庁の一課の連中もかなり手擦るだろう。だが、被疑者と目される加納と警官が接触しないと、事件の核心が分からない。捜査も難渋するだろう。月井は率直にそう思っていた。

 午前5時を回ると、デカたちが次々と出勤してくる。今村も午前5時15分には来て、隣のデスクに座った。そしてデスクトップ型のパソコンのキーを叩き始める。互いに仕事をした。もちろん集中して、だ。午前6時には朝の捜査会議が始まる。何かと疲れていたのだが、出席して事件に関するいろんな情報を得ることが肝要だ。月井も胃が痛くなることがあったのだが、頑張らないといけないと思っていた。警察官の底力は、捜査中に存分に発揮される。これは昔から誰もが知っている鉄則なのだが……。(以下次号)




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ