表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
新宿  作者: 竹仲法順
87/1001

第87話

     87

 2017年5月29日午前4時半。月井は新宿山手署刑事課捜査本部のデスクでタブレットを使い、朝の情報収集を始めた。キーを叩き、今回の事件に関する情報を掻き集める。朝から何かと疲れていた。今日は現場担当なので、プレッシャーが掛かる。

 午前5時前には今村も出勤してきて、

「おはようございます、月井巡査部長」

 と言い、脇のデスクに座った。本部内には大量のデスクトップ型パソコンが設置してあり、捜査員はデータ集めなどに使っている。

「今日は現場の捜査ですね」

「ええ。……月井巡査部長、何か引っかかることはありますか?」

「いえ。……ですが、いろんな情報が錯綜してますからね。私も迷います」

 月井がそう言い、ディスプレイに目を戻してキーを叩き続けた。作業に区切りが付けば、差し込んでいたUSBにデータを落とす。連日、夏の東京で事件捜査が続くのだが、お互い体を壊さないよう気を付けていた。何せ、ただでさえ過労状態である。今以上に疲労が続けば持たない。

 午前5時半を回ると、捜査員が大挙して出勤してくる。フロア内の温度が幾分上がった。午前6時には朝の捜査会議が始まる。それまでに資料の準備などをする必要があり、刑事たちは皆忙しくしていた。

 刑事事件の捜査を担当する警察署は、朝から超が付くほど多忙だ。もちろん警察機構も刷新され、昔と今じゃまるで様子が違う。月井たちも今日は第一の事件現場に行く。心して掛かるつもりでいた。岡田徹を殴打して殺害したのは一体誰なのかという、そもそもの謎を解くために……。(以下次号)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ