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新宿  作者: 竹仲法順
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第53話

     53

 2017年5月25日午後3時25分。月井と今村は新宿山手署刑事課にある捜査本部へと戻った。疲れていて、一休みしたいところなのだが、帳場にいる捜査員たちはずっとパソコンに向かっている。

「ああ、お疲れさん」

「班長、お疲れ様です」

「お疲れです」

 岸間の言葉に月井も今村も各々返し、空いているデスクのパソコンの前に座って向かった。USBを取り付け、捜査中の事件に関するいろんな情報を掻き集めて記録し始める。別に変わったことじゃない。いつものことだ。刑事は常に働く。月井も自分自身、恥ずかしくないデカでいようと思っていた。警察官の不祥事などが公然とニュースで流れる時代なのだから……。

 検索エンジンをフル稼働させる。岡田社長殺害に関し、いろんなことを調べ続けた。だが、分からないことが多すぎる。事件のホシにしても高木梨帆や志村浩じゃないとしたら、一体誰なのか?今回の事件は、殊の外計画的な犯罪だと思う。犯人サイドだって何も考えずに起こしたわけじゃないだろう。実際、月井の第六感もそう言っていた。

 午後4時2分。夕方の捜査会議まで2時間を切った。パソコンに向かいながらも、合間にコーヒーを注いで飲む。幾分胃腸の調子が悪かったが、水をもらって胃薬を服用した。そして作業を続ける。

 今村も合間に席を立ち、コーヒーを注いで飲んだようだ。互いに単調な作業をこなす。疲れていた。だが、午後6時まで頑張るつもりでいる。確かにデカの仕事はハードだ。外回りも内勤も。課内庶務も大事な業務の一環である。そう思い、キーを叩きながら調べ物を続けた。

 捜査会議の時間が近付くと、捜査本部が慌ただしくなる。月井たちも身構えていた。いろいろあるのだ。警察官をやっていると。(以下次号)


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