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新宿  作者: 竹仲法順
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第47話

     47

 2017年5月24日午後6時。新宿山手署の捜査本部にて捜査会議が始まった。月井と今村も出席し、他の現場のデカたちはいろいろと報告を上げてくる。皆疲れているようだった。実際、会議中も刑事たちの注意は散漫になりつつある。月井は意識して、会議の内容を聞き取りながら、配布された資料の余白にボールペンでメモなどをした。

 両角一課長や田川理事官も出席している。会議に緊張感がない中、両角が最後に、

「全捜査員に命じる。岡田社長や、元ホステスの高木梨帆が殺害されて日が経つ。警察の対応は後手に回ってるが、必ずホシを挙げてくれ!以上。散会」

 と言って会議を締めくくった。捜査員が各々立ち上がり、帳場を出ていった後、岸間が、

「月井君、今村君、明日も街を見回ってくれ。現場には別のデカが行くから」

 と言い、歩いて主任席へ戻った。月井たちも一礼し、歩き出す。車で来ているから、安全運転を心がける。疲れていても、夜間は自宅マンションで眠る。

 月井が今村と別れて署の駐車場から車を出した。夜間の新宿は人が多い。歓楽街の賑わいを横目に見ながら、ハンドルを握ってアクセルを踏み込み、走らせる。車両は交差点などで渋滞に巻き込まれながらも、何とか自宅へ戻っていった。

 明日も新宿の街を張るのか――、そう思いながら、自宅マンションのエレベーターに乗り込み、部屋へと帰り着く。まだ冷えたビールが残ってたなと思い、部屋着に着替えて寛ぐ。ぐったりしていたのだが、ビール缶を開けて口を付けながら飲む。

 普段から捜査一課の刑事として、街を見回るのだから、蒸し暑い中での外の勤務も慣れていて大丈夫だ。疲れた時は休憩を取る。仕事内容はさほど変わらない。ずっとやっていることだからだ。

 午後7時半を回る頃、二缶目のビールを飲み、摘みのサラミを食べながらゆっくりする。日々完全燃焼で充実していた。眠る時まで寛ぐつもりだ。眠前にバスルームで冷水シャワーを浴びれば、そのままベッドで寝付く。いろいろあって警察官もハードワークだ。夜は自分の時間と、眠る時である。

 午後10時32分。着替えを持ち、風呂場でシャワーを浴びた。ゆっくりする。疲れが落ちれば、後は眠ってしまう。明日も午前3時起床である。凶悪事件発生時は、長時間寝てられないのだから……。(以下次号)


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