第十六話 合流
...東京聖域市内 団子屋...
「まぁ、一服がてらこれでも飲むか?」
お茶を飲みながら炎閣はつぶやいた。
「宗次郎とか言ったな...本題に入ろう。君にはこの国を壊そうとする奴ら(近衛清貴たち)と戦う気はあるか?」
「もちろんあっと!じゃっどん、あたいには仲間も武器もなか。」
炎閣は白い鞘袋に包まれた刀を出し続けて宗次郎に問いをかけた。
「もし、お前さんに最後まで戦う気があるならこの刀をお前にやろう。」
「これは...」
「妖刀 双龍じゃ!」
その妖刀の刀身にはこの妖刀はただ人を斬るために非ず、人を守るもので在れ!
と彫られていた。
「その刀を持ってある者たちと合流するがよい!その者の名は獅子王 剣じゃ。たぶん今頃、この東京に向かってるだろう。」
その頃 獅子王剣たちは...
「まったく、何がちょっと用事ができたから先に行けだ!...勝手に東京に行きやがって〜!!」
「まぁ、そんなに怒んなよ。晃作!アイツにも理由があるんだろう。」
「だってよ〜、俺たちを護ってくれるんじゃなかったのかよ。アイツ...」
「仕方ねぇな...東京着いたらなんか奢ってやるよ!だからグダグダ言うのやめろよ!」
「うぅ、分かったよ!桜華。」
長野から東京までひたすら徒歩で進んでいく中、どこからか声が聞こえた。
「あの...お侍さん?」
振り向くと袖を引っ張っている幼い少女がいた。
「お侍さんじゃないけど...どうしたの?迷子?お父さんお母さんは?」
「それよりもあれ...」
少女が指が示す方を見るとそこには深い霧が立ち込める森へ続いていた。
少女が示す方角へ進んでいく。
霧が立ち込める中をひたすら進んでいく先には古い時代の石碑らしきものを見つけた。
「これは?」
「石碑だな...だが、しかしなぜこんな場所に...」
石碑にはこう刻まれていた。
我が愛しき主ここに眠る。
後ろから気配がする。
振り返るとそこには妖魔を従えた少女が微笑みながら呟いた。
「ありがとう!」
次に振り返ったときには、誰もいなかった。
この石碑を見つけてほしかったから現れたのだろう。
しばらく山道を歩いていると志波竝が小さな声で呟いた。
「あの少女はきっと、俺たちに見つけてほしかったんだろ...誰も参ってくれない石碑に...」
涼しい風が吹く。
晴れ渡る青空を見上げながら東京へ歩き続ける。
...3日後...
俺たちは東京に到着した。
「なぁなぁ、アレ見ろよ!カレーだってさ!食わねぇか?」
「はしゃぐなよ!ガキじゃあるまいし」
「いいじゃねぇか!奢ってやるからよ!」
「仕方ねぇな!」
「おっ!そう来なくちゃな」
「おっちゃん!カレーライス2つ」
「あいよ!兄ちゃんたちこの辺じゃ見ない顔だね!旅かい?2人で十銭ね!」
「あぁ、そうだよ!今まで田舎みたいなところで暮らしていたから都会が始めてだからな!」
お金を支払い席に座る。
「そうかいそうかい!ならいろいろなものがこの東京にはあるから行ってみるといいよ。後、知ってるかい?ここ最近この東京には出るんだとよ!刀を持った恐ろしい輩が...あんまり詳しくはないけどよ。恐ろしいもんだぜ。」
「そいつらはどの辺にいるかわかるか?」
「さぁ?聞いた話だからわからないよ!」
「ありがとうよ!おっちゃん。」
「ちょ...待ってよ!桜華」
「ちょ!兄ちゃん、一銭多く払ってるよ!」
店を後にしようとしたとき、おっちゃんからはい!これさっきのお兄さんに返しといてくれるかい?と言われた。
「あぁ、もう〜どいつもこいつも...」
...東京 永田町...
国会議事堂を囲むように軍服を着た兵士たちが立っていた。
時計を見ると15時に針がなりかかろうとしていた清貴は呟いた。
「もうじき、15時になるのか...本来なら茶会を優雅に開いている時間だが...生憎今日は開いている余裕はなさそうだ...そう思うだろ?恵美須少尉!」
「そうかもしれませんね!近衛大佐!」
扉を開けて外へ出ようとした時に近衛が問いかけた。
「どこへ行くだね?恵美須少尉!」
「少し、外へ空気を吸いに行こうと思いまして!」
「まぁ、たまにはいいだろう。三十分くらいまでならいいだろう。」
闇夜に紛れて街中を歩いていく。
静まり返った街は昼とは違い怖く感じる。
こちらへ迫ってくる足音が聞こえる。
「あら?アタシに何か用かしら?坊や...」
振り返るとそこには妖刀を持った少年が立っていた。
「アンタ...近衛清貴の仲間か?」
「そんな、坊やは一体何者なのかしら?」
「満ちろ!紅影」
無数の影が恵美須に向けて放たれる。
「あら〜すごいじゃない。嫌いじゃないわ!でも、少し物足りないかしら?」
紅影で出した影を一瞬で斬り裂いた。
「なんだ?あの妖刀...なんで異様な形をしているんだ?」
「坊や、よそ見はダメって教えてもらわなかったのかしら?」
背後から追撃の斬撃が放たれた。
一瞬の判断でなんとか避けきれたが相手の攻撃が止めどなく放たれる。
「妖装解放! 幻影超過 紅影」
無数の影が放たれる瞬間を狙って恵美須が近づいてきた。
「アナタのその妖刀...どうやら本当の名前をまだ、教えてないようね...」
「本当の名前...」
「だから、アタシのような弱い妖刀使いに手こずる...」
晃作の元へ近づきトドメを刺そうとしたその時、遠くから燃える妖刀が晃作の方へ飛んできた。
「大丈夫か?晃作!」
「あぁ、何とかな!」
「どうやら、こちらに不利になる状況ね..
.丁度いいわ!またね!坊や...」
...東京 永田町 路地街裏道...
「遅かったですね...恵美須さん!」
「ごめん!ごめん!遅くなってしまったわ。」
「まぁ、いいですよ!それより頼んでいたものは?」
「あるわよ!この中に」
「ありがとうございます。」
「へぇ〜これが噂の妖刀 飛車九!の量産工場の場所ね...」
地図を見るとそこには妖刀 飛車九が作られているであろう工場がピックアップされていた。
「じゃあ、僕はこれでアナタも奴らにバレない程度に頼みますよ。恵美須さん!」
「そっちこそ、大変だろうけどヘマはしないように頼むわよ!真司...」
...北海道...
冷たい風が頬にあたる。
ひたすら獣道を進み続ける男がいた。
「こんなもんか...つまらねぇな...妖刀使いって聞いて戦っているのにどいつもこいつも俺を出し抜けないとかないぜ!」
周りを見渡すと無数のレーザー砲らしきもので焼き尽くした後が残っていた。
「さぁ...次を探すか...俺の心を躍らせてくれるやつはどいつだ?」
石嶺 連
ポイント所持数375ポイント所持
「どうやら、お祭りが始まるみたいだわ!覚悟はいいかしら?」
「あぁ、もちろん!俺は俺自身が望む理想の世界のために...」
児玉 雪菜
ポイント所持数 360ポイント所持
「フハハハ! 一人 二人 三人 四人、もっとだ!俺をたぎらせてくれるか?この俺を..」
無名ポイント所持数300ポイント所持
...東京...
「待っておったぞ!剣!」
「炎閣さん!」
「お前たちに紹介する!新しく仲間に加わった。進藤 宗次郎です!よろしくお願します。」
「こちらこそよろしくお願いします!獅子王 剣です。」
「それで?次はどこに行く。」
「決まっているだろ?次は北海道へ行くしかないだろう」
次回
「北海道聖域」




