17-02
俺は事前に皆んなに0時になると
寝てしまう催眠をかけた。
俺「コムギ、皆んな寝たね」
コムギ「本当、疲れてたのかな…良かった」
何だか、いつものコムギと雰囲気が違う
外に出ると、息を呑むような美しい星空
空気が澄んで標高が高いと、
星空ってこんなにすごいんだ、
星の密度が全く違う
コムギ「暗いから、手を繋ごうか…」
俺「う、うん」
(どうしちゃったの、うれし~)
二人で明かりの無い暗い道を歩き
芝生の上にコムギが持ってきた
地面に敷くシートの上に寝転んだ
それでも手は離さなかった
すごい、言葉にならない…
真っ暗な場所から空を見上げると
星が降るとか、キラキラ光るとか
星がまたたくなど夜空の表現は
色々あるけど、本当にその通りなんだと思った、
コムギが口を開いた
コムギ「あれわかる?こと座のベガが織姫星
わし座のアルタイルが彦星
その間に流れてるのが天の川」
俺「うん、夕食の時 聞いたよ」
コムギ「一年に一回出会える日
今日、どうしてもユウと来たかったんだ」
俺「…コムギぃ」
コムギ「ユウに聞いて欲しい事があって…」
(私の思いを聞いて欲しい)
俺「…うん」
コムギ「ユウが私の前に現れて、
いきなり泣き出して、抱きついてきて
最初は変な奴だと思ってた」
俺「あはは」
コムギ「でも、少しずつキミの言ってる事が
本当なんだって思えてきて…」
俺「…」
コムギ「デジャブや夢をよく見るようになったんだ」
俺「どんなの?」
コムギがゆっくりと語りだした
コムギ「キミと一緒に働いてる夢…
一緒にお風呂に入ってる夢…
髪の毛を洗ってもらってるんだ私…
信じられないほど美しい湖の畔で
キミと結婚式をしてる夢…
見た事ない世界で新婚旅行しているの…
夢のキミは無邪気に語りかけてきて…
本当に幸せなの、こんな幸せ感じた事ない…
ご飯を一緒に食べてる時にくるデジャブ…
ユウが女の子とイチャイチャしてるのを見て
何も言えないけど、胸が締め付けられて…
ああ、本当の事だったんだって…
でもユージとは今世では
一緒になれないって
自分に言い聞かせて…」
コムギの手に力が入る、声も涙声で…
コムギ「ううぅ、ごめんなさい、
もう、わたしは…
好きになっても一緒になれない…」
俺「よ、ヨムギ…か」
横になったまま、ぎゅ~っと抱きしめる
俺「こんな、こんな残酷なことって…
やっと好きになってもらえたのに…
前の世界のようにはいかないんだ…」
俺たちはいつまでも抱き合って泣いていた…
やっと出会えたのに一緒になれないなんて…
夜空のアルタイルとベガは何も変わらずに輝いていた。
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