11-01 幸せとは
昼休み、また今日も来てしまった
コムギ先生~いますか~
ビクっ
コムギ「や、やあ、ユウくん、ごきげんよう…」
意識しすぎだろう
俺「先生、お弁当作ってきましたよ、食べましょう」
(普通に、普通に)
コムギ「お前は。なんでそんなに普通にできるんだ?
私は、彼の前でも挙動不審で…普通じゃいられなかったぞ」
俺「彼!・・・彼氏がいるんだ…」
(そりゃそうか35歳だもんね…ショックだ…)
コムギ「そりゃあね、結婚もしたいし…」
(あ、あ、ショック受けてる…でも
ちゃんと言っておかないと)
俺「結婚するんだ、その人と…」
(コムギ先生の幸せを応援する事が
1番の目的のはずだったろ、俺…
俺もケイコちゃんと結婚する約束してるし…)
あ、涙が…
俺「ちょっと用事が…」
早くこの場から逃げなくちゃ…
コムギ「待って、ユウくん」
腕を掴まれる、俺は背中を向けて
泣き顔を見せないようにする
コムギ先生が背中を抱いてくれる
コムギ「ごめんね、でも分かって
あなたとは、歳も違うし生徒と先生でしょ」
俺はぼろぼろ泣きながら
俺「ううっ、分かってます、頭では分かってます
でも…心が…言うこと効いてくれないんです」
俺は向き直り、コムギをギューっと抱きしめ
わんわん泣いた…コムギも抱きしめてくれた
コムギ「すまない、キミの期待には応えられない…」
(言ってる事が全部本当なら…)
体が熱い…心も熱い…私の魂も泣いてる見たい…
俺「僕は、先生が幸せならそれで良いって思ってました
ただ2年間だけ一緒の空間に居て目に焼き付けるだけでいいって…
今は、目の前に先生がいてくれる、面影じゃ無い実物が。
こんな幸せな日々が僕にあるなんて思ってもいなかった…
ごめんなさい、結婚しようとしてる人が…
こんな生徒、迷惑しかないですよね…
もう、ここには来ません、すみませんでした…」
先生を振り払い出て行こうとした時…
コムギ「いい!毎日来なさい、私の助手にしてあげる
卒業までずっと居なさい、迷惑じゃないよキミは、
でも、卒業したらさよならだよ、それでいい?」
俺「いいの?ここに居て…よ、よろしくお願いします。」
コムギ「じゃあさっそく、肩でも揉んでもらおうか」
(これでいいよね、いなくなると寂しいし)
俺「はい」
(もう泣かない、多くも望まない、俺の幸せは
コムギのちょっとした不幸を取り払う事くらいだ
それだけでいい、それ以上しちゃだめだ…
自分の大事な人を守る事をしたいと思っていたけど
その役目は俺じゃ無い…俺じゃ無いんだ…ううっ…)
俺は悲しさを閉じ込めてコムギの肩に癒やしの手を使った
コムギ「本当に気持ちいいね」
(あー肩が軽くなる、本当なのね
癒やしの手って、本当なのか…胸が痛い
いや、熱い…な、なにこれ、ああ…あつい…)
昼休みの終わりのチャイムが鳴った
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