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9-01 再会

その時、時間がゆっくり流れた。


今世に降りて17年間


赤ん坊の頃から面影を脳裏に焼き付けて来た


自然と涙が流れていた


次から次に溢れる涙を拭うのを忘れ


目で追う事をやめられない


あのボサボサの髪、顔も歳も違うのに


なぜなのか分かる


魂が震え懐かしさで前世の名前を叫びそうになった。



俺「ヨモ…」

いきなり、表情をかえずにボロボロと泣き出す俺に、

ケイコちゃんが驚く


ケイコ「ちょっと、ユウ、どうしたの」

肩を掴み揺さぶる


不思議そうな顔をして先生が通り過ぎようとしたところで


俺が無意識に先生を抱きしめる、


えっ、先生は何が起こったか理解出来ない、


ケイコちゃんも唖然としてる


俺は、先生を強く抱きしめて号泣してる


周りがザワザワしだした、


先生も電気が走ったように我に帰り


「ちょ、ちょっと、離しなさーい」

と言って、ほほを平手打ちする


先生達も集まってきた、とりあえず俺は

職員室に連れて行かれる、


目の前で見ていた、

ケイコちゃんも、事情聴取でついて来た


皆んな訳がわからない、

いきなり生徒が先生に抱きつく事案が発生


新聞部が色めき立ったが犯人が俺だと分かり

カナデとコノミが爆笑した


ケイコちゃんも、

ユウがいきなり泣き出して抱きついたとしか言えない


結局は俺の自供頼みだが、

俺が一言も喋らない


前世の嫁だったとか、説明のしようがない。

俺は一言、「人違いでした」と言った


誰と?と言われ、咄嗟に「死んだ母です」と言葉が出た

先生達はそれで納得、無罪放免となった


ただ、ケイコちゃんは無理だ

母の顔を知っている。


ボサボサ髪に白衣の先生は

科学科の ヨモギダ コムギ と言う名前だった


1年も前から、部室の真下の教室に居て

全く気が付かなかった、それで手の甲が…

その事でまた涙が溢れた。


俺はコムギ先生に謝って、職員室を出た


ケイコ「どう言う事?ちゃんと説明して」

今までに見た事無い、剣幕だ


ケイコ「他の女の子とイチャイチャしても

    ぜんぜんかまわない、私の所に絶対戻ってくるから

    私とユウの関係には、全く無意味だから

    でも、あの人はダメ、何故かわかんないけど

    ユウが戻って来ない気がする」


俺も魂で分かる、

俺は前世の嫁を選んで他を捨てたんだ。


俺「じ、冗談でしょ。俺とケイコちゃんは17歳

  先生は40歳ぐらい?ありえないでしょ」


そう、歳の差がありすぎて相手にされないだろう


ケイコ「それはそうだけど…ユウのあの時の感じ

    先生しか見えて無かったよ、私の事なんて

    眼中に無かった…」

ケイコちゃんもいつしか泣いていた…


俺達は何もする気が起きず家に帰った。


保健室の先生セリ「あんた、生徒に泣きながら

         抱きつかれたんだって?

         合コンといい、

         モテ期到来したねー、あはははは」


コムギ「お母さんに似てたんだって、失礼するわー」


(あー抱きしめられた時ドキドキしたわ、

気持ち良かった~、まだ心臓がドキドキするわ)



俺(本当に居た…)


手の甲のアザが消えていた、役目を果たしたように…



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がんばりますので ブックマーク頂けると本当に嬉しいです。


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