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日本最強の剣聖は転生した異世界で孫娘(仮)を困らせる  作者: 銀色商会


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6/12

タウンハウス・応接室にて

毎日21時更新を目指して頑張ります!


前作「ボーっとしている王太子殿下と婚約した侯爵令嬢は苦労する」も公開中です。

https://ncode.syosetu.com/n1432mb/

是非ご覧ください。

夕食の時間が過ぎてようやくお父様がお戻りになった。

「お嬢様、応接室に集まるようにご当主様がお呼びです」

侍女のメアリが部屋まで呼びに来てくれた。


応接室へ行くと前侯爵夫妻であるおじい様、おばあ様、現侯爵夫妻であるお父様、お母様、弟のライアンとボクデン様が既にそろっていた。

「来たか。今日は大変だったね、フローリア」

お父様が優しく微笑んでくれる。


「全員揃ったし、話しをしようか。だが、ここで話す内容は口外しないように」

話しが長くなるのか、軽食や飲み物が配られる。

お父様が侍従、侍女たちが退出したのを確認して話し始める。


「まず婚約破棄の件だが、一旦保留となった」

は?全員の頭に疑問符が浮かぶ。あれだけの騒ぎを起こして保留?


「どういうことだ、フランツ?あれだけの事をしでかせば第二王子は廃嫡であろう?」

おじい様がお父様に確認する。


「えぇ、私もそうなると思ったのですが、国王陛下が婚約破棄を渋っているのです」

・・・意味が分からない。あれだけ大勢の前でやらかしておいて婚約継続などありえない。

婚約破棄にさえならなければなんとなるとでも陛下はお考えなのか?


「ちなみに王妃は婚約破棄して第二王子の婚約者に例の男爵令嬢をと言い出しました。挙句に第二王子の心を捕まえておけなかったフローリアが悪いとまで言いましてね」

お父様の言葉に全員の怒りが蜃気楼のようにゆらりと吹き上がる。


「フランツ、そのような世迷言、黙って聞いていたわけではあるまいな?」

おじい様が低い声で尋ねる。


「ええ、というより私が抗議する前に国王陛下が王妃を怒鳴りつけてましたがね」

え?あの国王陛下が王妃様をどなりつけた?いつも言いなりなのに。

にしてもお父様、王妃様を「王妃」呼びとは、よほどお怒りなのね。


「婚約の継続、破棄、誰が悪いだのと話しが進まず、後日改めて王宮で話し合いとなりました。卒業パーティーも全て後日ですね」

お父様があきれ顔から急に真面目な顔になると切り出した。


「さて、本題はここからなのだ。半年前の盗賊による父上とフローリア襲撃事件だがね、これも王妃が指図したものだったよ」


場の空気が凍り付く。

「フローリアと第二王子の婚約は国王陛下主導によるもの。当家はもちろん王妃の反対までねじ伏せて行われた、かなり強引なものだったのは覚えているかい?」

事情を知っているおじい様、おばあ様、お母様がうなずく。


「6大侯爵家などと言いながらも家格が低いと言われがちな当家の娘を何故あれほど強引に婚約させようとしたのか当時は分からなかった。そもそも王家は当家を除く5大侯爵家の間で婚姻を繰り返しているから、あそこはまとめて親戚みたいな状態だ。それを突然当家の娘と婚約と言われて、当家を下に見ていた王妃は納得できなかったようだね」

納得できないから私を殺そうとした?


「もちろん王妃の生家であるシーウェス侯爵家の意向もあったんだろうけどね」

お父様が軽い口調で言う。


「私はね、昔から不思議に思っていたのだよ。なぜ建国王と共に戦った6家の内、当家だけが侯爵家ではなかったのか。なぜ王都付近ではなく辺境に配置されたのか。なぜ当家だけ歴史が書き換えられているのか。なぜ当家だけが王家や他の5侯爵家と婚姻関係がないのか」

歴史の書き換え?お父様、なにを?


「ライアン、君は歴史の一部がおかしいと手紙を送ってきたよね。どこで気が付いたんだい?」

お父様が突然ライアンに話しを振った。

「最初は初代様のお名前でした。王国の歴史書には最初から「ヨシュア・ジェスター」として登場しますが、当家では「ヨシュア・シーマゼーウ」が建国の際に領地を賜り、その功績でジェスター姓を授かったとなっています。帝国の歴史書は「ヨシュア」がジェスター姓を賜ったことになっていて、当家以外ではシーマゼーウの姓を知るものはいませんでした」

「そうだね、手紙にも書いてあった。そして私はその話をしないように伝えた。それ以外ではどうだい?」

「はい、それ以外では「バークナーの撤退戦」は王国では「カーライル」「アングファ」「シーウェス」の3侯爵家の功績、当家では「ジェスター」単独での功績、帝国では悪天候を理由に敵が勝手に撤退したとなっていました。他には武器が他では見ない片刃のそりのある剣を使っていたというのは共通ですが王国では「武器を共通化して効率を上げるため自主的に」、当家では「建国王の命令」で、帝国では「蛮族どもが文化を知ったため」現在使用される剣になったと記されています」

「うん、良く調べたね。他にもいくつもあるんだが概ねそんな感じだね」

お父様が軽食をつまみながらライアンを褒めています。


「そう、まるで功績がなかったかのように書き換えられている。不自然にね」

お父様の言葉に皆が静まり返った時でした。


「奴らは恐れたのよ。いや、今も恐れておるよ。日ノ本の戦闘集団、島津家の力をのう」

目を細め愉快そうに笑うボクデン様。


が、表情が一変し恐ろしい顔つきになって続ける。

「名を奪い、武器を取り上げ、功績という名の名誉をなかったことにする。そこまでしなければならぬほどに恐れたのよ」


ボクデン様の迫力に言葉を失う。ヒノモトのシマヅ?戦闘集団?

そろそろジェスター家の正体が!

ってことで、いかがでしたでしょうか?

もしよろしければ!

そろそろ評価がいただきたいです(´;ω;`)ウッ…

次回へのモチベーションになりますのでなにとぞ!

ご批判は豆腐メンタルなのでほどほどでお願いします。

誤字ありましたらお知らせいただけると泣いて喜びます。

また次のお話しでお会いしましょう。

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