表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
日本最強の剣聖は転生した異世界で孫娘(仮)を困らせる  作者: 銀色商会


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
22/23

領地、王都の中間地点にて

しばらくは更新ペースが安定しません。

良ければブックマークしてお待ちください。


前作「ボーっとしている王太子殿下と婚約した侯爵令嬢は苦労する」も公開中です。

https://ncode.syosetu.com/n1432mb/

是非ご覧ください。

王都へ向けて領地を出立して2週間が過ぎた。

つまり、最初に王都を出てから1か月が経ったことになる。

だから、私たちは戸惑っていた。


「・・・本当に馬鹿なんだな?」


王都から領地へ戻ったときは騎士を中心に馬を使ったため半月程度で移動できたが、今度は徒歩の兵士が中心のため王都まで1か月の移動を想定していた。

それでもかなりの行軍速度だ。

シーウェス、カーライルが王都から領地まで通常なら1週間程度。

王都からの追跡を気にしても2週間で領地に戻ると推測。

領地についてから軍を整えて動かす準備が完了するまで最速でも1か月はかかるだろうと思っていた。

つまり、王都を出てから最速の最速で1か月と1週間程度。

通常で1か月半はかかると考え、その前に王都まで抜けてしまいたいと考えての行軍速度。


しかし、最もばかばかしい事態となっている。

私たちの前に捕らえられたカーライル侯爵が縄に縛られて連れてこられた。


「君は一体何をやってるんだね?」

お父様の疑問は最もだ。

とっくに領地についているはずのカーライル侯爵がここにいるのだから。


「うるさいっ、辺境の田舎者が!」

「まぁ、いい。このまま王都へ連行しよう」


お父様は素敵な笑顔をカーライル侯爵に向けこう言った。

「もちろん、状況は全てお話しいただくがね?」

カーライル侯爵は青い顔で俯いた。


ばかばかしい事態とはいっても敵側の大物をとらえたことに違いはない。

その場で一度行軍を停止しし、その夜軍議を開いた。

カーライル侯爵からの話しを皆にお父様が話して聞かせる。


カーライル侯爵にお話しを伺ったところ(我が家流ですが)、カーライル侯爵は王妃達と一緒に一旦シーウェス侯爵領へ行ったそうな。

その後、自領へ戻り軍備を整え、北から南へ向かう我が軍を東西から挟み撃ちにするつもりだったらしい。

ところが我が軍の準備、行軍速度があまりに早かったため、自領へ移動するカーライル侯爵が捕らえることができたという。

なんでわざわざ回り道したのか。さっさと自領へ戻って軍備を整えるのを有せするべきだと思ったら顔に出ていたらしい。

「王妃が怖いからついてきてくれと言ったらしい」

お父様の呆れた顔。私は心底、奴らはアホなのだと思った。


「ということなのだが、ここでいくつか選択肢がある。一つ目は予定通り王都へ向かう。二つ目はこの場に残りシーウェス軍を待ち伏せする。三つめはカーライル領へ出向き鎮圧する」

「軍を分ける手もありますが?」

アルベルト騎士団長がお父様に問う。


「いや、そんなに多くの兵を連れてきているわけでもない。相手の数が分からないうちは軍を分けたくないな」

「そうですな。それでは予定通り王都へ向かうことを提案します」

「理由は?」

「軍を分けないのは各個撃破されることをおそれてのことだと思います。であればカーライルに向かうにしろ、シーウェスを待ち伏せするにしろ、挟み撃ちにあう危険度は変わりません。それは避けるべきでしょう。それに王都、王宮がどうなっているか確認しないうちは我らの動きを決めることができないと思います」


お父様とアルベルト騎士団長の会話に各部隊の責任者がうなずく。


「それでは決まりだな。カーライルを手土産に王都へ向かおう。シーウェスからの追撃を警戒するため今まで通り早めの進軍で。輜重隊は軍の真ん中に入れて移動する。明日の早朝から行軍を再開する」

お父様が見回すと全員がうなずいて応えた。

ご感想、ご評価をいただけると励みになります。

ご批判は豆腐メンタルなのでほどほどでお願いします。

誤字ありましたらお知らせいただけると泣いて喜びます。

また次のお話しでお会いしましょう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ