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勇者戦争  作者: sizu.
第五章 北の勇者編
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別人

「俗に言うタイムアタックだな。すぐにでも、魔法使いの所に送ってやるから安心しな。」


キレて斬りかかる、だな……。俺はゲンの次の選択を予測した。


「東の勇者!!お前はやっぱり殺す…!」


ゲンは俺の予想通り険しい顔で斬りかかってきたがゲンは動きが止まる。


「お前…!!何を、した…!?」


「まぁまぁ、落ち着いて、北の勇者さんや。」


絶加、行動制限ツー

使用者、イースト第二王女マーガレット・イースト


一週間ほど前に目覚めコピーを行ったことにより、マドー暗殺の際にも使用された。


「四象景律、双」




ーアズマ、お前の言う神矛(しんむ)?と剣の生成魔法。そして第一王子の剣。それだけあるなら、二刀流を使うって選択肢もあると思うんだが。ー


ー二刀流ですか?ー

 

ーあぁ。そう言っても、俺も使ったことはない、見たことだけだが……。ー


マドー暗殺後のシオンさんとの特訓にて俺は二つのことについて言われた。その一つが二刀流だ。


ー使うならいつもの剣とミナミの剣ですかね。ー


ーえ?あと三本もあるけど……?ー


そんな困惑した表情を見せられても…。


ー神矛は結構危ない橋渡っちゃうんで使いたくないんですよね……。あと二本はよくわかんないんですよね。俺、第一王子と会ったことないですし。あ!シオンさんが一本使ってくださいよ。ーー


ーえぇ…それっていいやつなの……ー


さっきからそんな表情しないでくださいよ…



結局俺は一本をシオンさんに託した後、二刀流の知識的なものを教えてもらった。


「四象景律、双……。双、嵐…!」


風魔法を交えた六連撃の斬撃で斬った箇所は風魔法でえぐられ、しばらくダメージが入る。



【ゲン、今のお前は見苦しい。一旦、頭を冷やせ。】



「我ながら、キモい技だなぁ!ハッハッハ。」


「ギガ・スラッシュ!!」


俺は言葉を失った。北の勇者には双嵐による傷が一つもなかった……。行動制限を自力で打ち破ったのか……?


「おいおい、こんなもんなのかぁ?笑わせてくれるなぁ!ただの見栄っ張りなお前が!俺等を殺せると思ってんのかぁ?」


目の前に現れたのは…いや、ずっと目の前にいて戦っていた相手だ……。なのになんで、表情も口調も全く違う……!まるで、"別人"みたいな……。


「おいおい、図星か。」


目の前のゲン?は呆れたように言った。





同時刻、北靖騎士団団長スート・カイキ率いる軍はイーストを視界に入れていた。


「みんな!間もなくイーストへの攻撃を開始する!気を引き締めるんだ!」


「うぉぉぉ!!」


スートは兵士の士気が上がっているのを感じた。この戦争に勝てば、ノースが天下を取る。皆がそう思っていたからだ。


 「スート様!空から何かが!」


一人の兵士が叫んだ。スートはすぐに上を警戒した。


一瞬のまばたきをした時、スートが乗っていた馬の首が落とされていた。



「ふぅ〜ん、うちに攻撃するんだ。」


私は親玉と思われる人物の馬を殺した。


「アス様!お待たせしました…!」


どうやら私の後を追ったイースト兵も到着したようだ。


「総員!戦闘準備!」


相手親玉の指示で相手も剣を構えた。


「じゃあ、エヌちゃん、みんな。私はあの親玉っぽいの相手するからさぁ後はよろー。」


私は後ろのちっちゃくて可愛いエヌちゃんと兵士にお願いした。


「分かりました。」「かしこまりました!」


エヌちゃんと兵士はそれぞれ返事をした。元気なのはいいことだしねー。


「よし、いっちょやるかー。来なよ、親玉さん。」


「私は!北靖騎士団団長!スート・カイキ!この戦争を勝利に導く!」


「なるほど。私は、アス・ヘロ。そんじゃ、よろしくね。」



アス・ヘロ

VS

北靖騎士団団長スート・カイキ



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