東南合併国ライン跡地-①
俺らは今、サウスの軍勢を迎え撃つため侵攻していた。
「はっはっはっはっ!!この馬車遅いな!!」前を走る馬車から声が聞こえてくる。この人が第一支部長であるユイガ・ソンらしい。
「馬はもっと気高く!!素晴らしく速いものだぞ!!」ユイガさんが何か言っているのが気になり馬車の窓から顔を出す。すると、前の馬車の上に人が立っていた。手を後ろに組み物凄く背筋が伸びていた。
「あんな人が最強なの……?」俺は窓を閉め、リンに聞いた。
「はい……そうなんですよ。めったに戦いに参加しないので、絶加もいまいち分からないというか……。でも、噂によれば事象を書き換える?みたいな力らしいですよ。」リンもよくわかっていない様子で話す。
「事象の書き換えって………マジで最強じゃん……。」
俺はちーを撫でながら言った。
「ナミ様!!イーストが軍を連れてこちらへと向かってきているそうです!」兵士がテントに入り報告をした。
「分かったよ、それなら始めようか。イーストの終わりを。」僕はテントの外に出る。
「光属性最上位魔法。速光線。」僕は兵士の情報を頼りに魔法を放った。
「ん〜、ずれちゃったかも。」
「ん?今光線みたいのが………」俺が言った瞬間、後ろについていた兵士たちが宙へと舞った。
「は?何が起きて……。」
「来たな。全員!!戦闘態勢に入れ!!」俺が困惑しているとユイガさんが指揮を出した。
「かかれぇ!!」しばらくするとサウス軍の兵たちが見えてきた。
「オラぁぁぁ!!」先程の光線でボロボロの者も何とかなったものも突撃し、剣がぶつかり合う音が響く。
「みなさーん、どいてください。引いちゃいますよー。」前の馬車から一人の男が顔を出す。
「あの人は…確か……」
「第二支部長のコウ様ですね。」リンは俺に教えてくれた。
「戦闘条件。良好なり、良好なり。」コウさんは羽扇を前へ出す。
イースト護衛騎士団第二支部長〈天才軍師〉コウ
「よっしゃ、俺もちょっくら行ってくる。ヤバイ奴がいそうだしな。」シオンさんは馬車のドアを開け飛び降りた。
「えっ、ちょ!!」馬車はお構いなしに進んで行ってしまった。
「オラァ!」俺は馬車を飛び降りてからすぐ兵士を斬り倒していく。
「?!」辺りが突然暗くなったと思ったら、巨大な敵が大剣を振り下ろしてくる。
「やっぱり、いんじゃん強いやつ。」俺は剣で受け止めながら、軽口を叩く。
「フフフフフフ……それは過大評価が過ぎるのでは?」
「今だ!!撃てぇ!!」敵兵士が弓を放った。
「はっ!はっ!はっ!はっ!俺と馬ばかり狙うとは相当モテモテなようだ!!だが!!俺は同性愛など興味はないんでな断らせてもらうぞ。俺とこの馬に攻撃は当たらない!!!」ユイガさんがそう宣言すると、馬とユイガさんに当たったはずなのに弓矢を全て弾いてしまった。
イースト護衛騎士団第一支部長 〈不調律のユイガ〉
「はっはっはっ!!そのまま進め!」ユイガさんが言った直後、馬の顔がバラバラになった。
「ユイガ!!!止めてください!!」
「この馬車は緊急停止できる!!」コウさんが言ったすぐにユイガさんが馬車を止めた。
「今だ!!かかえ、…………」兵士がこちらに近づこうとした瞬間、全員の首が落ちる。
「ご、ごめんなさい!!でも……あんな奴ら、お二人のお相手をするほどの者でなかったので……。」
イースト護衛騎士団第五支部長〈残姫〉フイナ・チョウ
残酷で斬新だが………残念な美少女である……!!!




