表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者戦争  作者: sizu.
第二章 西の勇者編
22/27

西国(ウエスト)王宮-④

「では、話を進めさせていただきます。」私は王との話し合いを始めていた。

「は、はい…。」先ほどの魔法で王は萎縮しているようだった。

「イースト側の要望としては二つ。一つ目はウエストの敗北宣言、二つ目はウエストの領地全てをイーストのものにすることです。誓約書です。」私は要望を伝えてから、魔法で誓約書を用意した。

「そんな事言ったって無駄だぞ!いい気になりおって!」はぁ、魔法を先程見せたばかりなのにまだ抵抗するか……。

「陛下!!西の勇者の右腕は拘束!左腕は死亡したとのことです!」一人の兵士が報告にくる。

「はぁ?!何を言って……。」国王がその報告に困惑していると「グハッ!!」と先程の兵士が殺られる。

「スターリン様。もっと脅しても良いのですよ。」蒼い炎が消え、ローリエさんの姿が露わになる。

「ローリエさん、でも…。」そんな私をお構いなしにローリエさんは話を進めようとしていた。

「スターリン様の仰った条件に加えもう一つ、あなたを拘束させていただきますよ。当然のことですけどね。あ、それと騎士団は解体して全員処刑します。」ローリエさんは淡々と話を進めていった。

「そんな事許すわけが……」ローリエさんが王の口元を掴む。

「ダメですよ。死にたいんですか?」ローリエさんはニコニコしながら王を片手で上げていく。

「ふぉ、ふぉふぇんあはい……あはひあいの……あええふっ……い、いほいあへは!!!」王は苦しそうに命乞いをする。まぁ、無理もない…。

「グハッ……!!」王はそこそこ持ち上げられたまま落とされる。

「では、誓約書にサインをしてください。スターリン様、後はお任せします。私は兵士の処刑を始めますので。」ローリエさんはずっと笑顔だった。けど物凄い圧…。確か、出生は不明……一体何者なんだ……?

それにこの人さっきまで毒で苦しんでたんじゃなかったっけ……?

「あ、はい…。ありがとうございます……。」私は引き気味にお礼を言った。

「いえいえ、私はイーストのために行動しただけです。では。」ローリエさんは部屋を出ていった。

「こ、これでよろしいでしょうか……。」王は誓約書を名前を記入し指印を押した。

「では、国民に宣言しに行きましょうか。ケマ。」ケマ。それは元王の名だった。





誰かの声がぼんやりと聞こえていた。これは…リンと誰か?でも、あいつは殺したはず…。

「本日よりウエストは我らイーストの領地となります!!あなた方はイーストの国民となります!!」

リンの声がした。ウエストがイーストの領地に…?リンがうまくやれたってことか…。

段々と光が差していく。眩しい……。

俺は、瞬きを何回か行った。

「頭痛てぇ……。ま、いっか。おつかれ、リン…!」俺は頭を抑えながらも天に拳を突きだした。



--戦争が始まって以来、初めて一つの国が地図から--

        

        -----消えた-----



東西間の戦争に今、終止符が打たれた…………




終戦しました。西の勇者編としては少し続きます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ