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浄化

翌日、解呪の魔女を訪ねる。扉が開くとそこにいるのは老婆でなく、人間でいうところの20代ぐらいの女性だった。

「えっとカイトと申しますが」

「私だよ、昨日はこの幻惑の指輪で顔を変えてたのさ。あの方が魔女らしいだろう?」

「そう言われればそうですが」

「知らない人間が訪ねてくるんだ。防衛はあたりまえだろうに」

指輪を鑑定すると効果があるだけでスキルはついていなかった。それから森の中心部に向かい木々が一切生えていないクレーターのような場所に案内された。

「ここの汚染がひどくてね。何も育たない」

「あの中心部には行けますかね?」

解呪の魔女は片手を突き出し4人を光の壁が包み込む

「魔力障壁だ。これなら問題ないだろう」

「ありがとございます」


「それでここでどうするんだい?」

「うまくいくかはわかりませんが」

地面に両手をつけ木々の生えていないエリア全体とその地下まで効果範囲をイメージしていく。

「いきます。バニッシュ」

まばゆい光があたりを覆う

眩しさでつぶった目を開き空に向かって消えていく光を眺めていた。

「なんてこった」

土を拾い上げ指で触りながらひとり呟いている

「これならこの森も良くなるかもしれない。あとは私がどうにかするさ。ふっしかし浄化ができるなんて過去にいた聖女様ぐらいしか私は知らないけどね。冒険者だなんてもったいないんじゃないかい?」

両手を上げて降参ポーズをすると

「ふっくっくっくっ分かったこっちも協力しようじゃないか ただそうだね、材料がひとつ足りないね」

「何でしょう?」

「ブリザードフラワーさ」

「あっそれなら山で採取しましたよ」

ルルと顔を合わせる。

「そうか残念だがブリザードフラワーは採取して半日しかもたん」

「それなら問題ありません。あとでお見せします」「んっ?ふっお主がそう言うならそうなんだろうな。とりあえず戻るとするか」

「ところで森はもっと浄化しなくて良いのですかね?」

「ここにはワイバーンもやって来ない。わかるか?自然には生態系というもんがある。急激な変化は良くない。あとは自然に任せれば良い」

「なるほど、わかりました」

魔女の住処に戻ると、早速魔女は解呪のポーションを錬金し渡してくれた。

「まさかアイテムボックスまであるとは、もう何も驚かんよ」

魔女を鑑定すると

スキル 調合 結界魔法4

を取得できた。

鑑定や錬金術もありさすが魔女といわれる存在である。

「それからそのポーションは証明として見せるだけで良い。今回はそこまでの依頼じゃないのだからな。等価交換という言葉がある。ギルドも理解できるはずだ」

「改めて依頼があれば渡しても?」

「それはお主の判断で構わん」


「それではありがとうございました」

「よせ、等価交換だと言っただろうに。あーそうだ。今後は私のことはジルと呼んでくれ」

ジルに笑顔で見送られ白い森を抜け山の麓に着くとキックから声がかかった。 

「ねーカイト、また山登る?もう屋敷に帰らない?」

「まー目的は達したしな、どうだろうルル?」

「そうですね、良いんじゃないでしょうか。ただギルドへの報告はもう少し先の方が良いと思いますが」「わかった帰ろう!その代わりギルドに報告するまでは屋敷にいること!」

「おー」

スキル最大レベル

鑑定

アイテムボックス

聖魔法

木工

剣術

風魔法

空間魔法

土魔法

弓術

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