アリアの憂鬱
私の名前はアリア・ルーセント。
元は貴族の生まれであるが今はカイト様の奴隷である。私に魔道具の知識を教えてくれたお母様は昔から体が弱く私が10歳の頃に亡くなってしまった。
それからは騎士として働いていた父に槍術を真剣に学び、執事のザイガーと共に戦争に参加することとなる。不幸にも戦場でお父様を失いザイガーと私も2度と戦えない傷をおってしまった。
力を失った貴族の没落はあっというまで我が家は取り潰されザイガーも私も奴隷となってしまう。
その後、私自身は知り合いの老夫婦に買ってもらったわけだがしばらくして後を合うように夫婦仲良くその生涯を閉じ私はまた奴隷商館に戻ったのだった。
商館に戻ってからは適度に体を動かし清潔にする様にはしていたが目の見えない私はついついお母様お父様と過ごした思い出に沈み込むのだった。
そんな時に現れたのが Aランクの冒険者カイト様であった。私の体は完全に治りもう会えないと思っていたザイガーとも槍も振るえ魔道具もまた作れる。
ああきっと私の運命はカイト様と共にあるのでしょう。
ただひとつ私だけ立場が違うのです。どうやら皆さんはカイト様の眷属となっているのです。また夜にカイト様の部屋にルルさんたちが何やら相談に行っているようで、非常に気になりますが何も言えないでいます。
私の名前はアリア・ルーセント。
元は貴族の生まれである。




