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この世界での俺の在り方について(ボツ)  作者: デミニート
現場への旅とその結果
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鬼教官と特訓について

試練に失敗した俺はそれから数日間、悪夢の様な試練に挑み続けた。



全てが失敗だった。

唯一の救いは失敗しても挑戦権を失わない事か・・・まぁ、試練の難易度は微妙に上がっていくらしいのだが。



このままでは無駄に失敗を重ねて、クリア不可能なレベルの難易度になってしまうかも知れない。


そうなっては俺は・・・。



だからそうなる前にある人物に師事する決断を下した。




その相手は勿論リプスだ。


このメンツの中で最も格闘技術に優れる彼ならば、素人の俺を鍛えてくれるに違いない。




この決断を後悔したのはすぐだったが。


なにせキツイ。

半端な厳しさではないのだ。


まずはお世辞にも鍛えられているとは言えない体を戦える体に造り替えるという名目で、ひたすら筋トレ。


そして、長期戦でも継戦出来るようにスタミナをという事で走り込み。


つまりは然るべき手順を踏んでからでないと鍛えようがないということだ。



それほどダメなのか俺・・・。



その間にも夢には試練が現れたが、悪魔には待ってもらった。


そんな話が通じるとは思っていなかったので、了解を得たときは自分の耳を疑ったものだ。



リプスの戦闘技術はかなり洗練されている。


これも自分が技を磨いているからこそ理解できる事なのかも知れない。



それまではただ単に強いなとしか思わなかったのだし。


修練は苛烈を極めた。

基礎的な身体訓練が終わってからが本番だと言わんばかりに扱かれた。


それこそサヤマが俺を治療する為に治癒魔法に目覚めるくらいに扱かれた・・・。



だがお蔭で自身の戦闘レベルが驚くほど上がったのが分かった。


どうして試練のあの影に歯が立たなかったのかも。



そして改めて挑む試練。


懐かしさすら感じる影との対峙も一か月位ぶりか?



影は度重なる失敗から相当に強化されているが、今の俺の敵じゃない・・・と思う。


やはり突っ込んでくる影に対して俺は怯むことなく踏み込んでいく。

姿勢を低くしてアゾットを頭上にやり過ごして、低くした体勢を戻すと同時に影に切りつける。


紙一重で避けられてしまったが、そのまま更に踏み込んで剣を切り下げその勢いのままに体を回転させて振り抜く。


自称、怒涛の三連撃!


さすがに影も躱しきれなかったようで倒れ伏している。



油断なく剣を構えているが、影が起き上がってくる気配はない。


これは何かの罠ではないのかと思い始めた時に影は溶けるように消えていった。



・・・勝った?

俺が・・・勝ったのか・・・何だ・・・戦闘が始まってみればあっという間に終わったな。



パチパチパチ・・・と、拍手の音がするのでそちらを見てみると悪魔が笑いながら俺を見ている。


そして言った。



「おめでとう。第一の試練は終わった・・・前任者に代わって次からは私が君の相手になろう・・・しかし君は弱い。まだ時ではないな」



・・・え・・・試練って複数あんのかよ!?


それに次は悪魔自身が相手?


マジか・・・。

・・・だがアゾットはこれで俺を新たな使用者として認めたって事だろう。


少しは俺も強くなれるか・・・。




俺の意識はそんな思考と共に闇に溶けていった。

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