第5話 出会いと代価-2
ガルドの後をついて歩くことしばらく。
鬱蒼とした森を抜けた先に、
ぽっかりと開けた場所が現れた。
その中央には、1軒の森小屋が建っている。
木と石で造られたその小屋は、
長い年月を感じさせる佇まいだった。
しかし、壁や屋根には丁寧な補修の跡があり、
大切に手入れされていることがうかがえる。
煙突からはうっすらと煙が立ち昇り、
軒先には干し肉や果物が吊るされていた。
森の中とは思えないほど、
どこか温かみのある空間だった。
そして――
「ブルルッ!」
⚔「....!」
その鳴き声に、
ヴァルカははっと顔を上げる。
視線の先。
そこにいたのは、湖畔へ置いてきたはずの自分の馬だった。
⚔「....なんで....」
思わず呟く。
馬は嬉しそうに鼻を鳴らし、
ヴァルカへ顔を擦り寄せた。
◆「あぁ!」
ガルドはなんでもないことのように笑う。
◆「寂しそうにクンクン鳴いてやがったからなぁ!」
◆「連れてきてやったぞ!」
⚔「....」
⚔(連れてきた....?)
ヴァルカは馬を見る。
そしてガルドを見る。
もう一度馬を見る。
⚔(馬を....1頭....?)
⚔(この距離を....?)
湿地帯。
森。
そしてゴブリンスレイヤーとの戦闘。
決して近い距離ではなかったはずだ。
◆「がっはっは!」
◆「いい馬じゃねぇか!」
⚔「....」
ヴァルカは何も言えなかった。
目の前の男の規格外さを、
改めて実感したからだ。
ガルドは小屋の扉を開けながら言う。
◆「まぁ入れ!」
◆「狭いところだけどな!」
そう言って豪快に扉を開く。
◆「そのままじゃ、夜が明ける前にくたばっちまうぞ?」
⚔「....」
ヴァルカは返事をしない。
代わりに、そっと馬の首筋を撫でた。
「ブルルッ」
安心したように鼻を鳴らす馬。
怪我をしている様子もない。
どうやら本当に、ガルドが連れて来たらしかった。
⚔(....)
小屋。
馬。
そしてガルド。
ここまでの様子を静かに思い返す。
⚔(....悪いやつではないのかもしれない)
もちろん警戒は解かない。
だが少なくとも今すぐ敵対する理由も見当たらなかった。
◆「おーい!」
◆「そこで突っ立ってても飯は出てこねぇぞー!」
小屋の中から聞こえる大声。
⚔「....」
ヴァルカは小さく息を吐く。
そして馬の首をぽんと叩いた。
⚔「少し休め」
そう言うと、ガルドに続いて小屋の中へ足を踏み入れた。
小屋の中では、暖炉の炎がパチパチと音を立て、
ヴァルカを暖かく迎え入れた。
近くの椅子に腰掛けると、奥の部屋からガルドが戻ってくる。
その手には、何やら怪しげな小瓶に入った液体が握られていた。
◆「ほれ、これを飲め」
ぽいっとヴァルカへ投げ渡す。
⚔「....」
ヴァルカはとっさに受け取るも、
いぶかしげな表情で小瓶を見つめた。
濃い赤色の液体。
嗅いだことのない薬草の匂い。
⚔「これは?」
◆「そいつぁ、森の魔女さんからもらった"超すごいポーション"だ」
⚔「超....すごい....?」
さらに眉間のしわが深くなるヴァルカ。
◆「がっはっは!」
◆「まぁ飲んでみりゃわかる!」
⚔「....」
ヴァルカは数秒ためらった後、
ゆっくりと蓋を開けた。
そして、一口だけ飲んでみる。
次の瞬間。
パアァァッ――
⚔「!?」
ヴァルカの体から赤い光が溢れ出した。
みるみる切り傷が塞がり、
全身を蝕んでいた痛みが引いていく。
⚔「これは....」
思わず自分の腕を見る。
先ほどまであった傷が、
既に薄くなり始めていた。
◆「....な?」
◆「超すごいだろ?」
ガルドがニヤリと笑う。
⚔(....すごい)
普段飲んでいるポーションとは、
比較にならないほどの効果だった。
ヴァルカは迷うことなく、
残りを一気に飲み干す。
ゴクッ....
パアァァァァ――!
再び赤い光が体を包む。
傷口は完全に塞がり、
折れていたあばらの痛みも消えていく。
重かった体が嘘のように軽い。
失われた体力までもが戻ってくる感覚。
⚔「....」
手を握る。
開く。
腕を回す。
どこにも痛みはなかった。
◆「おぉ!」
◆「いい飲みっぷりだなぁ!」
⚔「....信じられない」
ヴァルカは腕を動かしながら呟く。
その様子を見てガルドはゲラゲラと笑った。
◆「がっはっはっは!」
⚔「....すまない」
⚔「助かった」
ガルドは大きく手を振る。
◆「おぉ?気にすんな!」
◆「困った時はお互い様、だろ?」
そう言ってガルドがにやりと笑う。
⚔「…..?」
だが、次の瞬間。
⚔「…うっ!?」
突然、胃の奥がひっくり返るような感覚に襲われた。
視界がぐらりと揺れる。
⚔「なっ….」
口元を押さえる。
全身を熱が駆け巡る。
◆「….あっ」
⚔「…..!」
ガルドが何かを言おうとする。
だが、それより早く。
ヴァルカは椅子から立ち上がった。
そして、盛大に嘔吐した。
◆「おおおぉぉ!悪ぃ悪ぃ!」
◆「水だ水!」
慌てて木製のコップを差し出しながら、
ガルドがヴァルカの背中をさする。
ヴァルカはコップを受け取ると、
乱れた呼吸を整えながら水を飲み干した。
⚔「....お前、何を」
睨みつけるような視線。
ガルドは頭をかきながら、
ばつの悪そうな顔をした。
◆「あー....その」
◆「このポーションは人によってはちぃと副作用が出るんだ」
⚔「副作用....?」
◆「まぁ要は」
◆「べらぼう強ぇ酒に魔力をぶち込んだようなもんだ!」
⚔「.....は?」
数秒の沈黙。
ヴァルカの眉がぴくりと動く。
◆「がっはっは!」
◆「俺ぁ毎日浴びるように酒飲んでっからよぉ!」
◆「忘れてたぜ!」
⚔「....お前なぁ」
◆「悪かったよ!」
◆「まぁそう怒りなさんな?な?傷は治ったんだしよ?」
大男が両手を合わせる。
全く反省しているようには見えない。
⚔「....はぁ」
ヴァルカは小さくため息をついた。
だが、先ほどまでの警戒心は、
もうほとんど残っていなかった。
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──少しして。
ようやく落ち着きを取り戻したヴァルカ。
暖炉の炎がパチパチと音を立て、
椅子に座る2人を柔らかく照らしていた。
頬はまだ少し赤い。
副作用の影響か、
頭もわずかにふわついている。
それでもヴァルカは姿勢を正した。
⚔「....それで」
ガルドをまっすぐ見つめる。
⚔「情報っていうのは」
◆「....まぁまぁまぁ!」
ガルドが大きな手をひらひらと振る。
◆「そう焦りなさんな!」
⚔「焦ってない」
即答だった。
◆「そうかぁ?」
◆「俺にはそうは見えねぇが」
⚔「....」
ヴァルカは眉を寄せた。
ガルドはそんな様子を見て、くつくつと喉の奥で笑う。
そして何気なく窓の外へ視線を向けた。
空はすっかり暗くなっている。
◆「今日はもう日が落ちた」
◆「泊まっていけ」
⚔「.....」
短い沈黙。
ヴァルカも窓へ目を向ける。
確かに今から森を歩くのは危険だ。
⚔(今は話す気がないということか....)
◆「それより腹ぁ減ってんだろ?」
◆「メシ食え!メシ!」
ガルドはあっけらかんと言った。
⚔「....」
思わず毒気を抜かれる。
さっきまで命懸けの戦いをしていたというのに。
この男の前では、どうにも調子が狂う。
◆「腹が減ってちゃ頭も回らねぇぞ!」
◆「難しい話は明日だ!」
ガルドはそう言うと、
豪快に立ち上がった。
⚔「....そうか」
ヴァルカは小さく息を吐く。
そして珍しく、少しだけ肩の力を抜いた。
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暖かいシチューを口に運びながら、
ガルドがぽつりと話し始めた。
◆「むかーしむかし」
◆「俺がまだケツの青いガキだった頃の話だがな」
暖炉の火がぱちりと弾ける。
ヴァルカはスプーンを止め、
静かに耳を傾けた。
――回想――
ガルドは孤児だった。
両親に見放され、幼くして森へ捨てられた。
右も左も分からない。
遠くからは魔物の咆哮が響く。
冷たい風。暗い森。
幼いガルドは震えながら、
その場にしゃがみ込むことしかできなかった。
◆「うっ....ママ....?」
◆「ママぁ....」
その時だった。
ふわりと暖かい風が頬を撫でる。
???「こっちよ」
優しい声。
まるで母親のような声だった。
幼いガルドは顔を上げる。
そして導かれるように歩き出した。
辿り着いた先にあったのは、
森の奥にひっそりと佇む古びた木の小屋。
幼いガルドは、そこを寝床にすることにした。
それから。
ガルドの身には不思議なことが何度も起こった。
腹が減れば、玄関先に木の実や果物が置かれている。
喉が渇けば、近くの川で魚が簡単に釣れる。
寂しさで押し潰されそうな夜には、
どこからともなく、優しい歌声が聞こえてきた。
誰も姿は見せない。
けれど確かにそこにいる。
まるで風のような存在。
ガルドはそんな不思議な誰かに見守られながら育った。
やがて体が大きくなり、
自分で狩りができるようになる。
魚を釣り。
罠を張り。
薪を割る。
森で生きるための術を少しずつ身につけていった。
そしてある日を境に、
あの優しい声は聞こえなくなった。
けれど。
ガルドはもう一人でも生きていけた。
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◆「まぁ、そのうち声は聞こえなくなっちまったがな」
ガルドはシチューを一口飲む。
◆「おかげで森で生きる術は全部身についたってわけだ!」
◆「がっはっはっは!!」
豪快に笑うガルド。
だが、その笑顔の奥にある寂しさを、
ヴァルカは少しだけ感じ取っていた。
◆「....それでなぁ」
ガルドは椅子に深く腰掛けながら続ける。
◆「数年前のことだが」
◆「それまでは、せいぜいウェアウルフくらいしか居なかったこの森に」
◆「ゴブリンどもが巣を作りやがったんだ」
コトン。
シチューの入った器がテーブルに置かれる。
暖炉の火が静かに揺れた。
◆「よりにもよって、その主はゴブリンスレイヤーときた」
◆「俺ぁ森の治安を乱すゴブリンスレイヤーには、ちぃと我慢ならなくてな」
⚔「....」
ヴァルカは黙って耳を傾ける。
◆「だからよぉ」
◆「俺ぁゴブリンスレイヤーのとこに、何度か話つけに行ったんだよ」
⚔(....話?)
ヴァルカはわずかに目を細めた。
⚔(ゴブリンスレイヤーは賢い)
⚔(だが、人間の言葉を話せるわけじゃない)
⚔(話をつけるというのは、つまり....)
嫌な予感がする。
そして。
ガルドは実にあっさりと言った。
◆「まぁ、予想通り拳のぶつかり合いになっちまったが」
⚔「....」
⚔(やはりか)
ヴァルカは静かに額を押さえた。
⚔「....それは話し合いとは言わない」
◆「男同士の会話だろ?」
⚔「....はぁ」
ヴァルカは今日何度目か分からないため息をついた。
暖炉の火が静かに揺れる。
ガルドは何がおかしいのか、
シチューを食べながらけらけらと笑っていた。
⚔(....?)
だが。
ふと、あることに気付く。
⚔(...."あの"ゴブリンスレイヤーと)
⚔(何度も....?)
ヴァルカの手が止まった。
森のウェアウルフたちを蹂躙し。
自分ですら死を覚悟した相手。
そのゴブリンスレイヤーと。
⚔(何度も戦っていたのか....?)
ゆっくりと視線を上げる。
目の前では。
◆「ん?」
シチューのおかわりをよそっている大男。
◆「あいつもなかなかしぶてぇ奴でなぁ!」
◆「何度ぶん殴っても、次会う頃にはまた元気になってやがる!」
がっはっは、と豪快に笑うガルド。
⚔「....」
ふと。
ヴァルカは先ほどのゴブリンスレイヤーの姿を思い返した。
ヴァルカの剣では傷ひとつ付けられなかった分厚い皮膚。
その全身に刻まれていた無数の古傷。
⚔(....)
傷跡の形。
深さ。
大きさ。
視線は自然と部屋の隅に立て掛けられた巨大な斧へ向かう。
⚔(あの傷....)
刃の幅。
傷跡の大きさ。
ぴたりと一致する。
⚔(この男が付けた傷か....)
ヴァルカは無言のままガルドを見る。
◆「ん?」
シチューを頬張りながら首をかしげるガルド。
⚔「....」
改めて思う。
自分が命懸けで戦った相手を。
この男は何度も殴り飛ばしているのだと。
⚔(やはり....)
⚔(化け物だな)
暖炉の火がぱちりと弾けた。
◆「まあ、でもよぉ」
ガルドは椅子にもたれかかりながら言った。
◆「今日のでようやく決着がついたってわけだ!」
暖炉の炎が揺れる。
その橙色の光に照らされながら、
ガルドは満足そうに笑った。
◆「何年も暴れ回ってたからなぁ、あいつ」
◆「これでようやく森も静かになるだろうよ」
そう言うと、近くに何本も積み上げられている酒瓶の中から、
一本を手に取る。
コルクを抜き、高々と掲げた。
◆「兄ちゃんのおかげでな!」
⚔「....そうか」
そう言うと、ガルドは酒瓶を傾けた。
ゴクッ
ゴクッ
ゴクッ
◆「ぷはぁっ!!」
豪快に酒を飲み干すガルド。
暖炉の火がぱちりと弾けた。
◆「ふむ....だがよぉ」
酒瓶を揺らしながら、
ガルドがぽりぽりと頭をかく。
◆「ちぃと困ったことになっちまったんだ」
⚔「....?」
ヴァルカは視線を向ける。
先ほどまでの陽気な雰囲気とは違う。
ガルドの表情には、
わずかに困惑の色が浮かんでいた。
◆「俺ぁよぉ」
◆「森の魔女さんと約束してたんだ」
ガルドは暖炉の炎を見つめる。
◆「俺があのゴブリンスレイヤーを倒したら」
◆「この森を守り続けられる"永遠の命"をくれるってよぉ」
⚔「....っ!」
ヴァルカの瞳が揺れる。
永遠の命。
それは人の理を超えた言葉だった。
暖炉の火だけが静かに揺れている。
先ほどまで漂っていた穏やかな空気が、
一瞬にして張り詰めた。
⚔「....本気で言っているのか」
思わず漏れた言葉。
◆「あぁ....?」
ガルドの声色が変わる。
先ほどまでの陽気さは消えていた。
◆「これが、冗談を言っているように見えんのか?」
射貫くような眼差し。
暖炉の炎が揺れる。
一瞬。
小屋の空気がぴりりと張り詰めた。
⚔「.....」
ヴァルカは何も言わない。
いや、言えなかった。
目の前の男は本気だった。
永遠の命。
それを欲した理由も。
森を守りたいという願いも。
全て本気だったのだ。
だが、そんな沈黙など存在しなかったかのように。
◆「がっはっはっは!!」
突然ガルドが豪快に笑い出した。
⚔「....?」
思わず目を瞬くヴァルカ。
◆「いやまぁ!」
◆「別に兄ちゃんを恨んでるわけじゃねぇ!」
ガルドは酒瓶を置くと、またぽりぽりと頭をかいた。
◆「ただよぉ....」
◆「こいつぁどっちが倒したことになるんだ?」
⚔「.....」
◆「俺が頭ぁぶん殴ったのは確かだろ?」
◆「でも兄ちゃんが目ぇ潰してなきゃ、あそこまで隙もできなかったろうしなぁ」
◆「うーむ....」
本気で悩んでいるらしい。
⚔「....」
張り詰めていた空気が一気に抜ける。
ヴァルカは小さく息を吐いた。
⚔(調子が狂うな....)
暖炉の火が静かに揺れていた。
◆「まあ、そういう難しい話は明日考えりゃいいか!」
そう言うと、ガルドは酒瓶をぐいっと傾けた。
ゴクッ
ゴクッ
ゴクッ
◆「ぷはぁっ!」
中身を飲み干した空瓶を、
ひょいっと後ろへ放り投げる。
カランッ。
瓶は器用に空き瓶の山へ転がり込み、
小気味よい音を立てた。
⚔「....」
ヴァルカは思わずその光景を見つめる。
どうやら慣れているらしい。
ガルドは何事もなかったかのように立ち上がった。
ギシッ....
木の床がわずかに軋む。
そして。
ガルドは椅子に座ったままのヴァルカを見下ろした。
◆「魔女さんに、その話をつけに行かにゃならんしな!」
◆「明日、日が昇ったら案内してやる」
⚔「....!」
ヴァルカの瞳がわずかに揺れる。
◆「だから今日はもう休め!」
有無を言わせない口調だった。
ガルドは満足そうに頷くと、
そのまま背を向ける。
◆「また明日な、兄ちゃん!」
のっし
のっし
大きな背中が奥の部屋へ消えていく。
やがて扉が閉まり、
小屋の中には暖炉のはぜる音だけが残った。
パチッ....
パチパチ....
⚔「....」
ヴァルカは炎を見つめる。
明日になれば。
森の魔女に会えるかもしれない。
エリシアを救う手掛かりが、
見つかるかもしれない。
そう思うと、静かだったはずの胸が、
わずかに高鳴っていた。
そしてふと、ヴァルカは懐から懐中時計を取り出した。
ルシアスから預かったものだ。
カチッ....
蓋を開く。
暖炉の光を受けて、
古びた銀色の表面が静かに輝いた。
⚔「....待ってろ」
時計を見つめながら呟く。
脳裏に浮かぶのは、
教会で眠るエリシアの姿。
無邪気に笑う顔。
失われた4年。
そして。
今も閉ざされたままの心。
⚔「必ず」
短くそう言うと、
ヴァルカは懐中時計を握りしめた。
暖炉の火が静かに揺れる。
パチッ....
小屋の外では、
月が高く昇っていた。
森を照らす銀色の月明かり。
その光の下で
ヴァルカは静かに目を閉じた。




