表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
追放王子の放浪記 ―灯りを守る旅―  作者: 伊佐波瑞樹


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
3/101

【第3話 最後の忠告】



 王都の西門が、背後でゆっくりと閉じていく。


 重い音だった。


 ごおん、と。


 石と鉄が噛み合うような低い響きが、春の草原へ広がった。


 その音を聞いた瞬間、マーガレットは思わず振り返った。


 巨大な城壁。


 白く高い塔。


 門の上では王国旗が風に揺れている。


 ついさっきまで、自分たちはあの中にいた。


 卒業式のざわめきの中にいて、王城の廊下を歩いて、アレックスの部屋で荷物をまとめて、馬車に乗せられて、そして今、ここに立っている。


 早すぎる。


 すべてが早すぎる。


 心がまったく追いついていない。


「……ほんとに、出てきちゃったんだ」


 マーガレットがぽつりと言った。


 誰に向けた言葉でもなかった。


 けれどアレックスは、ちゃんと聞いていた。


「うん」


 彼は王都を振り返ったまま、穏やかに答える。


「出てきた」


「もうちょっとさ」


「うん?」


「こう、泣きながら出るとか、怒鳴りながら出るとか、もっと劇的な感じかと思ってた」


「マーガレットはさっきからだいぶ怒ってる」


「怒ってるよ! 怒ってるけど! なんか……足りない!」


「足りないのか」


「足りない!」


 マーガレットは両手を握った。


「もっと怒っていいでしょ、こんなの! もっと悔しがっていいでしょ! アレックス、王子だったんだよ? 婚約者も、家も、立場も、今日一日で全部奪われたんだよ?」


 声が少し震えた。


 怒鳴っているのに、泣きそうだった。


「なのに、なんでそんな顔できるの」


 アレックスは彼女を見る。


 笑顔ではなかった。


 でも暗くもなかった。


 困ったような、優しいような、少し寂しいような顔だった。


「できてるように見える?」


「見える」


「そっか」


「そっかじゃない」


「じゃあ、見栄かな」


 マーガレットが目を見開く。


「……見栄?」


「うん。今、崩れたら歩けなくなりそうだから」


 風が吹いた。


 王都の外の草が、ざあっと揺れる。


 マーガレットは何も言えなくなった。


 アレックスは強い。


 優しい。


 明るい。


 誰に対しても笑える。


 でも、傷つかないわけではない。


 ただ、傷ついても周りを見てしまうだけだ。


 自分が崩れたらマーガレットも崩れる。


 レクスターも動きにくくなる。


 だから立っている。


 そんなことくらい、分かってしまった。


「……ばか」


 マーガレットは小さく言った。


「うん」


「そこ認めないで」


「ごめん」


「謝らないで」


「難しいな」


「難しいの!」


 彼女は乱暴に目元をこすった。


 涙は出ていない。


 まだ出さない。


 泣くには早すぎる。


 泣くなら、もっと安全な場所で、もっと腹いっぱい食べたあとがいい。


 そう無理やり思う。


 レクスターは少し離れたところで地図を広げていた。


 感情に浸る二人を放置しているようで、実際には周囲を警戒しながら耳だけはこちらへ向けている。


「感情整理は歩きながらお願いします」


 彼は顔を上げずに言った。


「王都から十分に距離を取るまでは安全とは言えません」


「レクスター、余韻って知ってる?」


「知っています。今は不要です」


「切り捨てが鋭すぎる!」


「追放直後の余韻に浸って刺客に殺されるのは、物語としては美しいかもしれませんが、現実としては愚かです」


「言い方!」


 マーガレットが叫ぶと、アレックスが少し笑った。


「でも、レクスターの言う通りだ」


「アレックスまで!」


「まず離れよう。落ち込むのはそのあとでもできる」


「落ち込む予定入れるのやめて!」


「必要な感情処理です」


 レクスターが淡々と補足する。


「抑え込みすぎると、後で判断を誤ります」


 マーガレットは一瞬だけ黙った。


 レクスターの言葉は冷たい。


 でも、雑に捨てているわけではない。


 彼は感情を軽んじているのではなく、感情に呑まれることを嫌っている。


 そういう人間だ。


「……分かった」


 マーガレットは大きく息を吸う。


「じゃあ歩こう。安全なところまで行って、そこで怒る」


「怒る予定は維持するんだな」


「する!」


 アレックスが笑う。


「じゃあ、その時は聞くよ」


「全部聞いてもらうからね」


「うん」


「途中で寝たらハルバードで起こす」


「それは怖い」


「比喩です」


 レクスターが言った。


 マーガレットが胸を張る。


「分かんないよ?」


「分かってください」


 三人は歩き始めた。


 王都を背にして。


 石畳の道はすぐに土の街道へ変わる。


 両脇には若草が広がり、ところどころに低い花が咲いていた。


 空は高い。


 城の中で見上げる空より、ずっと広かった。


 雲がゆっくり流れている。


 風が草を撫でる。


 鳥の声がする。


 王都の喧騒は、少しずつ遠ざかっていく。


 その静けさが、逆に心へ染み込んできた。


 歩く。


 一歩。


 また一歩。


 背負った荷物の重さが肩に食い込む。


 腰の雷の刃が揺れる。


 マーガレットの背には、大地のハルバードがある。


 幅広の斧刃と槍穂を合わせた重武器。


 普通の兵なら持ち歩くだけで疲れる代物を、彼女は当然のように背負っている。


 レクスターは片手に地図、腰には水の本。


 青い革表紙の魔導書は、歩くたびに金具がかすかに鳴った。


「……ねえ」


 しばらく歩いたあと、マーガレットが口を開いた。


「今さらだけど、この三人で旅するのって初めてだよね」


「学園の遠征はあった」


 アレックスが答える。


「あれは先生も護衛もいたじゃん。あと食事も準備されてたし」


「今回はありませんね」


 レクスターが言う。


「食事は計画的に。水場の確認を怠らず、夜営地は視界と退路を優先。火は必要最低限。睡眠は交代制」


「急に現実!」


「現実です」


「旅ってもっとこう、楽しい感じじゃないの?」


「観光ならそうでしょう」


「これは?」


「追放後の逃避行です」


「言い方!」


 マーガレットが頭を抱える。


「せめて放浪旅って言って!」


「では、追放後の危険を伴う放浪旅です」


「ちょっとだけ柔らかくなった!」


 アレックスは笑いながら歩いた。


「でも、マーガレットの言う通り、せっかく外に出たんだ。楽しいことも探そう」


「そうそう! そういうの大事!」


「まずは安全確保です」


「レクスター!」


「楽しいことは、生きていれば探せます」


 その言葉に、マーガレットは一瞬だけ黙った。


 からかおうとして、やめる。


 レクスターは冗談を言ったわけではない。


 本当にそう思っている。


 生きていれば探せる。


 生きていなければ、何もできない。


 その当たり前が、今日は妙に重かった。


「……うん」


 マーガレットは頷いた。


「じゃあ、生きるために歩く」


「単純ですが正しい」


「褒めてる?」


「今回は褒めています」


「やった!」


「今回だけです」


「最後に余計!」


 アレックスは二人の会話を聞きながら、草原の先へ目を向けていた。


 道は緩やかに南西へ曲がっている。


 王都から離れるにつれ、人通りは少なくなっていく。


 たまに荷馬車が通った。


 商人らしき男が三人をちらりと見たが、すぐに視線を逸らす。


 旅人にしては装備が整っている。


 貴族にしては馬も従者もない。


 兵にしては旗もない。


 目立つ。


 自分たちは、思ったより目立つのだとアレックスは理解した。


「レクスター」


「はい」


「服装、変えた方がいいな」


「同意見です」


 即答だった。


「アレックスはまだ王族らしさが残りすぎています。マーガレットは単純に目立ちます。私は知的すぎる」


「最後自分で言う?」


 マーガレットが突っ込む。


「事実です」


「ほんと強いな、その自己評価!」


「君は明るすぎる」


 アレックスが笑う。


「えっ、私?」


「うん。遠くからでも分かる」


「えー、褒めてる?」


「褒めてる」


「ならよし!」


「目立つことは欠点でもあります」


 レクスターが切る。


「よしじゃなかった!」


「でも、その明るさに助けられてるよ」


 アレックスが言う。


 マーガレットは足を止めかけた。


「……急にそういうこと言うのやめて」


「急だった?」


「急だよ! 心臓に悪い!」


「そうか。気をつける」


「気をつけなくてもいいけど!」


「どちらですか」


 レクスターが冷静に言う。


「感情の要求が矛盾しています」


「乙女心ってそういうものなの!」


「便利な言葉ですね」


「便利でいいの!」


 三人は歩き続けた。


 昼を少し過ぎた頃、王都の城壁はかなり遠くなっていた。


 振り返っても、白い線のように見えるだけ。


 マーガレットは何度も振り返り、そしてそのたびに前を向いた。


 アレックスは一度だけ振り返った。


 長くは見なかった。


 見続けたら足が止まりそうだったから。


 やがて街道脇に小さな祠が見えた。


 旅人が道中の安全を祈るためのものだろう。


 石は古く、表面は風雨で削れている。


 だが供えられた花は新しかった。


 誰かが今朝か昨日、ここで祈ったのだ。


「休憩しましょう」


 レクスターが言う。


「賛成!」


 マーガレットが即座に座り込む。


「足が! 足が文明の終わりを告げている!」


「大げさだな」


「アレックスは平気なの?」


「痛い」


「え、痛いの?」


「歩いてるからな」


「なんで普通に言うの!?」


「痛いと言っても足は軽くなりません」


 レクスターが水筒を出しながら言った。


「ただし、申告は必要です。無理をして足を痛めれば移動不能になります」


「じゃあ私、足痛い!」


「知っています」


「えっ」


「歩幅が乱れています。次の休憩で靴擦れ確認」


「レクスター怖い。見すぎ」


「必要な観察です」


 アレックスは祠の横へ腰を下ろした。


 草の上に座る。


 風が頬を撫でる。


 王城の椅子とは違う。


 硬く、少し湿っていて、でも不思議と悪くない。


 マーガレットは荷物から固いパンを取り出し、しばらく眺めた。


「……これが旅の食事」


「そうだな」


「硬い」


「まだ食べてないだろ」


「見たら分かる」


「正しいですね」


 レクスターが言う。


「それはかなり硬いです」


「夢を壊すなぁ」


 マーガレットはパンを噛んだ。


 すぐに顔をしかめる。


「硬っ!」


「だから言いました」


「言われても硬いものは硬い!」


 アレックスもパンをかじる。


 確かに硬い。


 王城の焼きたての白パンとはまったく違う。


 けれど、腹にはたまる。


「まあ、悪くない」


「アレックス、ほんと優しいよね。パンにまで優しい」


「パンを責めても柔らかくならないだろ」


「名言っぽいけど嫌!」


 レクスターは干し肉を小さく切りながら言う。


「食事への過度な期待は避けましょう。現実との落差が精神を削ります」


「レクスターって食事楽しむ気ある?」


「あります」


「ほんとに?」


「効率よく栄養を摂取できる食事は好きです」


「違う! そういうことじゃない!」


 アレックスは笑いながら水を飲んだ。


 その笑いも、少しずつ自然になってきていた。


 完全ではない。


 胸の奥にはまだ痛みがある。


 でも、マーガレットとレクスターがいる。


 会話がある。


 硬いパンを硬いと言える時間がある。


 それだけで、少し歩ける。


 休憩の途中、旅人の一団が街道を通った。


 老人と、その息子夫婦らしき男女。


 荷車には家財道具が積まれている。


 馬ではなく、人が押していた。


 アレックスは自然と立ち上がった。


 車輪が石に引っかかっている。


 若い男が懸命に押しているが、うまく進まない。


「手伝います」


 アレックスが声をかけた。


 旅人たちはぎょっとする。


 見知らぬ青年に突然声をかけられたのだから当然だ。


 だがアレックスは笑って荷車の後ろへ回る。


「せーので押しましょう」


「あ、ああ……」


「マーガレット」


「任せて!」


 マーガレットが反対側へ回る。


「せーの!」


 荷車が軽々と動いた。


 いや、軽々どころではない。


 マーガレットが少し力を入れすぎたのか、車輪が石を乗り越えた勢いで前へ跳ねる。


「うわっ!」


 旅人の男が慌てて手綱を引く。


「あ、ごめん! ちょっと強かった!」


「ちょっとではありません」


 レクスターが後ろから言う。


「荷車が一瞬、荷車らしからぬ速度でした」


「ごめんって!」


 老人がぽかんとした顔でマーガレットを見る。


「嬢ちゃん、すごい力だな……」


「えへへ、よく言われる!」


「褒められているかは微妙です」


「褒めてるよね?」


 老人は笑った。


 緊張が少し緩む。


「助かったよ。王都を離れるところでね。荷が重くて困っていたんだ」


「王都を?」


 アレックスが聞く。


 老人の顔が少し曇った。


「ああ。税がきつくてな。息子の嫁の実家が南にあるから、しばらくそっちへ」


 アレックスの笑みが、わずかに揺れた。


「そうですか」


「王都は華やかだが、暮らすには高くなりすぎた。偉い人たちには分からんだろうがね」


 老人は苦笑した。


 アレックスを王子とは知らない。


 だからこそ、言葉はまっすぐだった。


「……そうですね」


 アレックスは静かに答えた。


「分からない人も、多いと思います」


 マーガレットがアレックスを見る。


 レクスターも何も言わない。


 老人たちは礼を言い、荷車を押して去っていった。


 その背中が街道の先へ小さくなっていく。


 しばらく、三人は黙っていた。


 風が吹く。


 草が揺れる。


 祠に供えられた花が、かすかに震えた。


「……王都の中にいたら、見えなかったな」


 アレックスが言う。


 声は静かだった。


「たぶん、見ようとはしてた。でも、近くで見るのとは違う」


「アレックス」


 マーガレットが呼ぶ。


「うん?」


「そういうの、背負いすぎないでね」


「背負うよ」


「即答しないで」


「でも、見たから」


 アレックスは荷車が消えた道を見る。


「見たものは、なかったことにできない」


 マーガレットは唇を結んだ。


 レクスターが静かに言う。


「だからあなたは王都で邪魔だったのでしょうね」


「きついな」


「事実です」


「うん」


「ただし、欠点ではありません」


 アレックスがレクスターを見る。


 レクスターは地図を畳みながら言った。


「面倒な性質ではありますが」


「最後に落とすな」


「正確性は重要です」


 マーガレットが笑った。


「でも、私はそういうアレックスが好きだよ」


 言ってから、彼女は固まった。


 アレックスも少し目を丸くする。


 レクスターが眼鏡を押し上げた。


「今の発言は記録しておくべきでしょうか」


「するなぁぁぁ!」


 マーガレットが真っ赤になる。


「違う! 違わないけど違う! 仲間として! 人として! そういう意味で!」


「誰も追及していません」


「顔が追及してる!」


「私は無表情です」


「無表情で追及するな!」


 アレックスは笑った。


 その笑い声に、マーガレットはさらに赤くなる。


「アレックスも笑わないで!」


「ごめん。嬉しかった」


「だからそういう返しが一番困る!」


 少しだけ、空気が明るくなる。


 それでも、レクスターの目は周囲を見ていた。


 祠。


 街道。


 草むら。


 丘の影。


 鳥の飛び方。


 風の流れ。


 彼はふと、表情を変えた。


「……立ってください」


 声が低かった。


 アレックスは即座に反応した。


 マーガレットも、赤かった顔を一瞬で引き締める。


「何?」


「後方に気配」


 レクスターは地図をしまい、水の本へ手をかける。


「三人。いや、四人。距離を保って近づいています」


「旅人?」


 マーガレットが聞く。


「足音が揃いすぎています」


 アレックスが雷の刃へ手を置く。


「騎士か」


「騎士ほど重くはありません。軽装。訓練済み。隠す気はありますが、殺気の処理が甘い」


「刺客だな」


 アレックスの声は穏やかだった。


 けれど、空気が変わった。


 春の草原。


 古い祠。


 硬いパンの残り。


 さっきまでの会話。


 その全部が遠ざかる。


 マーガレットは背のハルバードをゆっくりと下ろした。


 大地の力を宿す重武器。


 柄が地面に触れた瞬間、土がかすかに震える。


「来るの早すぎない?」


「想定内です」


 レクスターが本を開く。


 ページの間から、水のような淡い光が浮かぶ。


「むしろ遅いくらいです」


「この状況で“遅い”って言えるのすごいよね」


「感心している場合ではありません」


 アレックスは少し笑った。


「二人とも」


「うん」


「はい」


「最初の旅の戦いだ」


 マーガレットがにやっと笑う。


「じゃあ派手にいく?」


「ほどほどに」


「えー」


「ここは街道です。地形破壊は最小限にしてください」


 レクスターが言う。


「私への注意多くない?」


「多い理由があります」


「ぐう」


 草むらの向こうから、人影が現れた。


 旅人の外套。


 粗末な荷物。


 一見すれば、ただの通行人。


 だが、歩き方が違う。


 重心が低い。


 視線が散っていない。


 手の位置が、いつでも武器を抜ける場所にある。


 四人。


 中央の男が、笑った。


「王都から出て早々、ずいぶん楽しそうだな。元殿下」


 マーガレットの目が細くなる。


「うわ、最悪。もう来た」


 レクスターが冷たく言う。


「尾行の技術も声のかけ方も三流ですね」


 男の笑みが歪む。


「言ってくれるな」


 アレックスは一歩前へ出た。


 表情は穏やか。


 だが、その右手はすでに雷の刃の柄に触れている。


「最後の忠告だ」


 彼は言った。


「引き返せ」


 男たちが笑った。


 嘲るように。


 勝った気でいるように。


 マーガレットがハルバードを肩に担ぐ。


「今ならまだ、地面に埋めるだけで済ませるよ?」


「それは穏便ではありません」


 レクスターが言う。


「え、そう?」


「そうです」


 アレックスは小さく息を吐く。


 王都を出た。


 荷を背負った。


 外の空を見た。


 老人の荷車を押した。


 少しだけ笑った。


 そして、もう刃が向けられる。


 世界は優しくない。


 でも、それでも歩くと決めた。


 なら、ここで止まる理由はない。


 雷が、鞘の中で小さく鳴った。


 ぱち、と。


 春の草原に、戦いの気配が満ちていく。


 追放された三人の旅は、まだ始まったばかりだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ