「視線」
大学合格を機に、地元を離れて都会で一人暮らしをすることになりました。
土地勘が全くないため、父親とたった一日で部屋を探さなければならなかったが、運よく大きな駅の近くに綺麗で住みやすそうなマンションが見つかり地元へ。
引っ越し当日、荷物を運び入れたものの買い揃えられていない家具も多い。
とりあえず最低限の荷解きを終え、慣れない作業の疲れからその日は早めに眠りにつくことにした。
夜中、ふと目を覚ます。
ふと窓の外に目をやると、ベランダにトレンチコートを着た髪の長い女が立ち、じっと部屋の中を覗き込んでいました。
寝ぼけていた私は、「都会は夜でも人が歩いているし、見られることもあるか。明日早くカーテンを買いに行こう」と大して気に留めず、そのまま再び眠りにつきました。
翌日、無事にカーテンを取り付け、「これでひと安心」と胸をなでおろした時、ふと猛烈な違和感に襲われた。
——私の部屋は、マンションの4階。あの女は、一体どうやってベランダの外からこの部屋を覗いていたのでしょうか……
『隙間奇談 ~日常の「すきま」に潜む、奇妙な短編集~』をお読みいただきありがとうございます!
毎日20時に更新しておりますので、明日もぜひお越しください。
また、別作品の中編ホラー『群青の嘘 ~港の廃屋と消えた少女~』も連載中です。
『隙間奇談』とは一味違う、じっくり魅せるホラーとなっておりますので、こちらもあわせてお楽しみいただけたら幸いです!
▼『群青の嘘』はこちらから
https://ncode.syosetu.com/n5968mp/
「面白かった!」「続きが気になる!」と思っていただけましたら、下部の【ブックマーク登録】や【評価(★★★★★)】で応援していただけると、執筆のモチベーションがものすごく跳ね上がります……!




