↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
2/17

第二話 トラブル勃発!魔法使いとの共同生活!?

毎日午後5時に新エピソードが公開されます!


今回は魔法使いの名前が明らかに!?

いってらっしゃい!



「テレポ!!」


青年が瞬間移動魔法の呪文を唱えると、彼の杖の先端に埋め込まれたクリスタルの玉がまばゆい光を放った。

驚き、ミノンは目を細める。が、あっという間に二人の体は光に包み込まれてしまった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「…!!」

気づくと、そこは洋風の部屋だった。本がずらりと並ぶ棚、おしゃれなランプ、床には赤い絨毯が敷かれている。

ミノンが見入っていると、後ろから声がかかった。

「大丈夫?」

振り向くとそこには、先程の青年がいた。大きな杖はもう使わないのか壁に立て掛けて置かれ、自身はロッキングチェアに腰掛けてすっかりリラックスモードだ。

「初めてのテレポートは疲れたでしょ。時差もあるし、少し寝ておいでよ。そこの部屋で。」

「あ、はい…。」

おやすみなさい、と言って青年が指差したドアを開けると、そこにはシンプルな白い部屋があった。床に敷かれたカーペットと小さな棚、ベッドの他には、壁に一枚額縁がかかっているくらいだ。

「ふぅ…。」

ベッドに潜り込んで目を閉じると、力が抜けるのと同時にどっと疲れが襲ってきた。

「はーーー、疲れた……!!そもそもどうしてこんなことに。。。」


(ここは本当に異世界なの?魔法を使ってた…。 あの人……魔法使いってこと?

私はなんで召喚されたんだろう…。特別なことができるわけじゃないし…強いて言えばピアノが弾けるくらい、それでも全国大会とかテレビ出てるわけじゃなうからなぁ。

そもそもあの魔法使いの人、いい人なのかも分からないし…。)


ぐるぐると考えを巡らせてみたが、どれだけ考えたところで分かることは何一つなかった。

ミノンは諦め、首を横に振ってため息をついた。

「もういいや。今日は寝よう。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーー


「おはようございまーす…」

小鳥の声がして、カーテンが軽やかに靡く翌朝。

すっきりした表情のミノンはドアを開けた。髪の癖も、いささか昨日より落ち着いている。

「おはよう。」

青年がにこやかに姿を現した。先日の分厚いローブは着ておらず、手には温かくて美味しそうなパンの載った皿を持っている。朝食の支度をしていたようだ。

「丸一日眠っていて、少し心配したんだよ。」

「時差あるから寝るしかないと思って…。」

「よくそんなに眠れるなぁ〜」

あははと気の抜けた笑顔を見せて、青年はミノンに向き直った。

「僕はエルリック。自己紹介が遅れてごめんね。」

「エルリックさん…。よろしくお願いします。私、ミノンっていいます。」

「うん、よろしくね、ミノン。」

青年…エルリックはうなずき、パンの皿をテーブルに置いた。

「朝ごはんを食べたら、下に降りてきてね。出掛けるから、そこのコートを着ておいで。」

そう言うと、エルリックは先に階段を降りていってしまった。


ミノンはパンを食べ終え、部屋を見渡す。壁にはシンプルな外套(コート)がかかっていた。

エルリックのものなのだろうか、ミノンには少し大きいようだ。袖を何回か捲ってから腰にベルトを巻けば、動きやすい程度にはちゃんと着ることができた。

手首につけていたお気に入りの桃色のシュシュで髪をひとつに括れば、支度は完了だ。

「よし!!これでOK、」

ドッカーーーーーーン!!!

ミノンが姿見で最終確認を終えようとしたその瞬間、家中にとんでもない音が響き渡った。

「も、もうやだぁ。。。何の音なの〜…」

ミノンが怯えていると、その後ろからぬっと現れた人影が!

そのとき…彼女は見てしまったのである…。


「ぎゃあああああああああああああああああああ!!!!!!」


なぞの生物!

怪人(?)を!!


ブロッコリーのように縮れて乱れた髪、目元は気味悪くつり上がっている。ニタニタと笑みを浮かべる口元からは鋭く並ぶ牙が覗いており、おまけに頭のてっぺんから花が一本生えていた。


「レトゥ〜ア」

怪人は謎の呪文を唱える。ミノンは反射的に目の前の怪人に両手を向けた。

(やば!!殺される!こんなところで終わりたくないっ!!)


「行けー!必⭐︎殺!(よくわからん)闇ボーーール!!!」


ミノンの両手の間にバチバチと黒い魔力を放つ結晶が生成され、怪人に向かって飛んで行った。

「ちょっ!?」

怪人が面食らったように悲鳴をあげたが、もう遅い。


ドッカーーーーーーーーーーーン!!!!!


「あ」


ミノンの顔には、完全に「やっちまった」と書かれているように見える。

先程の騒ぎが嘘のような静寂。壁にぽっかりと開いた大きな穴からは、ピヨピヨと遠くに鳥が飛んで行くのが見えた。ミノンはそれを呆然と眺めながら、ロボットのように呟いている。

「イエ…アナ アイタ… コワレタ…」

と、その時。

穴の向こうに再び、黒い人影が見えた。

「!?」

ミノンは身構えたが、その必要はなかった。

「いったー。うわー、すごい魔力〜。」

現れたのは、ぼろぼろになったエルリックであった。

「エルリックさん!?!?」

ミノンはすっかりパニック状態だ。

「イエ コワシタ… エルリックサン ニ マホウ ブッパナシタ…」

ロボットモードから抜け出せないミノンを前に、エルリックは余裕でドヤ顔を決める。

「大丈夫。ホラ、体力全回復!魔力もったいないから、漂ってたの少しもらったよ。」

「あ、はい…。よかったぁ…。」

安堵のため息をつくミノンであったが、早速エルリックに質問をする。

「あの、さっきの怪人はなんだったんですか?まさか、エルリックさんの真の姿??」

「あぁ…ちゃんと説明するよ。あと、真の姿じゃないよー…」

やれやれと首を振り、エルリックは説明をしてくれた。




果たして怪人の正体はなんだったのか、、

次回は魔法練習もスタート!?

お楽しみに♪

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。