↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
12/17

閑話その1 エルリックとキキのたのしいおいかけっこ

忙しいのでここから数話はこういう番外編ショートエピソードを入れていきます

ほぼギャグですw

毎日午後5時に新エピソード公開です♪


いってらっしゃい!



ミノンが異世界(こちら)に召喚される、数ヶ月前のことであった。


とある初春の昼下がり、街のメインストリートを風のような速さで駆け抜ける人影があった。


「待ってくださいエルリック様ぁ〜〜っ!今日の巡回は一緒に行くって約束しましたよねぇ!?」

「そんな約束した覚えは一瞬たりともなーーーい!!」

前髪を振り乱しながら必死に逃走しているのは、天才魔法使いエルリック。そしてその後ろから、ピンクのツインテールを激しく揺らしながら目を輝かせて追いかけてくるのは、治安維持騎士のキキだ。

(まずい、路地裏に追い詰められたら終わりだ……!)

エルリックは角を曲がると同時に、路地に置いてあった木箱の陰に滑り込み、スキルで気配を覆い隠した。

タッタッタ、とキキの足音が通り過ぎていく。

ふぅと安堵の息を吐き、壁に背をもたれかけたその時だった。

「み〜〜〜〜つけた♡」

頭上から降ってきた甘い声。見上げると、壁の上から身を乗り出したキキが満面の笑みでこちらを見下ろしていた。

「ひっ……!? なんで分かったの!?」

「エルリック様から漂う極上の魔力(マナ)の匂いは、このキキの鼻をごまかせませんっ!さあ、観念して治安維持のパトロールという名のデートに行きましょうっ!」

声にならない悲鳴をあげ、逃げ出すエルリック。そうはさせない!とキキは両手を銃のような形にして叫んだ。


「逃がしませんよ♡ 『ラヴィショット』!!」


非常に稀な「愛魔法使い」であるキキ。そのスキルのひとつである『ラヴィショット』は、撃った相手を一瞬で恋に落とすという魔性の技である。しかし。

「だから僕には効かないってばー!!」

息を切らしながら、呆れたように言うエルリック。そう、このスキルには弱点があって、魔力が異様に高すぎる者に対しては無効となってしまうのだ。

「むきぃーーーーっ!!誰ですか、キキとエルリック様の恋路を邪魔する不届者はぁ!逮捕!逮捕ですぅ!」

「たぶんその恋路、一方通行だよねーー」

「いやぁぁぁ!そんな冷たいこと言わないで下さいエルリック様ぁ!もうツンデレなんだから♡」

胸に手を当てて悶えるキキ。エルリックは、その一瞬の隙を見逃さなかった。

「テレポーーーーーッ!!!」

パッとまばゆい光が放たれ、エルリックの姿が消える。

数秒後、誰もいない自分の部屋のロッキングチェアの上に滑り込んだエルリックは、机の上のマナポーションを一気に煽った。

「ハァ……ハァ……。治安維持騎士っていうか、もうあの子から僕の平和を維持してほしいんだけど……」

肩を上下させながら疲弊しきる天才魔法使いであった。





読んでくれてありがとう✨

次回もお楽しみに!

このキャラのエピソードが見てみたいとかあったらお気軽に!大歓迎です言ってくれたらたぶん嬉しくて泣きます()

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。