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兄貴に彼女が三人も⁈それはどうなのよ?  作者: 猫の集会


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3/5

大丈夫か?

 オレは、菜美ってやつに言われるがまま買い出しの付き合いをした。


 そして、当たり前のようにうちに上がり込んで、当たり前に置いてあるエプロンをして、手際よくハンバーグを作り出した。


 …


 母ちゃんかよ?


「ほら、早く手を洗って着替えなさいよ?」


 …


 言うことまで母ちゃんみたいやん。


 言われるがまま、着替えて手を洗った。


「テーブル拭いてー」

「あ、はい…」


 言われるがまま、テーブルを拭いてソファーに転がっていたら、いいにおいがしてきた。


「はい、完成〜」


 みると…


「おお〜、オレの大好物の半熟たまごまでのってるやん!」

「まぁね。じゃ、こっちのは浩ちゃんのだからね。こっちは食べないでよね。」

 と、またも手際よくラップをかけて、じゃあねと帰って行った。


 兄貴の目玉焼きは、きちんとよく焼きされていた。

 

 …


 なんなんだよ…あいつ。


 生徒会長やってて、大学生の兄貴の生徒って…意味がわかんねーっての‼︎



 ただ…


 ひとつわかったことがある。


 菜美ってやつは、料理がうまいってことだ。



 ハンバーグを食べ終え、さっき調理してた調理器具を洗い物をしようと台所へと向かった。


 ⁉︎


 菜美って人…洗い物いつ終わらせたんだよ⁉︎


 すごすぎ‼︎


 さすが生徒会長だぜ。


 おかげさまで、少ない洗い物だけを済ませて、風呂へと直行した。


 さっぱりして、冷蔵庫にジュースを飲みに行こうとしたところで、兄貴が帰ってきた。



「今日は、ハンバーグなんだって?菜美ちゃんは、やっぱり最高だよなぁ」

 なんて言っていやがる。


 やっぱり二人って…


「兄貴…やっぱり兄貴と菜美って人付き合ってんだろ?」

 オレの質問に兄貴は、

「なんで?そんなわけないだろ。たぶん。いや、いいえはい。てか、だって菜美ちゃんは……やっぱりなんでもない」

 と、慌てた。


 そして髪をかきあげた。


 兄貴は、なんかあると髪をかきあげる癖がある。


 あやしい。


 そもそも、なんでそこ隠すんだ?

 てか、それって付き合ってる?

 

 意味がわからないが、二人は多分付き合っているのだろう。


 あ、わかった。


 兄貴…愛海ちゃん推しってこの前言ってたな。


 まさか…二股しているんじゃ⁉︎


 いや、それは…さすがにひど過ぎね?


 手料理つくってもらっといて、浮気?


 それは人としてどうよ?


 菜美さんかわいそ。



 なんて思っていた別の日、兄貴が柚湖さんと一緒に並んで歩いていた。


 ⁉︎


 兄貴…


 なにしてんだよ⁉︎


 てか、あの三人全員と付き合ってる⁉︎


 その日の夜、兄貴を問い詰めてみた。


 するとまさかの全員彼女だと言い出した。


 でも、それは軽めの彼女だと意味のわからないことを言い出した。


 軽めの彼女だと?


 じゃあ、重めの彼女ってなんだよって聞いたら、笑っていた。


 意味わかんねー。



 てか、三人は三股されていることを知っているのだろうか?


 同じクラスの愛海さんに聞いてみることにした。


「愛海さんは、兄貴の彼女なの?」

 って。


 そしたらまさかの

「そうだけど」

 って言ってきた。


 だから、

「兄貴が三股してるのは、知ってる?」

 と、聞くとまさかの

「もちろん」

 って返ってきた。


 え、兄貴って…


 どんだけモテるんよー‼︎


 しかも、三人とも美人じゃんかよ‼︎



 どうかしてる。


 おかしいって。


 てか、なんでそんな淡々と愛海さんは、こたえてくるんよ?


 わたしは、三番目でもいいのってやつ⁉︎


 いや、よくないって‼︎



 兄貴に直接言っても笑って終わるだけ…


 てか、兄貴の本命は…


 たぶん愛海って人か柚湖って人だな。


 で、たぶん菜美は…便利屋的家政婦ってところだろう。


 学校では、こんなにも人気のある生徒会長なのに、プライベートでは、三股彼氏に尽くす系女子なんて…


 この学校の男子生徒が知ったら、兄貴は刺されるんじゃないか?


 刺されちまえよ、そんなヤツ。


 …


 いや、それはやめてもらいたい。


 そして、三股もやめてもらおう。


 とりあえず作戦会議が必要だ。



 脳内の小人を緊急招集した。


 だがしかし、集まらない。


 集まらないとは、そもそもアイデアが浮かばないということだ。


 小人を招集するためにオレは、甘いものを口に…


 入れない。


 そういえば、今は学校だった。


 兄貴が刺される前に、オレが先生に指されてしまう。


 先生の話をきちんと聞かないと、この前のように雑用委員会会長に任命されかねない。


 まぁ、別にそんな会長名ないけど。




 続く。



 ——



 いや、そもそも続いて欲しくない案件だか、仕方ないか。







 続く。


 

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