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兄貴に彼女が三人も⁈それはどうなのよ?  作者: 猫の集会


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2/5

生徒会長

 よくわからないけど、とりあえず愛海さんが高校生なのだということが、よくわかりました。



 最初みたときは、小学生かと思ったぜ…


 制服着ると…


 うん…まぁ…高校生にも見えなくは…ない?


 てか、高校生なんだもんな。



 …



 それより‼︎

 残りの二名も同じクラスじゃないよね⁉︎


 慌ててクラスの中を舐め回すように、ジロリジロリと目でパトロールいたしましたとも。


 でも…いないっぽい。


 ホッと一安心いたしました。


 あぁ、どなたかミルクティーとナッツ入りのクッキーと、とろけるチョコございませんか?


 ティータイムいたしましょうよ?

 落ち着きましょうよ?


 …って、そんなこと学校でしてるやついないよな。


 どこかの学校の、お金持ち学校の生徒会ならありえなくもないかもな。


 でも、ここは…そういうのなさそうだし。


 というか…生徒会のメンバーすら、いまいちわからんな。


 どっちみち、興味すらないけどねー。


 そんなことを考えていると、いつのまにかホームルームが終わっていた。


 タイムトラベル完了。


 いや、ただオレが先生の話を全く聞いていなかっただけだ。


 耳が二つもついているのに、この耳は飾りみたいなものなのかもしれない。


 なんなら、無意識に聞かないというシャッターを脳が命令して、しめてしまっていたのかもしれません。


 あの…


 ところで…


 なぜみなさん挙手しておったん?


 オレは…なんにも聞いていなかったから、手をあげていない。


 …


「じゃあ、一番後ろの席の颯太くん!放課後よろしくね!」

 と言われました。


「えっ?どういうこと⁇」

 隣の席の人に慌ててきいたよね。


 そしたら、放課後生徒会のお手伝いしたくない人てをあげて!って先生が言ったらしい。


 …


 なんじゃそりゃ⁉︎


 先生…ひねくれもんじゃね⁉︎


 どうでもいいと思っていた生徒会のお手伝い。


 …


 とてもめんどくさいことになりましたね。



 でも、聞いていなかった自分が悪いです。



 放課後

 仕方なく、生徒会室へと向かった。


 まだ慣れない学校だけど、生徒会室をおぼえたオレ。


 ひとつ賢くなりましたかね。


 で…生徒会室の前まで行くと、男の人が二人生徒会室の前にいらっしゃった。


「…あのー、生徒会室…あいてないんですか?」

 オレの質問に、二人は

「いえ、あいていますけど…心の準備を」

 と胸に手を当てた。


「えっ、もしかして…生徒会長が激こわだったりします?」

「いえ、その逆で超絶美人なのです」

 そう答えると、顔をほっこりとさせた。


 そんなに美少女なら、来た甲斐があります‼︎


「オレは、心の準備なんていらないから先入るよ?」

「「あっ、オレたちも入ります。」」


 生徒会室をノックすると、

「はーい」

 と、透き通るような声が聞こえてきた。



「「「失礼します」」」

 中へと入ると…


 そこにいたのは、まさかの菜美さん⁉︎


「あ、生徒会長まだっすね」

 オレの言葉を聞いて、一緒に教室に入った一人の男子生徒が

「いや、目の前にいるじゃないっすか」

 と慌てた。


 ?


 え…


 まさか…


「わたしが生徒会長です。」

 オレの目をまっすぐみて、言ってきた菜美さん。


 …


「あー…、なるほど…」

「なによ?なんか不満そうね」

「いえ…」


 へー、菜美さんって生徒会長なんだ。


 ふーん。




 …



 生徒会長は、ダンボールを移動してもらいたいと、オレたちに雑用を頼んだ。


 そして、数分後にはあっという間に片付いた。


「それじゃあ、二人ともありがとう。助かったわ。もう帰宅してもらって大丈夫です」

 と、笑顔を向けていた。


 菜美さんは、二人を見送ると…笑顔からいきなり真顔でオレの方を向き、

「颯太は、わたしと帰るわよ」

 と、いきなり名前呼び…


 さらには、一緒に帰るだと⁉︎


「はあ?なんであんたと?」

「つべこべ言わないの。買い出しよ」


 ⁉︎


「買い出し?なんのだよ⁉︎」

「夜ご飯に決まってるじゃない」

「はい⁇なんであんたんちの買い出しにオレが付き合うの?」

「バカねぇ、あんたの夜ご飯でしょ?聞いてないの?浩ちゃん今日帰り遅くなるって。ハンバーグでいいわよね?」


 …


 ハンバーグ…


 オレの大好物やんけ。


 てか、今…兄貴のこと浩ちゃんって呼んでいませんでしたか?


「あんたさ、兄貴と付き合ってんの?」

「まさか…そのまさか」


 菜美ってやつは、なぜこんなにも兄貴にもオレにも馴れ馴れしいんだ?


 てか、こいつは…


 なぜうちのご飯係をしているのか謎だ。


 まさかのまさかってことは…


 まさか…?



 …



 続く。

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