生徒会長
よくわからないけど、とりあえず愛海さんが高校生なのだということが、よくわかりました。
最初みたときは、小学生かと思ったぜ…
制服着ると…
うん…まぁ…高校生にも見えなくは…ない?
てか、高校生なんだもんな。
…
それより‼︎
残りの二名も同じクラスじゃないよね⁉︎
慌ててクラスの中を舐め回すように、ジロリジロリと目でパトロールいたしましたとも。
でも…いないっぽい。
ホッと一安心いたしました。
あぁ、どなたかミルクティーとナッツ入りのクッキーと、とろけるチョコございませんか?
ティータイムいたしましょうよ?
落ち着きましょうよ?
…って、そんなこと学校でしてるやついないよな。
どこかの学校の、お金持ち学校の生徒会ならありえなくもないかもな。
でも、ここは…そういうのなさそうだし。
というか…生徒会のメンバーすら、いまいちわからんな。
どっちみち、興味すらないけどねー。
そんなことを考えていると、いつのまにかホームルームが終わっていた。
タイムトラベル完了。
いや、ただオレが先生の話を全く聞いていなかっただけだ。
耳が二つもついているのに、この耳は飾りみたいなものなのかもしれない。
なんなら、無意識に聞かないというシャッターを脳が命令して、しめてしまっていたのかもしれません。
あの…
ところで…
なぜみなさん挙手しておったん?
オレは…なんにも聞いていなかったから、手をあげていない。
…
「じゃあ、一番後ろの席の颯太くん!放課後よろしくね!」
と言われました。
「えっ?どういうこと⁇」
隣の席の人に慌ててきいたよね。
そしたら、放課後生徒会のお手伝いしたくない人てをあげて!って先生が言ったらしい。
…
なんじゃそりゃ⁉︎
先生…ひねくれもんじゃね⁉︎
どうでもいいと思っていた生徒会のお手伝い。
…
とてもめんどくさいことになりましたね。
でも、聞いていなかった自分が悪いです。
放課後
仕方なく、生徒会室へと向かった。
まだ慣れない学校だけど、生徒会室をおぼえたオレ。
ひとつ賢くなりましたかね。
で…生徒会室の前まで行くと、男の人が二人生徒会室の前にいらっしゃった。
「…あのー、生徒会室…あいてないんですか?」
オレの質問に、二人は
「いえ、あいていますけど…心の準備を」
と胸に手を当てた。
「えっ、もしかして…生徒会長が激こわだったりします?」
「いえ、その逆で超絶美人なのです」
そう答えると、顔をほっこりとさせた。
そんなに美少女なら、来た甲斐があります‼︎
「オレは、心の準備なんていらないから先入るよ?」
「「あっ、オレたちも入ります。」」
生徒会室をノックすると、
「はーい」
と、透き通るような声が聞こえてきた。
「「「失礼します」」」
中へと入ると…
そこにいたのは、まさかの菜美さん⁉︎
「あ、生徒会長まだっすね」
オレの言葉を聞いて、一緒に教室に入った一人の男子生徒が
「いや、目の前にいるじゃないっすか」
と慌てた。
?
え…
まさか…
「わたしが生徒会長です。」
オレの目をまっすぐみて、言ってきた菜美さん。
…
「あー…、なるほど…」
「なによ?なんか不満そうね」
「いえ…」
へー、菜美さんって生徒会長なんだ。
ふーん。
…
生徒会長は、ダンボールを移動してもらいたいと、オレたちに雑用を頼んだ。
そして、数分後にはあっという間に片付いた。
「それじゃあ、二人ともありがとう。助かったわ。もう帰宅してもらって大丈夫です」
と、笑顔を向けていた。
菜美さんは、二人を見送ると…笑顔からいきなり真顔でオレの方を向き、
「颯太は、わたしと帰るわよ」
と、いきなり名前呼び…
さらには、一緒に帰るだと⁉︎
「はあ?なんであんたと?」
「つべこべ言わないの。買い出しよ」
⁉︎
「買い出し?なんのだよ⁉︎」
「夜ご飯に決まってるじゃない」
「はい⁇なんであんたんちの買い出しにオレが付き合うの?」
「バカねぇ、あんたの夜ご飯でしょ?聞いてないの?浩ちゃん今日帰り遅くなるって。ハンバーグでいいわよね?」
…
ハンバーグ…
オレの大好物やんけ。
てか、今…兄貴のこと浩ちゃんって呼んでいませんでしたか?
「あんたさ、兄貴と付き合ってんの?」
「まさか…そのまさか」
菜美ってやつは、なぜこんなにも兄貴にもオレにも馴れ馴れしいんだ?
てか、こいつは…
なぜうちのご飯係をしているのか謎だ。
まさかのまさかってことは…
まさか…?
…
続く。




