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君の瞳に映る僕は何かを恐れている  作者: 遥(はるか)奏汰(かなた)
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第3話〜メッセージ

初めまして、こんにちは!

本作を開いていただき、ありがとうございます。

学年一の美少女と地味な僕の心が、まさかの大入れ替わり!?

慣れない体での学校生活は、登校初日からトラブルと冷や汗の連続で……。

ドタバタでちょっと甘酸っぱい(?)入れ替わりコメディ、ぜひ気楽にお楽しみください!

「おい白石、何ボーッと突っ立ってんだよ。全校集会始まるぞ」

体育館への移動中、クラスの男子が僕——いや、僕の姿をした白石さんの肩をポンと叩いた。

「ひゃいっ!? あ、は、はい! ただいま参りますっ……じゃなくて、おう! 今行く!」

裏返った声と妙に丁寧な敬語から、必死に男口調へと修正する白石さん。ぎこちなさ全開の挙動に、周りの男子たちが「なんだアイツ?」と首をかしげている。

(だ、大丈夫か……? 頼むから目立たないでくれよ……)

僕は彼女の可憐な姿のまま、冷や汗を流しながらその背中を見送るしかなかった。

体育館は蒸し暑く、全校生徒の私語でザワついている。

学年ごとに整列が進む中、僕は女子の列の先頭付近に並んでいた。さすが学年一の美少女・白石さんの体だけあって、周りの女子から「白石さん、今日ちょっと雰囲気違わない?」「髪型かな?」と次々に声をかけられる。

「え、ええ……ちょっと寝不足で。フフ、気にしないでくださいね」

ボロが出ないよう、可憐な笑顔を貼り付けてやり過ごす。女子同士の距離感の近さと、ほのかに漂う甘い香りに生きた心地がしない。

ふと男子の列に目をやると、僕の姿をした白石さんが、自分の股間あたりを所在なさげにモゾモゾと触ろうとしていた。

(ちょっと待て! 何やってんだあいつは!?)

慌ててポケットからスマホを取り出し、高速でメッセージを打ち込む。

『何しようとしてるんだ! 大勢の前で僕の体に変な触り方をするな!』

すぐに返信が届いた。

『だって……なんか収まりが悪いというか、収まるべき場所がしっくりこなくて……!』

『そういうのは意識するな! 頼むからそのまま動かないでくれ!』

顔を上げると、僕の姿をした白石さんが真っ赤な顔でスマホを握りしめ、申し訳なさそうにこちらをチラッと見ていた。自分の顔でそんな顔をされると、なんだか無性に恥ずかしい。

その時、マイクのキーンというノイズが体育館に響き、校長先生がステージに登壇した。

「これより、全校集会を始めます。……さて、皆さんに残念なお知らせがあります」

重苦しい空気の中、校長先生が告げた。

「本日の集会中、体調不良者が出た場合に備え、急遽保健委員の生徒に前へ出て手伝ってもらいます。……白石さん、前へ」

(……は?)

頭が真っ白になった。そうだ、白石さんは保健委員だったのだ。

周囲の視線が一斉に僕へと集まる。

(無理無理無理! 保健の知識なんてないし、白石さんとして前に出るなんて絶対目立つだろ……!)

絶望的な気持ちで男子の列を見ると、僕の姿をした白石さんが「がんばって……!」と言わんばかりに、力強くガッツポーズを作っていた。

(他人事だと思って……! 後で絶対に覚えてろよ!)

僕は引きつった笑みを浮かべながら、大注目の中でステージ前へと歩み出たのだった。

作品をお読みいただき、本当にありがとうございました!

美少女と地味男子という正反対なふたりの入れ替わり生活、楽しんでいただけましたでしょうか?

慣れない体で奮闘するふたりのドタバタ感や、ふとした瞬間の甘酸っぱい雰囲気を感じていただけていたら嬉しいです。

ふたりの関係がこれからどう変わっていくのか、ぜひ温かく見守ってください。

もし少しでも「面白い!」「続きが気になる!」と思っていただけたら、ブックマーク登録や**評価(★★★★★)**で応援していただけると、執筆の大きな励みになります!

それでは、また次の話でお会いしましょう!

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