信頼
碧野大正を中心とした日常で起こる出来事を解決していく群像劇です
碧野大正
周防瑠璃
藤野狼牙
朝乃謳歌
朝乃藤虎
秋野勝
持田礼也
土曜日。
碧野家の朝は忙しい。いつも外に出て戻ってこない大正。父親の大青はもう朝早く起きて自分の仕事の片づけをしている。
今日は両親2人でデートをする予定。家に帰るのは夕方か夜遅くか,家に戻ってこないのが碧野家の休日の過ごし方。
大正は朝ごはんを食べた後に自分の部屋に行く。課題をひとつ終わらせないといけない。
大正の課題は正証と反証。じぶんにとっての課題はネットに載せるいろんな雑学や法則を分かりやすく伝える。分かりやすい文章で書いていく。このサイトは瑠璃ちゃんと狼牙で運営しているサイトでみんなの意見や疑問を形にするのが仕事になっている。大正の役割は自分自身で2人、3人の考えを出す役割がある。僕は喋りすぎるわけじゃなく、ずっと人を見ながら考えをずっと喋る、お世話好きだと狼牙によく言われる。要はお世話好きでも好き勝手暴れ回っている。今日は人に自分のことをわかってもらう方法だ。我ながら何を書いているのか。これも3人で意見を出し合えばよい方向に進むだろう。
「今日はこれだな。正証は….まぁ書いてみるか。大体は2人も知ってるだろうしな。」
今日はこの正証を仕上げる。1記事でいいから、早くしたい。
正証と反証。人に自分をわかってもらうには、相手の顔をよく見ないと。話すときには喋りすぎず、わかってもらうんだから、ずっと喋りすぎることは流石にダメだからな。最初は自分を理解してもらうために話を聞かないと。話が出終わったら自分を話すべきだろうね。自分は意見を出し終わったんだから、もう自分の話題を話しても聞きやすい心になってるだろうしね。話す門は開け放ってる頃かな?正証はこのぐらいにまとめたらいいかな。
反証は失敗例なのか?ポイントを書いたんだから、3つのポイント…。相手の顔をよく見ないとって反証ラクなのか?これで….いいのか。本当に?もっと詰めるか?これでいいのかな?うーん。話すポイントだからこれでいいか。よし決まった。描くか。
終わったかな。もう仕上げたけど、まぁ2人に見てもらうか。4記事書いた記事を複製して、そのまま瑠璃ちゃんのネットワークに預ける。
「よし。行くか。」
まだ10時ごろだけど古本屋は遠いから、このまま出かけるか。
この頃は少しずつ暖かくなっているから。Tシャツの上にシャツを着て簡素なスタイルにする。このままだと涼しすぎるため、自転車に乗る時の薄いフード付きの黒いジャケットを着て外に出かけた。
「うーん、どうしようかな。私はこの本欲しいけど。値段が高い….うーん。」
朱城陽は迷っている。また新しい本を探しにあの書店に来た。前にこの書店で気に入った小説を買ったけど、もう読み切ってしまった。最初は何読んでいるのか分からなかったけども終盤に一気に伏線回収していった。当たり前だけど一気に読まないとわからなくなったのかな?すっきりするよりはミステリーって難しいのかな?自分には挑戦した方だった。
ずっと考えながら本をじっと見る。うーん、やっぱり分からない。どうしよう。
「また探してるの?」
「うん。」
「どうするの?店が閉まるまでずっと考えるの?」
「ううん、どうしようか迷ってるだけ。」
「そう。早くしないと予定があるんだから。」
「うん。」
「陽ちゃんはどうしたいの?」
「またあの人に会ってみたいの。」
「うん….。そうなんだ」
古本屋に立ち寄る。ここで本を買うことは稀で、あまり古本屋に頻繁に立ち寄るわけでもない。目的は違うこと。
「お〜す。持田。どう?何かいい本あるか?」
「お〜す。ないよ〜。」
「なぁ、課題って何にした?簡単に考えたらいいと思うんだけど。これって頭の中だけで組み上げる物なの?というか論文方式だからそれでいいのか、心配なんだけど。」
「簡潔にいうと考え続けて〜穴がないか見るだけ〜。」
「なぁ、それでいいのか?」
「いや、考えるだけではなくて考えを出し切のが大事。人と話すのに楽しい話題を出し切らずにまだ使えるから持って置こうなんて馬鹿いるか?」
「うん、居ないな。」
「出し切る。100%出し切るには何が必要だ?簡単じゃない?分からないことを分かるように、吐き出して中身がもうなくなるまで描き切る。話し切るじゃない?」
「僕、間違ってるわ。気をつけないといけないな。」
「で?何買いに来たの?探そうか?」
「俺な、本屋に行きたいんだ…」
「え?何?喧嘩売ってんの?古本屋に来てんだろ?」
「いや、本買いたいけど何がいいのか、今、分からなくてな。」
「いや、だ・か・ら!ネット見たら?って口癖になるくらいにだ・か・ら!って!言ってんの!」
「いや、ネット見たら瑠璃ちゃんと…」
「あー。はいはい。もういいわ。それでパソコンは?買ったの?あのなインプットしまくっても3人でアウトプット。お前の1番の問題は本読みまくるくせに自分の中身を吐き出してないことなの。おい、金取ってカウンセリングしようか?お前結構、狂ってんの、みんな知ってんの!早く告白してこい!惚気いらないんだよ!」
「…うん。」
「あー。もう話したくない。はい。もういい。で?本当は何しに来たの?あとなんかあるんだろ?」
「なぁ、持田にとって特技ってなんだ?」
「俺かー。自分の特技は〜….うん。流行に流されずにずっと平静な所か?あんまり泣いたり笑ったり、感情の上げ下げなくないか?って俺に何させてんの?」
「なぁ、サイトの校正みたいなの、しないか?モテない秋野も連れてさ。」
「いや、モテ始めたぞ。あ・い・つな。あー。そっち?そのことなー。OK。いいよー。俺、いろいろしてみたくなった。課題なー。俺は文章書くことにした。いろんなことしたらって担任の教師がなんか待ってるみたいでさ、先生、何したいのか聞いてくるのなんでって聞いたんだよ。そしたら、課題なー。勉強よりも文章力がお前あるからいろんなこと書いて投稿したり寄稿すればってなかなかやばいこと言ってくるから。そのことを課題にしてくれって言ってくんの。まぁいいかなーって思ってOKにした。どう思う?」
「うん、文章の校正はどう役立つの?」
「うん、いいと思う。でもそれは完成した文章を抜け目なく埋めるだけだから。校正の仕事ってやることないから。適当に文章書いてていいか?それだったら書き出すけど?」
「うん、持田がそれでいいんだったらいいかな。」
「なぁ、本屋行けば?もういいだろ。あとでメールで送っといて。瑠璃ちゃんに言うんだろ?仲間でいいよ。俺、結構その関係性羨ましいんだよ。いいな。ずっと幼馴染か。」
「何かおかしいところはないよな?」
「おかしくも何も。お前の人間関係が羨ましいって言ってんの。もういいから。入るよ。お前らの為にな〜。」
「うん。ありがとう。」
「ん。じゃあなー。」
すぐに終わる話だったんだな。大正はすぐに自転車に乗って、道を走る。大丈夫だよな。本屋に行ってみるか。すぐに立ち漕ぎをして本屋に向かった。
持田礼也くんがでできましたね。冷静に物事を言う子なんですが、文章を書いた方がいいって言うことは自分的に考えると話す言葉をしっかり理論づけて話をする子なんですねーと持田くんがちょっと惚気を聞いて困りながらもずっと店の台に座りながら、退屈そうにしているような。でも大正の気持ちを汲んでいる礼也はそれでいいんですね。相手に伝える気持ちってたいせつですね。




