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碧大正君の見た世界  作者: Taisho0818


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3/9

勝ちの報酬

碧野大正を中心とした日常で起こる出来事を解決していく群像劇です

碧野大正あおのたいしょう

周防瑠璃すおうるり

藤野狼牙ふじのろうが

朝乃謳歌あさのおうか

朝乃藤虎あさのふじとら


ブレザーをハンガーにかける。大正は服に洋服ブラシをかけるようにしている。

身だしなみが大事。今日の課題に関係あるよな。

今日はあんまり話さなかったか?それとも無駄話….うん、印象が悪くなりやすいよな。初日は特にな。うん、あまり話さなかった方が良かったな。初日に見知っている顔ばかりだと思いすぎてるな。僕たちはそのことを気にしないけれど、ずっと馬鹿騒ぎするんじゃないかって誤解するよな。瑠璃ちゃんまで引き合いに出すべきじゃなかった。女子の嫌な顔を見えてなかった。あまりにも高校生になった自覚がない。それと高校の初日にあんなノリをせずに入学式からの流れでHR に集中するべきだったか。うん、課題の答えは『あまり喋りすぎると印象が悪くなる。相手の印象が良苦なるように初日に喋り過ぎない。じゃないと教師や上の人間に素行や行儀のないクラスになってクラス自体の意思が自分たちの雰囲気で流されて印象が悪くなる。気をつける』

今日は何してもいい権利獲得。大丈夫。気をつけよう。


父親の課題をダイニングのテーブルに貼る。すぐにシャワーを浴びてシンプルに白の長袖Tシャツと黒のゆったりしたジョガーパンツに着替えて髪をちゃんと整える。髪は下ろしたようなスタイルに決まった。このままはまだ寒い。少しスポーツ系の濃い赤のパーカーを着て周防家に行く。


「こんばんは。礼さん」

「はい。こんばんは」

「1時間だけ会いにいきました。用事が終わったらすぐ帰ります。」

「はい。」


階段を上がって2階の瑠璃ちゃんの部屋に行く。いつもこの時だけドキドキするから困る。シャワーを急いで浴びたから顔の赤みが取れないから困る。

「よし。」

ノックをする。

「いいよ。入って。」

「瑠璃ちゃん、今日は何するの?」

「今日は部活に使うはずだったサイトで会話のチャット機能の作り方を教えて。簡単な方法を知りたい。」

「うん。わかった。」

「1時間あるから必要なこと教えるね。あとは自分で考えてって言うから。」

「うん、チャットはチャットパブルにする。」

「なんでか教えて。」

「チャットパブルはなんで良いかだよね。このチャットパブルは容量が少ないけどチャット機能をつける時にチャット枠を使わない様にしたい。」

「うん。決まったよ。感覚で使える様にするのが目的だよね。どんな表示にするのか教えて。」

「上にスクロールさせる。だけど表示をどんな感じで目にとらえやすいかをどうするか分からない。」

「うん、それは自分で考える。」

「会話を常に流すで良いけど….なんだろう」

「記録はしなくて良いんだよね。それじゃあ記録しないけど上にスクロールする。うん、わかった。けど答えて。」

「うん。ふわふわしている、雲みたいなコメントをそのサイトに表示させ続ける。」

「うん。」

「表示させた時に色をつける、色をつけてコメントに評価をつける。」

「表示の濃い人の関連性の言葉がそのサイトの答えに近い答えにする。そしたら、みんなは誰が言ったか分かっていなくてもその人の考えに賛同できる。頭が良くても悪くてもね。」

「つまりは無意識の考えを引き出せるだね。できそう?」

「うん、大正くんの勝ち。大正君はこのあと何したい?」

「ここでどんな感じで設定するのか知りたいから。必要で簡単な方法を教えて欲しい。」

「うん。いいよ。」

「関連性の言葉の選択はもうできるね。コードはいらないよね?」

「うん。簡単にチャット機能ができたね。大正君は勝ったよ。」

「うん。」

「大正君は何か欲しい機能いる?」

「うん、いいよ。僕はみんなの答えが欲しいだけ。オフラインでサイトが見えるように表示できる様にしたいかな?」

「オフラインサイト…頑張ってみるね。これで勝ちの報酬でいいの?」

「うん。それでいいよ。」

「分かった。」

「瑠璃ちゃんは何か欲しいものはある?」

「ううん、今は無いよ。」

「うん。」


短い1時間を終えた。オフラインサイトの設定のパソコンはまだ考えてくれる。今日は僕の勝ち。瑠璃ちゃんはいつも僕を試してくる。ずっと2人。これが僕たちが好きでいられる時間。



長い1日が終わった。礼さんに挨拶して家を出る。熱くなった。今日は僕の勝ちだったから。礼さんも少し嬉しそうに僕を見て、

「これあげるから。帰って食べてね」

嬉しそうにクッキーを渡してくれた。誰が作ったのかも分かるから何か恥ずかしい気持ちになる。

「もう負けたんだけど、どうしよう。」



父親が帰ってきてる。いつもリビングのソファに座って紙を見ている、いつもの風景。

「父さんはどう思う。」

「うん、全然問題無いよ。気をつけてね。簡単に人の気持ちって変わるからね。」

「うん。分かった。」

「大正。あんまり気負うなよ。これをする理由も何回も言ってるけどね。心で考えることができる試験。心でずっと同じ気持ちならすぐに考えが自分の体で巡って、すぐに考えることができるからね。」

「うん…みんなはこれをどう思うかな?厳しいの?って瑠璃ちゃんに言われたことあるけど…。」

「うん、人それぞれ。大正はこの生活は変えたいの?」

「苦しくはないよ。楽しい時もある。でもそれって自分のことをよく分かってるから。」

「もう大正は自分の心と自分の姿は一緒だと思う?」

「うん、少し違うみたい。」

「慣れなかったら変えることもできるよ。どうする?」

「ううん。これでいいよ。僕は瑠璃ちゃんと一緒にいたいから。」

「うん、頑張ろうね。」

自分の部屋に戻る。パーカーをハンガーにかける。洋服ブラシを簡単にかける。今日の準備。そうだ。あの学校はあまり宿題が無いんだった。これで頑張って勉強を終わらせればいいいのか。課題の達成は今週の金曜日。あと二日。明日がいいけど…どうしよう。今日は終わったかな。明日から授業だけど、さぁどうするか。



いろいろ瑠璃ちゃんがやってますが、結局は大正くんを立ててくれてますね。

かわいいですね⭐️

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