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碧大正君の見た世界  作者: Taisho0818


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簡単だった

碧野大正を中心とした日常で起こる出来事を解決していく群像劇です

碧野大正あおのたいしょう

周防瑠璃すおうるり

藤野狼牙ふじのろうが

朝乃謳歌あさのおうか

朝乃藤虎あさのふじとら


この夢見市に引っ越してきてもう10年が経とうとしている。大正はこの生活が好きだ。大好きな人も隣にいる。信頼してくれている人もたくさんいる。でも自分の知りたい事や気になることはみんなは思う以上に多く持っている。知識、みんなの知らないことを調べる。それをずっと持っている。自分は知っていることを多く持っていると安心する。気が晴れて晴れやかな気分になる。この気持ちを3歳の頃から持ち続けている。この気持ちになった最初の出来事。僕はずっと父親の七光で自分の価値を決めて欲しくない。そう思ってこの15年間を生きてきた。みんなは僕を見ているようで見ていない。その感覚が時々ある。自分は父親と違う人間だ。何を見ているんだ、

僕はここにいて、ずっとお前の前に立って話してるだろ?なんで僕の顔が見えていない!

この最初の気持ちをずっと持ったまま高校の入学試験を受けてきた。気持ちは受験する準備をしているときも腹が立つこともたくさんあった。でもそれを言わせないように、とても真剣に生きてきた。でも時々間違う。僕はそこまで頭が良くない。自分が自分のことを良く知ってる。自分に無理なことは、理解できないことは隠さないと。そのためにできないを知りたくないから。僕はずっとずっと瑠璃ちゃんのそばにだけ入れればいい、そう考えることにした。ずっと大事な人。僕の大切な人。



2056年4月16日

この夢見市に一つある、夢見市立高等学校。今日は入学式。僕は朝5時に目を覚ました。ちゃんと学生服を洋服ブラシを丁寧にかけて吊るしてあった。今日からこのブレザーを着て毎日高校に通う。


「大正〜。ちょっと手伝って〜。お米、米ひつに入れてくれない〜?私朝ごはん作るから〜!」

「母さん、この大事な日になんでこんなことしてるの?あーこれ。ありがとう。またお父さんの問題ね。今日ってなんだっけ?あぁ、うん。やっば今日は第一印象は清潔感なのか?ってなんの疑問なんだよ!わけわかんないよ!」

「お父さん、なんか大変みたいなの〜。これ解いといてって言われてるからね〜。」

「ねえ、お父さん、また余計なことしてない?困ってるんだったら、早く言えばいいでしょ!?僕、今日大事な日なの!」

「ごめ〜ん。」

父親、碧野大青は大正に毎日課題を渡している。

今日の課題は『あまり気を張るな。あまり喋りすぎるな。冷静に一日人を見ろ。やっばり清潔感なのかな?笑』

今日はずっと普通にしていろ、そう言われているのかな?行けば分かるか。清潔感ってなんだ?わけがわからない。わけわかんないんだよ!

父親は2社だけ会社を残して、ずっと遊んでるように仕事をする実業家。僕は実業家の息子。ずっとその目に晒されて生きてきた。苦しいと思うこともあれば、楽に生きて来立って思うこともある。でも1番良かったこと、不自由な暮らしを生活面でも精神面でも楽だった。このことを父親は厳しく躾けられた。だから、僕も“”その生活に対して感謝の気持ちを常に持て。それじゃあ道が間違った時に助けてくれない。自分を信じて他人を信じろよ“”

僕のおじいちゃんの言葉。今でも大切に心の奥に持ってる大切にしている言葉。

絶対に忘れない記憶。


家を出る。今日からこの服を着てあの人を迎えにいく。

「おはよう、瑠璃ちゃんー。学校行くよー」

「うん。行ってきます。」

「はい、行ってらっしゃい、大正君、瑠璃ちゃんお願いね。」

「はい。行ってきます」



学校から徒歩で向かう。ここから30分で夢見高校に向かっている。

「瑠璃ちゃん、部活しないの?」

「うん。」

「どうする?僕、何か所属した方がいいと思うけど。」

「何がいいの?」

「うん、わからん。」

「うん。」

「僕は瑠璃ちゃんの部活作ろうかな〜って思ってる。」

「狼牙君誘うの?」

「いや、委員長は空手一筋だから。まだ言ってないけど。」

「言わなくていいと思う。」

「うん、わかった。」

「うん。」

「どんな部活にする?」

「うん、みんなが違うことしてる部活。」

「いろんなことしていいから、そこで趣味をする部活ってことだよね?」

「うん、みんなは文化系はいいのかな?」

「みんなは体育会系の方に行くと思う」

「うん。」

「だから、文化系だけど全部をどうやってまとめるの?」

「みんなが一つに向かえばいいと思う。だから何しててもいい部活。でも自分で考えて、時期が来たら発表するもの決めてねって言った方が自分のやってきたことに責任つくかな。私はずっとネットを使いながら、教えながらみんなのことを助ける方がいい。どう思う?大正君。」

「わかった。それでいいかな?うん、そうするね。ありがとう瑠璃ちゃん。」

「うん。」


高校の門が見えてきた。もう少しで入学かー。


あの慌ただしい中学校の生活から高校の生活に移る。自分はこの高校で部活を作ることに決めた。部活の名前って何がいいんだろう?全くわからないけれど。

入学式を終えて今はホームルーム。1年1組。ここのクラスの席を探す。

碧野。あおの。1番左の前だな。当たり前かー。

このクラスには委員長があだ名の藤野狼牙。周防瑠璃ちゃんがいる。僕たちは離れたクラスにはいないみたいだ。1番前の席に座る。みんなはどこにいるのか。


「なぁ、大正!また同じクラスだな!よろしくな!」

「うん、よろしくな。で、お前、可愛い子いるか?」

「もう中学校から同じ顔しか見てないって!無理!俺絶対に無理だからな!付き合うどころか、見向きもされないんだって。」

「あぁ、そう。部活頑張って無我になれば?誰見てもおんなじ顔なんだから。いいか?お前いっつも面白くないっていうやつ、みんな見てくれるか?もっと学校生活良くしたいんだったら優しい顔しながら頭良くするだけだって。頑張れよー。」

「なぁ、面白くないこと言うやつの隣にいるとモテなくなるからもう行っていいか?」

「うん、僕の言ってることわからないからお前モテない。確定ね。」

「はぁ〜モチベ下がるわ〜」

「明日のために勉強頑張れよ。」

「お前に言いたいよ…」

「僕はもういいの!僕はもういいの!」

「なぁ!大正!お前の元カノいるぞ!」

「それやめてね!面白くないから!瑠璃ちゃん、やめて!もうやめて!」

「面白くないからね。やめてね。」

「は〜い。」

「な?もう示しあってるの!勝てないからやめろ。」

「もういいから!委員長わかってるだろ!狼牙〜!行けー!まとめろー!」

「もう僕も嫌なの!もういい加減にしてって言ってるの!」

「「はーい」」

「あー。面白くない。」



ホームルームが終わって、各授業の説明に入った。この学校の特徴として掲げている各科目の授業の区切りで課題を自分自身で考えて、1学期の終わりに課題の提出がある。この学校に偏差値や宿題はあまり無く、ほぼ全てが自由な高風になっている。

この学校の特色は全国の学校にほぼ浸透されてきている。学校の授業だけでは課題の提出が間に合わない場合に全ての時限が終わった後に学校に個別の科目にあった日非常勤の講師が招かれていて、1時限から3時限の科目の個別学習に付き合ってくれるシステムになっている。課題には簡単に区別されていて大半は勉学の課題を履修する学生が多く、他には文化系の課題を出すことで単位の補強をする学生が多数いるため体育会系の部活をする人はその単位が免除される。そのため資格の取得や文化系の継続な課題の達成がこの学校が自由でありながら自己管理をして学生生活を送っていく。

ここ夢見市の行政自体が市民の声に熱心に聞きすぎる体勢なんだが、それが全ての市や県、国の財政状況を市民が熟知し過ぎている点があり、ほぼ全員が経営者という、あまりにも頭がおかしい状態にまで発展した、守るどころか攻め過ぎている夢見市である。


「部活なんにする?狼牙はどう思う?」

今のうちにタネを撒いておきたい。

「うん?僕はこのまま空手というか、藤虎さんの道場に行きたいかな。」

「じゃあ文化系の部活って行かないの?」

「うん、今の予定はないかな。」

「そうか。わかった。」

「うん、あのね。僕じゃなくて謳歌ちゃんを誘って欲しいんだけど。」

「謳歌なー、大変じゃないの?今。」

「うん、お父さんと喧嘩してるんだけど、どうするの?藤虎さんも何も言わないからなんでかな?って。」

「いや、また今度誘う。僕は謳歌、結構いろんな所に喧嘩するからなー。」

「…うん。そうかな?」

「また今度」

「うん。わかった。」




瑠璃は困っている。部活の新設に5人の人員がいる。部活の顧問は名前だけ貸してくれるみたいだ。こっちで管理することを伝えるといいよーと快諾してくれた。

あとは3人…

「大正君、何かおかしいと思うこと聞いていい?なんで部活なの?クラブとかサークルみたいなのでよくない?」

「え?なんで?みんなで部活….あー。ごめん。そうか。部活だったら自由に動けないし、年に2回の活動実績と部費。うん、やめる?意味ないか。」

「うん。こっちで勝手にやればいいと思う。」

カタカタとキーボードを叩くような仕草をしている。

「それでいいのか。僕なんのために…あー。わかった。謳歌も誘っていい?」

「うん。それでいく?」

「うん、わかった。”それであそこまで書いてたの?“」

「うん。」

「わかった。それじゃあ部活はそれでいくね。ありがとう。」

「うん。」

「瑠璃ちゃんはなんでここまでするの?」

「大正君のため。」

「うん。ありがとう。」

「今日は来るの?」

「うん。1時間だけ。」

「今来てね。必要なパソコン、古いけど設定してあるから。」

「うん、頑張るね。」

「うん。」


こっちを集中して書いていきますが、いろんな話を並列に書いていくため更新するタイミンングがずれることがあります。

気にせずにいろんな作品を見ながら待ってくれるようにしてください。

筆者は今は大正君の話に夢中です。

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