二六劇目 「作者イジリに、作者激怒っ!?俺、ハーレムの主人公だよね??」
完全にネタ回です。
主人公の作者(つまり俺)イジりが酷かったので、制裁を与えます。
リリラルは自分の体積よりも大きなそのリュックから、棒付きキャンディーを出して少年に手渡した。
「グスッ、えへへ」
少年は目を腫らせながらもニコっとハニかみ、美味しそうにキャンディーを舐め始める。
「良かったニャ」
「全く、ダーリンも困ったものだ」
だから何もやってねーよ!!!!!!!
少年もジト目で俺を見る。
だから俺が何をしたっつーんだよ、クソガキ!!!!!
閑話休題。
「さっき助けてって言ったけど」
俺がそう言うと、少年は。
みるみるうちに目に涙を浮かべだした。
いや!!待て待て!!
閑話休題させただろ!!!???
話を進行させろよ!!!!
「えーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!」
「にゃにゃにゃ!!!ほら、ザゥ!!もう向こうの方行って黙ってるニャ」
ネコ耳をピンとさせ、リリラルが俺を睨む。
「ダーリン、ここは私たちに任せるのだ」
アスカもブルマのゴムをパチンとさせて、俺を横目で見る。
俺が何をしたんだよ!!!!!!!
再び閑話休題。
「それでニャ。助けてって、どうしたニャ?」
リリラルが優しく聞くと、少年はコクンと首を縦に振った。
「僕の名前はマリオン。イケナイ人に・・・これを付けられちゃったんだ・・・」
マリオンと名乗ったそのクソガk、じゃなかった、その少年は、首に付けた美しいネックレスを指差した。
「それがどうしたのだ?」
アスカはブルマのゴムをパチンとさせて、ネックレスについて尋ねた。
「これ、マコーショクニンが作ったマグだって言ってた。イケナイ人が僕を奴隷にとして売り飛ばすまで、逃げないようにって・・・。でも怖くて。・・・怖くて・・・。逃げ出したら急に首が・・・痛、くなってきて・・・グス」
確かにそのネックレスとマリオンの皮膚に触れている箇所が、重度の金属アレルギーのように赤く腫れ上がっている。
「にゃにゃ〜、可哀想ニャ・・・」
リリラルは耳をクニャッとヘタらせて同情の言葉を舌に載せた。
「どれ、私が取ってやるのだ」
アスカはブルマのゴムをパチンとさせてから、そのネックレスに手を掛ける。
そして両端から力を加え引きちぎろうとするが、そのネックレスは壊れる様子は無い。
「ほら、そこの脳筋!こっち来るニャ」
え?俺の扱い雑じゃね?
ハーレムじゃねーの?これ。
俺はS級と主人公の名に賭けて、そのネックレスを引きちぎろうとした。
が、やはり。
うんともすんとも言わない。
「ダーリン、使えないのだ」
「雑魚ニャ。あっち行ってて良いニャ」
え?
泣いて良い?
そんな作者の事イジりまくったっけ?
え、今回、制裁?
俺はうっすら涙を浮かべながら、絵面の端に見切れるように退場した。
思い知ったか、ザゥめ。
俺をバカ呼ばわりするから、こういう事になるんだ!思い知ったか!
次回はいよいよ片翼天女が登場します。




