一二劇目 「体操服の元雀士っ!?S級スキルオーナーの審議官サーシャ登場っ!!」
ネタ回です。
忙しいアナタに小さな笑いをお届け出来れば良いかと(笑)
サクッと読んじゃって下さい!!
【前回までのあらすじ】
交通事故で32歳の人生を終了させ、15歳に若返り異世界に転生してしまった俺。
ネコ耳ネコ言葉のキツネ獣人リリラルと出会い、残酷ピエロ率いるギルド最終戦線に全てを奪われてしまったと激白される。
しかし残酷ピエロは、スキルオーナーの上位0.1%しか存在しないS級ハイエスト。
誰も歯が立たないと思われたが、俺の背中にもS級ハイエストの紋章がっ!?
名前すら奪われた仮称「忘却街」の全てを取り戻すために、リラルルと旅に出る。
”ブルマ軍曹”と”片翼天女”を仲間にする為に
俺は自分のギルドを設立しなければならなくなったのだが。
それを司る”審議官サーシャ”は、体操着を着た元雀士だったっ!?
☆
「体操服を着た元雀士だ」
何言ってんだコイツ。
いよいよもって意味がわからない。
俺は二人が緊張しているのとは違う意味で眉を潜めた。
「アイツは厄介だ・・・」
「アイツは厄介ニャ・・・」
二人はそのまま沈黙した。
「いや、説明しろよっっ!!!!!」
俺が思わず大声で突っ込んだ。
「あ、ああ、すまない。審議官サーシャ。やつは聖王亡き今の世界のこのギルドバトルや勝利者権限を普及させ定着させた“審議官”の一人だ」
「なんで魔物とかまで、劇場の所有地の侵入をきっちり守ったりすると思うニャ?」
「それがお前本人が最初に言っていたじゃないか。ルールだって。あ、まぁでも、確かに別生物の魔物までもが、そのルールに従うのはおかしいな」
「それを服従させているのが彼女だ。あいつは天才魔物使い。S級のスキルオーナーだ」
S級。
俺も保持しているスキルオーナー上位0.1%の森羅万象に価する者。
「審議官としてギルドバトルの勝利者権限に則って、魔物を操る事があいつの担当だ」
「だから、劇場だけは安全だったのか。あれは忘却街の所有地だもんな。マリアが誘導したミノタウロス以外の魔物や敵の襲撃がなかったのはその為か」
「そういう事ニャ」リリラルが頷く。
俺は納得すると、今度はツッコミどころに話題を移る事にする。
そして慎重に一言を言い放つ。
「で・・・体操服の元雀士って、一体、何・・・?」
「あぁ、体操服は動きやすいかららしい」
出たその理論!!
スク水死霊魔術師ジェリカと同じ理論じゃん!!
「じゃあ雀士ってのはっ!?」
「趣味らしい」
そっちは君の男装と同じ理論ね!!!!????
もう設定には突っ込まないからなっっ!!!!!!!
しかも元って飽きてんじゃん!!!!!!!
俺は一人で壮大にツッコミを入れた。
そして二度と設定にツッコミを入れまいと固く決心したのだった。
☆
「とにかくザゥは、審議官サーシャに新しいギルドを作る事を申請し受理させないといけないニャ」
マリアは頷きながらも深刻な顔をする。
「しかし・・・それは至難の技だ・・・」
なんだ?ギルドを作るのは、そんなに難しい事なのか?
「一体どんな試練があるんだ?」
「うむ。その為にはな・・・」
「うん。その為には・・・?」
ミノタウロスや双頭ケロベロスなど、全ての魔物をルールに制約させるS級。
新ギルド設立には、それ相応の難易度の試練があるのだろう。
人としての人格。
上に立つ者としての度量。
どちらも俺になさそうだ。
俺は半ば諦めかけながら、耳を傾けた。
「麻雀で勝たなければならない」
まだ言ってんのかそれ!!!!
しつけーぞ作者、別の試練を考えやがれ!!!!
「ちっ、また突っ込んじまった・・・」
「ニャ?なんの事ニャ?」
「あ、いや、こっちの話」
再度ツッコミを入れてしまった事に後悔しながら、俺は深呼吸をした。
「そんなに強いのか?」
「いや、強くはない。ただ我々は勝つ自信がない。下手だからな」
まぁ、普通の女の子には苦手な部類の遊戯かもしれない。
「ザゥ、ルール知ってるニャ?」
「まー、たまにやってたからな」
ゲーセンで。
それを聞くと二人とも表情を明るくする。
「だったら問題ニャいニャ」
「うむ。すぐ様サーシャのところに行ってギルド設立の許可を得よう!!」
「あ、審議官はこの街にいるの?」
「あぁ。審議官には最終戦線も手出ししないからな。人型タイプの魔物と『割れ目』という雀荘で遊んでいるらしい」
なんかやらしいなその雀荘名。
いや、失礼。
☆
俺らは街のはずれにある「雀荘 割れ目」という看板を見つけると中に入った。
カランカラーン
すると一つの雀卓を囲んで、ジャラジャラと音をさせ。
カッパやゴリラの獣人が体操着を着た女の子と麻雀をしていた。
なんだよ。このシュールな絵。
「あー、やっぱサーシャは強いな」
と言ってカッパが頭の上の皿を撫でる。
「あの、ちょっと」
俺が先頭になって声をかけると、体操着を着た女の子が俺の方を向いた。
それは15、6歳の可愛らしい女の子だ。
黒髮は健康的な艶を保ち、腰まであるストレートの髪を赤いハチマキで抑えていた。そのハチマキには「国士無双」と書いてあった。
胸は年齢に似つかわしくなく、マリアよりも大きな巨乳を体操服に隠し持っている。
そこには「さあしゃ」と自分の名前を平仮名で、でかでかと書いたタグを縫い付けていた。
しかも良く見ると「さ」は一度「ち」と書かれ上から無理やり太字で「さ」になっている。
「こんなところに何の用よっ!!」
肩幅以上に開いた脚は、まるでテトラポットのようだった。
「あ、えっとギルドを立ち上げたいんだけど・・・」
「何ー?最終戦線に挑むつもりか?悪い事は言わん。劇場内でおとなしくしてなさい!!」
つり目と勝気な表情そのままの性格を現した様な口調で、サーシャは腰に手を当てて俺を指差した。
「そういうわけにもいかないんだ。麻雀勝負だろ?良いぜ、やろう」
俺はそろそろツッコミきれなくなってきたこの状況をサクサク進めようと、問答無用で卓に着く。
するとサーシャは、ふふんと鼻を鳴らして「良かろう」と卓に着いた。
「なんで元雀士なのに、今も麻雀やってんだ?」
「趣味だ」
それやめろ!!!!!!!!!!!!
お前、ちゃんと考えろ!!!!!!!!!!
「俺は牌を握るとあることに気づいた」
「何言ってるニャ?」
あぁ、もう地の文口に出しちゃってんじゃん。
ツッコミ疲れてんな俺。
そしてその牌を積み終わり、自牌を開けるとキャラクターの絵柄が俺の視界に飛び込んだ。
おい「チ」ーシャよ。
これって。
ド ン ジャ ラ じゃ ね え か よ!!!!!
ネタが今までと違う亜流と言いますか。
実は自分でも書いてて良く分からなくなってます(笑)
詰まるか詰まらないか感想頂ければ今後のネタの指針に致しますm(_ _)m




