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一一劇目 「新ギルド設立っ!?審議官は体操服の元雀士っ!?」

初めの方の曖昧だった設定の補強と言いますか、確認と言いますか。

「忘却街」って何?

「なんでブルマ軍曹と片翼天女は忘却街にいないの?」

「だいたい何で魔物までギルドバトルの勝利者権限に従って劇場を襲わなかったの」

そんな辺りを説明しています。

俺はケロベロスを倒した空から降った七色の槍の事をマリアに聞いた。

「あれはマリアがやったのか?」

するとマリアは得意げに首を縦に振る。

「あニャニャ??劇場(ぼうきゃくがい)には、もうスキルオーナーは居なかったはずニャ。という事は、あれは第三言語かニャ??」

血走るような謎の感情をどうにか抑えたらしいのか、リリラルはマリアに尋ねた。

「いや、私はB級(レギュラー)のスキルオーナーだ。魔石のせいで忘却街の奴らとは共に戦えずに、その力も最終戦線の為に使う事を余儀なくされていたがな」

そうだったのか。

「いやぁ、危ないところだった。ありがとう、マリア!」

俺がそう言って頬を綻ばせながら、握手を求める。

するとマリアは「くっ」と言って顔を背けた。

又しても顔を真っ赤にして「そ、それをやめろっ!」と言って俺の握手を弾いてから小さな声で「照れるではないか」と付け加えた。



え〜、なんだよぉ。素直じゃないな。



「ま、まぁまぁニャ。仲間が増えるのは良い事ニャ!このままブルマ軍曹と片翼天女を仲間にして忘却街と最終戦線の最終決戦(ギルドバトル)にゃ!!」

「そうすれば、歌姫のセルフィスさんも、街も、元に戻るって事だ!」

「めでたしめでたしニャ♪」



ふと。

そこで俺は気づく。



「どうしてブル軍と片天は元から劇場に居なかったの?いや、強い者しか認めない妙者至上主義って分かったけどさ。その二人も忘却街の民だろ?」

そるとマリアも同意を示した。

「確かにそれが不思議なのだ。その強さで残酷ピエロに一撃を与えた両名が忘却街に集えばギルドバトルでの勝機も見えて来る。それほど強者至上主義というプライドが忘却街にも関与させないというのか疑問に思っていたのだが」

それまで疑問を持っていた様子から、何かを確信したような表情になり、結論を述べた。



「ある仮説を用いれば合点が行く」



☆



マリアはヒントを出すように、リリラルを見据える。

するとそのキツネ耳をピンとさせて

「まさかっ!!」

と何かに気づいたような驚きを表情に載せた。

「え?何?」頭に疑問符を浮かべ、蚊帳の外の俺。

「ブルマ軍曹と片翼天女が手を組まニャかったのは、てっきりそのプライドがそうさせてるかと思ったニャ。だけどきっと『組めなかった』のニャ。残酷ピエロは二人が手を組む前に、ギルドバトルを決行したニャ。その勝利者権限で行動を強制させていたのニャ!!」

「そうに違いない。ギルドバトルに勝利すれば、何かを獲得する代わりに、何かを強制する事も出来る。歌姫セルフィス嬢のようにな。ギルドバトルがある以上、戦うな、仲間を作るなという事はさせられない。残酷ピエロは自分の脅威になる二人に、忘却街に近づくなと強制させたのだろう」

なるほど。

もし二人が一つのギルドに入れば、残酷ピエロは自分が負ける可能性まで浮上する。

「あとは強者至上主義の二人は自分より弱いものを寄せ付けず勝手に孤立していく。あわよくば違いにギルドバトルを仕掛け共倒れ」

俺らはそこでしばし沈黙。

「そもそも忘却街ってギルドなのか?」俺は曖昧だった事を口にする。

「そうニャ。そこからスキルオーナーの街の強者達が、残酷ピエロを倒す為に町のものを賭(と)しててギルドバトルをしたニャ。そして今あるのは劇場と名前の無き『忘却街』って仮称だけニャ。でもその時の代表がギルド名も『忘却街』しちゃったニャ」



ああ、なるほど。そういう事だったのね、把握。



あ、でも待てよ?

「どちらにしろ、もし残酷ピエロが忘却街に二人を戻さないように強制させていたら、俺が二人を倒し説得したとしてもギルドバトルが出来ないんじゃない?」

そこでリリラルはハッと気づく。

「そ、そうニャ。気がつかなかったニャ・・・」

耳をクニャッとさせて、あきらかに落ち込み顏を表情に浮かべる。



え?積んだ?



「そんなものは簡単ではないか」

マリアが胸を張り、男装をしても魅力的なその双丘をタユンッとさせ言った。



「新しいギルドを作れば良い!!」



「新しいギルド?」

「そうだ、リリラルと私は忘却街に所属している。しかしザゥは湧いてでたように存在を現した」

湧いて出たって虫かなんかかよ、俺は。

「そうニャッ!!ザゥならギルドを新しく権限があるニャッ!!」

ワーイと小さく飛び跳ねるリリラルは、思い出したかの様に顔を緊張させる。

「だったらあの壁を乗り越えなくちゃならないニャ・・・」

するとマリアも同じ様に顔を強張らせ、腕組みをした。

「審議官サーシャ」

なんだ、重厚感たっぷりのそのネーミングは?

俺は雰囲気に飲まれ、ゴクリと生唾を飲んだ。

「だ、誰だ、それ?」



「体操服を着た元雀士だ」

忘却街の件(くだり)はもう力技ですね。

完結したら直すかも分かんないですが、このままで行かせてください(涙

他にも最初の方でよくワカンネってところがありましたら、ゼヒ是非コメントお願いします。

よろしくお願いしますm(_ _)m


次回夜10時UPです。

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