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レジネッタ

港で働く若者二人


「休んでんじゃねーぞ!」

「うるせーくそヤン」

「最近生意気だなヒビキ、コンテナ10個追加してやる、終わったら洗いもだぞ」

「労働局に訴えてやんからな」


そんなやり取りを毎回繰り返す港の現場。


「ヒビキ、今日終わったらメガネと一杯やりにいくからユートンかリンリンにマリアの子守り頼んどけよ」


「マリア仲間外れにすんのかよ」


「ちょっとお子様にはまだ早い場所だ」


ヒビキはリンリンにメールでマリアと夕御飯食べて貰えないかを聞いたら良い返事が帰ってきた。


その夜


東通りbar紅蓮


三人の若者が薄暗いbarカウンターに座っていた


「俺こういうとこ初めてだオススメください」


「私はたまにbarで飲むんですよ、ラムコークをダークラムで」


「俺は青島ビール」


「畏まりました」


30代の細身で銀髪のマスターだ。


「ところでクリスティーノ・ルイベに会いにきたんだが今日はいるか?」


「少々お待ち下さい」


飲み物を作り終えると端末で何やら連絡していた。


ほどなく飲み終える頃


ガチャリとドアが開く


「よぉこの前の兄ちゃん達か」

「先日はありがとうございます、こちらも困っていた所でした」

GTが畏まって挨拶した。


「別に畏まらなくてもいいさ、お互いに利益があったんだ、それで今日は?」


GTはあの夜の出来事を話、さらに自分達が別な場所からきて上海で生活してる事を喋った。


「これからもしばらくはこっちで生活すると思います、相談したい時また顔出しても良いですか?」


「そんな事か、いつでも。お前ら腹減ってない?」


「あっ俺めっちゃ減ってます!」

ヒビキが元気に答える。


「じゃ今から挨拶がわりにご馳走してやる、行くぞ」


そして店を出て200mぐらい歩いた場所。

小料理屋 杏子


カラン


「シロン4人大丈夫?」

「大丈夫よ」


「若者三人選びたい放題だぞー」

「あら嬉しい」


「GTじゃない、一週間もほっとくなんてひどいじゃない」


「あれ知り合い?」

「この前1人で飲んでて」


GTがあたふたしていた


「ほぅシロンの店に1人で」

ニヤニヤしているルイベ


「シロン、彼の感想聞かせてよ」

「そぉねぇ、クールぶってるけどケモノ?犯されてるって感じかしら?若いし可愛いぐらいの」

「シロン、止めてくれ。ルイベさんも」


ヒビキとメガネはニヤニヤしていた。


「いーやまだ聞き足りない、なっメガネ」

「そうですね、さすがキメラヒューマン。ケモノですか」


恥ずかしさから顔を真っ赤にしてうつむいた。


「今度1人でくるって約束するならこれ以上話さないわ」


「1人で来ます」


「よし、じゃ何食べるクリス?」


「鶏があれば鶏肉コースがいいな、あと酒はこいつらにチンザノオランチョソーダとレモンで」


「畏まりー」


「結構、仲良いんですねシロンと」


「古くからの付き合いだよ、俺の組織の先代がシロンに店を預けてね、先代の頃から世話になってる店なんだ、年も一緒ぐらいで今はたまにしか来ないけど昔は週2で通ってたよ」


「お前らウチの組織で働かない?給料弾むぞ」


「メガネは昼間も仕事して無理だろ?」


「最近、妹がさタンタンをマリアちゃんに任せるって言い出してね。卸売りの商売の勉強したいって家族に言い出したから僕はいくらでも時間は作れるよ、それに君達とつるんでると退屈しないしね」


「俺達は港へ10日働かないとな」


「なら残り20日は大丈夫なんだ?」


「そぉなんすけど、仕事ってなんすか?」


「モンスターの間引き、1日、五万。最低一週間の拘束だけど割りは良いでしょ?」


「私から質問良いでしょうか?」

ルイベは頷く。

「素材は全部そちらの取分になりますか?」


「7割はこちらで貰いたい、3割は君達で換金しても構わないが、依頼に素材が含まれた場合はその部位は諦めてくれ」


「それと移動は内陸部までは電動バイクだがそれより先は馬車になると思って欲しい、非難区域で道が整備されていない」


「武器はどうするんです?」


「この前、お前の戦闘見たけど剣術できるんだから持ってないのか?」

メガネへ告げる


「あるにはあるんですが、こちらは非常用で非合法で最終手段でおいそれと使えません」


「ほぅ」


ルイベはますます興味をもった。


「まぁなら、モンスター用の武器だが槍だが良いか?電気ショック付きのやつ」


メガネとGTはほぼヤル気でいた。


「ちょっと待てよ、マリアはどうすんの10日も会えなかったらあいつ寂しくて可哀想じゃん」


過保護発動。


「そのマリアちゃん?俺とシロンで面倒見てやるよ、夕飯はシロンの店で帰る時は俺が家まで送ってやるよ、今度この店に連れてきな」


「そりゃ良いけど」


「お前が寂しいんじゃねぇかロリコン野郎」


「お前にはわからねぇかもな、マリアの孤独と不安が」


料理が出来上がりシロンが運んでくる。


「ヒビキ君は可愛いわね、GTも見習わなくちゃね。女の子は不安なもんよ」

一呼吸おき

「でもこの話、あたしは反対だわ。クリス、なんの考えでレジネッタに彼らを取り込むのよ。戦闘ができても命の保証はないわ」


「シロン、非難区域は今大変な事になってるんだ、依頼の数は去年の倍になってる。そして非難区域から一番近い街や村にも被害が出ている。食料が少しずつ減ってきてるんだ。その依頼者のほとんどは農村部なんかの団体さ、彼らは高額なgreat technology関連のハンターを雇えない、だから俺達みたいな非合法な組織にも頼るんだ。俺は助けたいんだそういう連中を」


「じゃ死なない様にできる?」

「引率としてアンを付けるから大丈夫だ」

「よりによってあの女?死にはしないかもだけど、やっぱダメ!あの女は問題しかないわ」


「お前も過保護だな、こいつらはそんなタマじゃねーよ。楽しみにしてなあっという間だ」


ルイベは確信を持っていた。


「なんか話纏まっちまったな」

ヒビキが小声で呟いた。


「あールイベさん、もし良ければだけど組織の一員じゃなく下請け会社って感じじゃダメかな?組織ってルールとかあんだろ?できるだけ自由でいたいんだ」


「まぁいいよ、初めのうちはレジネッタの人間が1人必ず入るけどね」


「じゃ今宵は出会いにカンパイ」


シロンは不安な表情で三人を見守っていた。




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