上海楼war2
家で1人で食べるお昼ご飯。
できれば3人で食べたいななどと思いパンを頬張る。
「ただいまー」
「おかえりヒビキ、GT」
「仕事は馴れたかマリア」
「まぁまぁよ、今日そういえばお姉ちゃんを口説きにきてた客がいたわ、清潔そうで柔らかい感じのメンズ」
「あぁ、アイルか?」
「それそれ、なんでも一年前にお姉ちゃんの誕生日すっぽかして別な女の荷物持ちをしてたみたいパン屋の。それでお姉ちゃんぶちギレだったらしいわ」
ヒビキとGTはすぐさまリンリンを思い浮かべた。
「ユートンはどうなの?」
「今週末にデートに誘われてて時間あるなら連絡してくれってさ」
「ヒビキ、この前の借りにアイルを応援するか?」
「そうだな、GTに任せる」
「じゃ俺今から行ってくるわタンタンに」
「うん、マリア一等兵。ユートンとアイルをくっつけるぞ大作戦を決行する、異議はあるか?」
「ないわよ。大作戦だなんて、アイルって男に最初で最後のチャンスなんだから出し惜しみしないで盛大かつ紳士に思いを告げてって伝えてよね」
そう言っても年頃のマリアはなんだか楽しげな雰囲気だった。
GTはタンタンへ行く
「いらっさーい」
「よぉ」
「ちょうど良かったわ、アイルから発信器と最新型ドアノブ」
もろもろの説明を受け袋にしまいこんだ。
「なぁユートン、今週末予定あるか?」
「ないわっ…。あるわよ、どうして?」
「いやたまには飯でもと」
「ふーん、遅かったわね。売り切れよ週末は」
「そうかぁじゃまた今度だな」
「そうね、一歩遅かったわね、たまには踏み込まれるのも悪くはない」
ご機嫌だ。
「なんじゃそりゃ」
そんな会話をして帰った。
家につくなり
「ヒビキ脈ありだ、アイルに連絡しろ勝ち戦だ殿を攻めて攻めて本丸を落とせと」
「GTお兄ちゃん、それじゃわかんないわよ。お姉ちゃんは焦らして相手がどのくらい本気か見てるのよ、前の日に店に花を持ってくといいわ。そして、明日まで待てなかった、明日もまた会いたいって伝えて時間と場所を指定するの、最後に来るまで待ってるって言うのよ」
今マリアはイキイキとしていた。
鼻息荒くフンフン言ってる。
「じゃ俺が今からアイルにメールするわ、わが妹から機密情報キャッチ。花はなにが良いんだ薔薇か?」
「うーんあからさまだけど、あの男にはなかなか似合うわね」
「あの感じは待ってる感じで間違いない、あからさまも逆に効果的かもな前日に貰えばさらに気持ちが上がるんじゃないか?」
「そうね」
「花は薔薇と送信」
三人は面白がっていた。
当日は変装して後をつけようという野次馬根性だ。




