25/35
マリアの憂鬱
ただいま街を散歩中のマリア。
食べる物、寝る場所を与えらて快適に時を過ごす事に不満はないが二人に迷惑はかけられない。
かといって相談するような相手もいない、スラムでは次の獲物のような存在だったのだ。
ブラブラしていると、ユートンが店先で準備していた。
「あらマリア、お使い?」
「違うわよ、ちょっと考え事」
ユートンはニヤリと笑い
「あんた、暇なんでしょ店番手伝いなさい。お小遣いあげるから」
「えっ良いの?」
「これでもあたし、この店キリモリしてる人間よ、無理なら言わないわ」
ユートンに店内へ招かれ店の清掃に家電品の知識や買取り査定の仕方などを教えてもらった。
「明日から毎日開店からお昼過ぎまでの3時間手伝いなさい。最初は私もいるから大丈夫よ」
マリアはユートンに感謝する
朝の憂鬱の半分はなくなった。
後で2人に報告しようと思っている。
「ありがと、助かったわ。あの二人に助けられてばかりだったから」
「あぁ良いのよ、マリアはまだ相談する相手いないでしょ?あたしの何でも言いなさい妹よ」
「お姉ちゃん」
こうしてマリアの姉が誕生した。
ユートンは妹が欲しいと昔から思っていたのだ。
そう、年下の女の子は大好物なのだ。
さっそくお姉ちゃんぶってるユートンがマリアを店内で指導していた。




