大老剣
ごめんくださーい。
「気配ねぇなやってんのか?」
「おい、お主らわしの家の前で何しとる」
「うぉっ、じじぃじゃねーか」
競馬場のじぃさんがいた。
「おっあの時の若造。なんか用か」
「大老剣で剣術習いに来たんよ」
「ほぅ、月謝が月に1万、週に2回の訓練あとは週4回の訓練は別途で1回2千円、月に最大2万6千円じゃ」
「とりあえず、月1万で」
「じゃ中へ入ってさっそく手続きじゃ」
中へ入ると広い道場に木剣が壁に掛かっている。
「一応聞くが剣術の経験あるか」
「いやない」
「じゃ、ウチの流派は片手で戦う前提の流派じゃ。そこの太い木剣持って振ってみぃ」
ヒビキとGTは木剣を手に取り振る
ブォンと風を切る
かなりの重さの木剣だ。
「まずはそれを縦に振り、次に横に一閃、その動作を500回繰り返すんじゃ、その動きが身に付いたら次のステップに入る」
二人とも習い事なんぞした事なく素直に従った。
終える頃には汗でびっしょりになっていた。
「ハァハァ、終わったぞじじぃ」
「うむ、次は3つ目の動作に横の一閃の後に更に踏み込み突きこれを500回」
無言で続ける。
「なかなかに良いの、そうじゃな二人供脚がいまいちついてきてない。上半身は飾りでな、実際に剣と剣で戦う時に下半身の力が重要じゃ避けるにせよ踏み込みにせよ、その中で剣を振るう」
おおよそ4時間にわたる訓練が終わる。
「よかろう、毎日その動作の練習はするじゃぞ100回程度でも良いから」
「はいよ」
二人はクタクタで家へ帰る。
マリアが部屋の掃除をしていた。
「ありがとうマリア変わりはあった?」
「なにもないわよ」
「腹減っただろ?スーパー行こうぜ」
シャワーを浴びて三人はスーパーへ行く。
マリアは買い物が余程楽しいのかご機嫌だ。
食の好みは無いらしく、とりあえずウインナーと乾燥パスタや飲み物、野菜、ツナ缶など買い込む。
その後折り畳みのマットとタオルケットとマリアのパジャマを買った。
「あたし、働くよ。迷惑かけられないし」
「マリア焦る必要なんてないぞ、そのうちなんとかなる」
家について三人で料理して食べ終わると、GTから明日から市場の仕事も再開すると言われた。




