great technology
週末の仕事が終わり、GTはタンタンへ向かっていた。
「いらっさーい」
メガネアフロと丸っきり同じ台詞を女の子が言っていた。
切れ長の目にロングヘアでスレンダー、中華人だろう。
「あれ今日はメガネいねーのか?」
「兄さんですか?今日はいませんよ用事があるなら言伝しときます?」
妹だった。まるで違う感じな兄弟、向こうは外見でアフロにメガネ、Tシャツにジーパンで黒人の友人でもいそうな陽気なタイプだが。
妹はタイトな膝上のスカートに白いシャツ。どっかの秘書みたいなスタイルだ。
「いや、電子レンジ探しててな」
「それならこいつだな、過熱調理の種類付き。まだ三年落ちだし8000円だぞ」
性格まで反対だな、意外に商売人だ。
「よし買おう」
一通り揃えたから後はしばらくは自分のための買い物ができると考えた。
その頃ヒビキ
保安局上海支部
上海楼と大手ビル通りの間ぐらいにある。3階建てのかなり広めな建物で四方から入れる作りだ。
「すんません、今日取り調べで来ました端末で確認できますか?」
「あーはいはい、3番の部屋に入って下さい」
部屋に入るとなぜかチョウさんまでいる。
「ヒビキ何したある?身元確認で黄さんから保安局へ行ってくれって連絡きたよ」
「いや、犯罪は犯してないよ」
保安局のお偉いさんと書記がいて、先日の事を再度まったく同じに話す。現在の上海滞在や仕事、住所の確認でチョウが呼ばれたようだ。
別室にて監視していた監視員
「great technologyの見解ではこの二人が銃や薬に関して何か知ってる、もしくは隠してることはないと思いました、帰して結構です」
この男great technologyからの視察員だった。必ず銃の出所を掴めと言われている、捕まった白人が次の日には独房で自害。
押収した銃は回収済だが弾や本体から製造場所の特定には至らなかった。
白人はチップも取り外しておりしばらく潜伏していたと思われる。名前もわからないテロリストだ。
ネームプレートにボルチョフと書かれたロシア系中華人は今日はここまでかと撤退することにした。
薄暗い路地、上海楼の表と裏のスラムの中間の路地で二人の男が会話していた。
「あと駒と銃はそれぞれいくつある?」
「銃はスナイパー用が一丁、ハンドガンが一丁、この前の連射タイプが一丁
。駒は前回みたいに扱いやすいのはまだ確保できてない、むしろ次の作戦が決まってから育てても良いだろう、裏のスラムには立派な予備軍が揃ってるからな」
「次が本戦だからな。しくじるなよ、作戦と日程は決まりしだい連絡する」
男は一度風俗ビルへ入り表から出た。まるで客を装い。




