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クソジジイと美少年 ~美少年幽霊を拾ったら、クソジジイも入ってる2in1仕様でした~  作者: 佐伯 みのる
【第二話 事故物件への引っ越し、モブ幽霊山田現る】
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<ジジイが滅茶苦茶言うてくる。>

霊感で大迷惑してるのに、事故物件に住めとか。

なに?俺とうとう死刑宣告受けたん?

しかも、昼間出掛けてって、夜には帰ってきよった。

普通逆ちゃう?夜に出てくもんちゃうん?幽霊って。


『いい場所見つけてきたぞぃ』

「全力で遠慮したい」

『まあ聞け。事故物件がどういう場所か分かっているな?』

「あれやろ、そこで人が死んだとか殺されたとかいう…」

『そうじゃ。それで、どうも不動産屋が持て余しておる場所があってな』

「どういうこと」

『近くの幽霊を呼び止めて聞いてみたんじゃが、』


そこらの通行人呼び止めて道聞くみたいな言い方せんといて。


『人が殺された場所、で事故物件になっとるみたいなんじゃが……どうも、そやつが怨霊化して居座っておるみたいでの』

「最悪やんけ。なんで俺に今紹介したん?」

『じゃから聞けと言うに。その部屋は、入居しても2週間も保たずに、住人が逃げるように退居するらしいんじゃ』

「絶対その怨霊が何かやらかしとる……」

『まぁその通りなんじゃが』

「一番当たって欲しくないのキターーー!!」

『しかし、そのおかげでどうも今、家賃が2万を切っておる』

「……マジ?」

『おう。しかも2DKじゃ。悪くなかろう?』

「悪くないどころか……そんなんあってええんかレベルなんやけど……」

『不動産屋も必死なんじゃろ。部屋を寝かせたまま放置は損するだけじゃし。しかしもう既に12組ほど逃げておる』

「潰してまえ、そんな部屋」


せやけど……家賃に関しては激ウマ案件や。

怨霊さえなければ……なんやけど。

いや、霊感あるからって平気なわけちゃうんやぞ!?

怨霊とか普通に怖いに決まっとるやろが!!


『そこで相談じゃ』

「なんや」

『例えば、おめさんがその部屋を契約する。そして入居する』

「怨霊とルームシェアなんて絶対嫌やねんけど」

『そこは心配するでない。契約完了して引っ越しした時点で、わしがその怨霊を祓う。これならどうじゃ?』

「は?そんなことできるん??」

『わしを誰じゃと思うとる!!これでも高名な霊媒師じゃぞ!!』

「ああ、すまん忘れてた。ただの貧乏人を更にカツアゲしてくるジジイやとばかり」

『失礼な!祟るぞ!!』

「シャレになってないんでやめてください」


そうか……でも、クソジジイが怨霊を追い払ってくれるんやったらアリかもな。

既に12組も入れ替わり立ち代わりしてるんやったら、部屋ももう綺麗やろしな。


「よし、その方向でいこか」

『発案はちーちゃんじゃ。褒めてやっとくれ。ほれ』

『えへへ。ぼく、役に立てた?』

「おー。ほんまに助かったわ。おおきになぁ」


千紘に代わって可愛い笑顔を見せてきたんで、思わず頭を撫でてしもうた。


『いつまで撫でとんじゃい。事案じゃぞ』


……なんも言わんと切り替わるの、ほんっまやめてもらえませんかね??


次回へ続く!!

☆面白かったときは評価や感想、レビューなどお待ちしています☆

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