↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
25/35

<呆気にとられる、っていう表現あるやろ?>

今まさに、俺の目の前で竹倉サンがそんな顔しとる。

まぁ、霊障を祓った(俺やないけど)本人が土下座しとるっちゅうんが、まず絵面おかしいよな?

分かってんねん。頭では分かってんねんけど……って、千紘まで土下座しとるゥゥゥ!?

ちょ、やめて!!さすがに小学生に憐れまれるのは堪える!!


「ふっ……あっははははは!!」


なんか急に笑われて、俺は恐る恐る顔をあげてみる。

どつかれてもしゃあないとは思ってたけど……笑うか?


「いや、あの、すんません……ふふっ、そない必死にならんでも」

「でもほら、ヤラセとか詐欺とか言われたら返す言葉もあらへんので…」

「大丈夫です、ちゃんとお支払いさせてもらいます」

「ほんまですか!?」


俺の命の灯火が消えずに済む!!


『ほう…なかなかの好青年じゃのぅ』

「え?」

「あっ!!クソジジイ!!今出てくんな!!」


いきなり面構えが変わって腕組みしとる千紘を見たら、そら誰でもぽかんとするわ。

しかも声までジジイになっとんやぞ!これやから2in1は困んねん!!


『オマケじゃ。お前さんの部屋の空間掃除と、他所からもう何も入ってこれんよう、札を作って貼ってやろう』

「え、え…?秋月さん、これはどういうことで…?」

「あー……千紘の幽体の中に、千紘本人と、鎮埋道玄っちゅうクソジジイの魂が混在してますんや」

「え!?あ、あの、鎮埋道玄先生ですのん!?」

「……知ってるん?」

「知ってるも何も……夏の心霊番組いうたら絶対出てきてた人ですやん」

「そうなん?知らんかった」

「知らんかったて……ええ…?」


竹倉サンまで俺のことを「え、嘘やろ、信じられない…」みたいな目で見てくる。

だから何やねん、鎮埋道玄て。凄さが俺には分からん。

怨霊をボコったのは見てたけど、基本的に俺にとってはただのクソジジイやねん。


『ほう、わしを知っておるのか』

「勿論です!!いつも夏になると楽しみにしとったんです」

『そうかそうか。ほれ、札を作るから筆と半紙を寄越さんか。本当はちゃんと硯で擦った墨が良いのじゃが、ひとまず小僧が昨日買ってきておった筆ペンで構わん』

「は?半紙なんて持ってるわけないやろ」


普通は習字を習ってるクソガキか、書道家ぐらいしか使わへんやろ。

半紙常備してるって、どんだけやねん。


『無いのか、半紙』

「無いな」

『ならば買ってこんか』


…………は? 今?? ナウ!?


「はァァァ!?コピー用紙とかでええやんけ!!」

『馬鹿モンが!!そんなもので代用できるわけなかろうが!!無いなら今すぐ買いに行ってこんか!!』

「ふざっけんな!!クソジジイ!!」


しかしなんだかんだ言って俺は財布を手に家を出るしかなかった。

ムカつくから100均のにしたろ。


……効果下がったらごめんやで、竹倉サン。

そん時はクソジジイのせいにしたらええからな。



あ、あと留守番頼んます。




次回へ続く!!

☆面白かったときは評価や感想、レビューなどお待ちしています☆

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。